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プロフィール
コメント数 2404
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  サハラ戦車隊 《ネタバレ》 
舞台は北アフリカ戦線、「トブルクが陥落した」というセリフもあるので1942年半ばという時代設定みたいです。この映画の影の主役はやはりⅯ3リー戦車、製作された43年にはすでにⅯ4シャーマンが登場していますが、当時のバリバリの現役戦車です。米軍が師団単位で本格的に北アフリカ戦線に投入されたのは42年後半のアルジェリアからですが、Ⅿ3戦車は英軍にも供与されたので、そのトレーニーとして米軍の分遣隊が先駆けて戦場にいたという設定ならばさほど無理がないかなと思います。“ルル・ベル”というのが戦車につけられたニックネームですが、『1941』に登場するⅯ3戦車もニックネームが同じで、つまり本作へのオマージュだったわけです。 この戦車が英軍部隊に出会ってイタリア兵とドイツ・パイロットを捕虜にして井戸がある拠点を目指すロードムービー風の前半がとくに秀逸です。英軍兵も南アフリカ兵やフランス人志願兵やスーダン人植民地兵がいて多彩な顔ぶれで、それぞれのキャラも丁寧に撮っていて好感が持てます。イタリア兵捕虜がヒトラーとムッソリーニを比較したりしますが、まだ大戦の形が付いていない時期なのにムッソリーニを好意的に語らせているのはちょっと意外でした。とうぜん軍の検閲が入ったはずですが、こういう余裕がアメリカのアメリカたる所以なんでしょう。 水を求めて攻撃してくるドイツ軍との戦いが繰り広げられる後半ははっきり言ってマンガみたいなお話しですけど、ドイツ軍を騙すための策略や拠点の陣地化する作業などは丁寧に描かれていて好感が持てます。とはいえ大隊規模の部隊が、いくら砂漠での戦闘であるとしても燃料・弾薬じゃなくて水不足で戦闘力を半ば失うなんてことは、現実ではあり得ないでしょう。旧帝国陸軍じゃないんだからそんな補給のヘマはしませんよ、ドイツ軍をバカにし過ぎです(笑)。 9人対500人というおとぎ話みたいな戦闘ですが、ボギーの側もけっきょく二人しか生き残れなかったというのはそれなりにシビアな結末だったのかもしてません。 ハリウッド映画とは言っても戦時中でしかも戦争ものなのでプロパガンダ的な製作意図はとうぜんあったでしょうが、そんな偏見を超えた普遍的な面白さを持ったエンタティメントだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-27 23:22:45)
2.  最後の突撃(1944) 《ネタバレ》 
名匠キャロル・リードが第二次大戦時に撮ったプロパガンダ映画ですが、なかなかの佳作です。戦時中は米英の映画監督たちも競ってプロパガンダ映画を撮っていますけど(ジョン・フォード、ジョン・ヒューストン、フランク・キャプラ、フリッツ・ラング、etc)私が今まで観た中では最良のプロパガンダ映画だったと思います。ちなみに最悪はスターリンが撮らせた『ベルリン陥落』で、トラウマになるほど凶悪な映画です。 さてストーリーは招集された市井の市民たち8人をこれまた予備役将校のデヴィッド・ニーヴンが一人前の兵士に育ててゆくというプロパガンダ映画の王道ですが、8人がけっこう個性豊かに描かれているので訓練場面ばかりですが意外と退屈せずに観れます。ニーヴンは実は俳優になるまでは士官学校卒業のバリバリの現役将校だったそうで、大戦が始まると英国陸軍に大佐の階級で復帰しています。大佐と言うと連隊長の階級ですが、さすがに実戦に出ることはなく情報部などにいたようです。軍に入って将校を勤めたハリウッドスターは多いですが、ニーヴンの大佐が最高位ではないでしょうか。北アフリカに送られた彼らはドイツ軍と激戦になって「最後の突撃」に赴くところでこの映画は終わるのですが、まるで第一次大戦のときの様にゆっくり歩きながら敵陣に向かってゆく姿は、日本軍の玉砕・バンザイ突撃とは違って「勝って生き残るんだ!」というしぶといジョンブル魂が感じられました。 フランス人酒場の主人役でピーター・ユスティノフが出演し共同で脚本も書いていますが、この人脚本家としてもなかなかの腕前だったんですね、感心しました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-23 17:24:51)
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