1. サヨナライツカ
《ネタバレ》 沓子(中山美穂)も、もちろん綺麗なんだけど、 光子(石田ゆり子)が美しかった!いつも凛としていて素敵だった。 彼(豊=西島秀俊)は「沓子」と「(光子では無く)出世」を天秤にかけたけど、 正しい選択をしたと思うわよ。 沓子は美しく情熱的だけど、その先の長い人生を一緒に 「生活」していくのは大変だと思うもの。 「一緒になれなかったからこそ、思い出が美しく残る」ってことは、よくある事。 (でも私だったら、正しくない道を選ぶわね。) 最後に彼は、何もかも投げ出して沓子に逢いに行ったけど、 引き金を引いたのは、彼の息子よ。心が通わなくなっていた長男の言葉。 彼は、25年前に諦めたもう一兎を手に入れようとしたのよ。ずるいわね。 光子は最後までクールで素敵だった。 そう言えば私も、自分の両親が、今の家族を築き上げる為に、 何を諦め、何を犠牲にしてきたのか、何も知らないわね。 私が生まれる前に、父と母、それぞれにどんなドラマがあったのか、 私は何も知らないわ。 だから彼の長男のように、私も平気で親を批判できるのよ。 [DVD(邦画)] 5点(2012-02-18 23:19:18)(良:1票) |