1. サニー 永遠の仲間たち
本国・韓国でも評判になった本作。ハイ、とってもベタではありましたが、私もハマりました。分かりやすいコメディ要素を入れつつ、泣かせるポイントはこれでもかと指圧の如くグイグイ押しまくる。それでも魅かれたのは、女子のための女子による女子の友情物語だからというところ!女同士だから難しい、そして楽しい。そんな女子たちの関係を描いているところに、掴まれました。女子は国境を超えて同じなんだなぁとググッときました。最後の爽やかな涙もいいですね。出来過ぎ感あるエンディングですが、女子の友情ファンタジーだと思えば、これはこれでOKです。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-04 00:52:48) |
2. ザ・セル
《ネタバレ》 怖くも美しい映像美に衣装。そこは楽しめたのですが、お話の方の毒気がもっと強くていいかも。グロテスクなりサイコホラーなり、もっと振り切って耽美に攻めてくれても…と、少し物足りなさを感じました。キャサリンの背景ももう少し描写して欲しかったかな。個性的で魅せる映像なだけに、惜しい気がしました。でもこの作品はドラマ重視じゃないんだろうなあ、きっと。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 21:53:36) |
3. サブウェイ123 激突
《ネタバレ》 カメラワークが非常にめまぐるしくて、ついてくのに必死。ちょっと疲れる作品だった…。まあでも、そのせいかスピーディーでタイムリミット以上にハラハラしました。しかしそのせいか、全体的にドラマが中途半端な印象でもありました。最後の列車はどうして止まったのか、結局デンゼル・ワシントンはどっちのミルクを買ったのとか、自分の集中力がイマイチだったせいか謎も少なくなく。描くなら、もうちょっとキャラクター背景をきっちり描写して欲しかったかな。何よりトラボルタの思わせぶりな台詞&最後は一体何が何だったのか、スッキリしないままです。 [映画館(字幕)] 3点(2009-10-02 11:07:14) |
4. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 西部劇をほとんど見た事ないし、もちろんオリジナルを知らない私なんですが、ものすごく面白かった。話にグイグイ引き込まれました。無法者で無頼漢っぽいウェイドと彼の護送を自ら買って出るダン、この2人の関係の変化はもちろんウェイドの過去やダンの事情が謎めいており、それぞれの背景に興味が広がる護送途中はもちろん、クライマックスのドラマに大変魅了されました。早撃ちも弾丸の嵐も然ることながら、ダンの父として、男としての在り方、誇り、そしてウェイドの哲学、生き様、同志愛。2人の姿に胸揺さぶられました。最後、口笛を吹いて馬が駆けて終わるエンディングも、カッコイイの一言。最近ワーカホリックなクリスチャン・ベールにラッセル・クロウ、いい仕事してますね~。他の出演者(特にチャーリー役の人)もすごくよかったです。 [映画館(字幕)] 9点(2009-10-02 10:57:39) |
5. サンシャイン・クリーニング
《ネタバレ》 『リトル・ミス・サンシャイン』は好きだったのですが、う~ん…。話にあちこち穴があって、いかんとも。もう少し、クリーニングビジネスの描写(軌道にのってく様)や親父のダメっぷりと背景、妹とリンの仲良くなる過程を、あと一つ描いて欲しかったです。それでも、ローズの見栄を張りたい気持ちには共感するし、間接的に死と触れるビジネスを通して母親を思い出し、それぞれが母を憶う場面には佳かったです。終盤、母親のドラマを観る場面にもウルリとしました。エイミー・アダムスにエミリー・ブラント、いいですねえ。ステレオタイプっぽいとこもあるけど、姉妹の喧嘩や関係は、妹の立場上よ~く分かります。どこも一緒ですね。クリーニング業を通して自分の心もクリーニングし、何だかかんだとちょっぴり陽の光が差し込んでくる。最後は温かな気持ちになります。相変わらずのお爺ちゃん=アラン・アーキンはご愛嬌ってことで。 [映画館(字幕)] 5点(2009-07-30 11:49:24)(良:1票) |
6. さよなら。いつかわかること
かなり淡々としてますが、悲しみや憶いが静かな波のように寄せて返すという感じで、ちょっと後を引く作品でした。主人公の挫折感、真実を直視できない弱さ。そんな父の一種の逃避行に気づくも、思春期で勘の鋭い長女は黙って、父の想いが整理されるのを待つ。その長女に、もう少し大きな波を起こしてほしかったかなあという感じです。物語全体に起伏がちょっと乏しかった。しかし主人公をジョン・キューザックが好演してるせいか、アメリカが言及され描かれてるというか、リベラルというのか。音楽が控えめでいいなあと思ったら、クリント・イーストウッドなんですねえ、ビックリしました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-03-06 11:40:07) |
7. サウンド・オブ・ミュージック
大人になって観ると、あれ、こんなにドキドキする映画だったっけ?と、大佐とマリアの恋愛模様に胸ときめいてしまいました。お互いの想いが交錯するダンスシーンも素敵ですが、大佐がエーデルワイスを歌うシーンには、マリアじゃないけど私もウットリです。2度目のエーデルワイスでは、大佐が詰まるとことに胸がグッとき、そんな大佐をフォローし寄り添うマリア…ホロリとしました。ジュリー・アンドリュース、ほんと綺麗ですね。小さい頃に観た時と同じく、ザルツブルグの山々の美しさ、そして何といっても歌の素晴らしさ!楽しさ!は全く色褪せません。普段会話があまりない父とも、Do-Re-Mi, Sixteen Going on Seventeen, My Favorite Thingsを一緒に口ずさみ、一家団欒の時間を育めました。いやぁ、映画って本当にいいもんですね~。 [地上波(字幕)] 9点(2009-03-06 11:14:46)(良:2票) |
8. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
先の来日公演が高くて行けなかった貧乏な私には、この料金でライブを疑似体験できるのは有難かったです。いや~めちゃカッコいいしセクシー!ほんとカッコいいですねえ~劇中何度となく、心の中で呟いてしまいました。冒頭のスコセッシとストーンズ側での舞台についてのやり取り、ライブ中に差し込まれる過去の映像、エンディングまでの流れに、単にライブ記録映画ではなくまとまりがあって、1つの作品としても楽しめました。でも結局“Factory Girl”は演らなかったのね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-24 10:46:43) |