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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
久しぶりに鑑賞しましたがオープニングから無駄が無く非常にスマートな作品。情報量が多い割りにスッキリしていて、全体的にとても洗練されています。ただ、フェラーリ(F355?)をぶっ壊す派手なカーアクションっている?って感じはしました。  大根役者っぽいニコラス・ケイジの代表作といえば「フェイス/オフ」「コン・エアー」、そして本作「ザ・ロック」だと思いますが、捨てられた子猫のような目つきとこのガチムチ具合は、そりゃ人気も出るわな~と、いった感じですが、、でもすぐにアクション路線から離脱しちゃったんですよねこの人。  序盤から善人がやむなく悪事に手を染める理由を明確に描いている点は少しあざといというかズルいです。しかしエド・ハリスにはこういう役が本当によく似合っていて、ズルいんだけど素晴らしいという流れがきちんと出来上がっていた点は流石でした。 また”元英凄腕諜報員”という大いに笑える設定のショーン・コネリーがカッコ良すぎで震えるくらいです。本作公開当時66歳であることを考えると奇跡の渋さ&身のこなしで文句のつけようがありませんでした。ちなみにウォマックFBI長官(ジョン・スペンサー)はまさかの50歳ってのがまた笑えます。大分年上に見えますよね彼(笑)  ラストまで文句なしの娯楽作品の王道でした!
[地上波(字幕)] 8点(2024-03-29 13:04:49)
2.  ザ・フライ 《ネタバレ》 
やっぱりなんだかんだいってクローネンバーグが撮影した本作は名作。ただ、序盤から不要な部分は潔くカットされていて、本当に必要なことしか見せないのはちょっとやり過ぎです。個人的な感覚ですが、映画といえば無駄にゆったりしたシーンも必要だと思っている私からしたらちょっとせせこましい印象でした。  冷静に考えたらあれほど頭が良い主人公(セス=ジェフ・ゴールドブラム)が、少し女に絆された程度で頭に血が上って、、勢いに任せポッドに入ってしまうのは少々無理があります。まあ、裏を返せば女が絡むと怖いよなぁとも言えなくもありませんが。あと、ハエ男の変化途中はかなりリアルでグロいですが、当の本人は割と興味津々で精神的にタフな点も少し違和感がありました。普通なら自殺もんですよねこれ?  全体的によく出来た哀愁漂うSFホラーですが、ベロニカ(ジーナ・デイビス)の精神がちょいちょい理解不能で困っちゃいました。アレ(ハエ男)を見て、いくら元恋人であっても「可哀そう~ ハグ~」とはならないと思います。やっぱ明らかにキモイしグロい怖いしで、一刻も早く関わりたくないってのが正常でしょう。 あと忘れてはいけないのが、キモウザ元彼(ジョン・ゲッツ)も、ぶっちゃけた話、こんな女に関わったばっかりに手と足を無くしてしまうという大惨事に見舞われてしまった不幸な男です。ラストでジョン・ゲッツが死ななかった点もクローネンバーグのいやらしいところだと思います。数十年ぶりに見ましたが本当に素敵な映画でした。
[地上波(吹替)] 7点(2023-12-16 22:15:22)
3.  サイコ(1960)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「サイコ」非常に素晴らしかった。世の中が高く評価しているにはそれなりの理由があります。既視感があるのはそれだけサイコを参考にした映画が多いという証明でしょう。惜しいのは前半40分ほどがちょっと退屈するという点ですが、ここに有名なあのシーンと音楽があります。主人公だと思っていた人があんなことになってからは加速度的にどんどん面白くなっていきます。特にノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の上手さでこの映画は成り立っているといっても過言ではなさそうです。ストーリー的にも絵的にもノーマン・ベイツの気味悪さは素晴らしかったです。  やはり映画は正しい方法で技巧的であるべきだと痛感させられます。ヒッチ映画は複雑なのに非常に分かりやすい。判りやすいのに特徴的なカット割りが多くあります。カメラワークも良く考えられていてとにかく見やすい。この「とにかく見やすい」は今の監督さんにも見習って頂きたいです。 ネタバレするので多くは書きませんが、ナレーション=女性の頭の中で一人で会話させるという技法は本当に素晴らしかったです。意味ありげな警官、ラストカットを入れたセンスも素晴らしい。この作品一本だけでも一度見たら忘れないような素晴らしいカットや技法が沢山あります。本当に凄いことです。まさに名作、死ぬまでに一度は見ろの典型作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-03 12:32:35)
4.  ザ・ドライバー 《ネタバレ》 
TV録画、吹き替えで見ましたがドライヴ(2011)の元ネタがあったなんて知りませんでした!ライアン・ゴズリングのドライバーも寡黙で素敵でしたが、2011ではスト―リー的にちょっと凝り過ぎていてイマイチ判り難い部分もありました。で、本作ザ・ドライバー(1978)ですが、こちらはドライバー役のライアン・オニールと賭博師役のイザベル・アジャーニがCoolすぎて痺れた。ストーリーはシンプルで判りやすいものの、終盤のカラクリ的には少々矛盾していてご都合主義感は強めです。  ライアン・オニールといえばバリー・リンドンのバリー役が有名ですが、大根役者だと思っていましたが本作を見て大根役者が確定しました。でも、しゃべらずに意味ありげな目つきで見つめる異様な様は迫力があって心底素晴らしかった。この演出はバリー・リンドンでも見られ、言葉を発しない絶妙な間とどっしり落ち着いた目つきで凝視するその貫禄は彼独特のものですが、迫力があって妙な怖さを感じます。 イザベル・アジャーニも22歳という設定&実年齢も23歳。この年齢にしてはあまりにも不自然過ぎる落ち着き具合と、そして異様なまでのクールさとトーンの低さ。この異様な雰囲気を醸しまくっている二人のカップルが赤いピックアップトラック(シボレーC-10)に乗って、敵の車(トランザム)を突っつく様はカッコよすぎてそれはもう痺れる。  この映画が人気なのは上記二人の異様なまでクールさと対比する形で見せる刑事役のブルース・ダーンの上手さでしょう。この人がお笑い担当というか、刑事なのにかなりはみ出していて際どいギリギリ悪人風情の刑事を演じているおかげで躍動感が生まれています。正直駒として利用するチンピラより悪人でしょコレ(笑)彼のラストの振る舞いも素敵。(でも終盤のカラクリは少々疑問符が付きますが・・)  今風のCGや細切れ撮影にはない、古き良き時代のカーアクション映画の名作です。45年後の今見ても結構普通に見られるので点数は甘めです。
[地上波(字幕)] 8点(2023-07-31 12:42:26)
5.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
一般的には好き嫌いが判れそうな展開です。残念なことにダニーボイル&アレックスガーランドら特有の”驚く展開にしたい”という妙な癖が多数の観客の反感を買ってしまったような気がします。  皆さんご指摘の通り後半部分があまりにも突飛ですが、そもそもこの映画は序盤からピンバッカー的思考(マーク・ストロング)で話が進んでおり、実はほとんどのクルーが太陽に魅せられています。ある者は破滅し、ある者は命を投げ出し、そしてある者は使命を達成する、そんな映画です。ピンバッカーがああなった経緯が端折られているので、そういった意味では非常に不親切といえますが、序盤からサール(クリフ・カーティス)やカネダ船長(真田広之)など太陽と関わるシーンが多く、ピンバッカーがどうなっていったのかはおのずと理解できる作りにはなっています。 仮にピンバッカーが出ていない脚本を想像してみましたが、それはそれでやたらと退屈で地味な映画が出来上がりそうな気もします。結局のところ、ダニーボイル&アレックスガーランドの選択は間違っていなかったということでしょうが、ピンバッカーの扱いがもう少しソフトでしたら万人受けしただろうにと、その点は本当に惜しいと思いました。  ラストも綺麗にまとまっていてなかなか完成度の高いハードSFといえます。若干の説明不足感や各シーンのぶつ切り感はありますが、冗長になりがちな説明シーンを省いてくれたおかげでスピード感と緊張感を保った素晴らしい編集になっています。宇宙が大好き、SFにロマンを求める、哲学的な映画が大好きという方には強くお勧めできる映画です。ノーラン監督のインターステラーとは対極にあるようなハードSFの名作といって良いでしょう、個人的には最高のSF映画でした!!
[インターネット(字幕)] 9点(2023-04-13 13:43:22)
6.  座頭市(1989)
89年の本作が本家版「座頭市」としてはラストになります。今見ても豪華キャストに驚きますが、他の方もおっしゃっているようにこの作品では群を抜いて勝新の貫禄が凄いことになっています。  ただし、勝新太郎ご本人が監督と主演をやっているせいでかなり荒削りな作品に仕上がっています。制作裏話なども広くTV放送されており、全く行き当たりばったりだった勝新の無能ぶりが広く知られています。突然樋口加奈子と風呂に入ったり、実の息子(雄大)が親分だったり、まあ、やりたい放題といった感じですが(笑)、このやりたい放題感が功を奏したのか、いかさま賭博、夜道のちょうちん、三木のり平との一件、僧侶との切り合い、用心棒(緒形拳)との一騎打ち、、とまあ、挙げればキリがないくらいメジャーなシーンのてんこ盛りとなっています。おそらく観客が観たいであろう有名なシーンのオンパレードで、まさに集大成とはコレのことです。実際私もこれが見たかった!といった印象を持ちましたし、不思議とラストには綺麗に収まっているのです。 あと、何気に勝新監督の映画ということで八州取締役(陣内孝則)、赤兵衛一家の親分(内田裕也)、浪人(緒形拳)などもかなり気合が入った演技を見せており、見どころの一つになっています。(鶴:片岡鶴太郎とのほのぼのしたやり取りもきちんと入っています)  エンディングで英語の歌が流れ始めた時には正直腰が抜けましたが、、リマスターDVDは大切に保存しております。作品としては6点程度ですが勝新の心意気に+1点です。余談ですが海外ではブルーレイ化されていますが日本国内ではブルーレイ化されておらず、利権の闇に飲み込まれている不運な作品。
[DVD(邦画)] 7点(2022-09-17 13:47:45)
7.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
オリジナル版は未見。地味そうなので見るのをためらっていましたがついに鑑賞。結果的には想像していたよりもかなり楽しめました!ただし難点もチラホラ見られるので、皆さんがおっしゃるように惜しいなといった印象も強く残ってしまう残念な映画でした。  まず、ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)が男前なのでダメ人間に見えない。そしてベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)はやっぱりイイ人に見える。いや、実際にはリアルでは性格にかなり難アリの問題児だそうですが、見た目から意外とインテリジェンスが感じられて悪そうに見えないのがちょっと残念でした。反面、チャリー・プリンス(ベン・フォスター)が一見するとチャーミングな愛されキャラに見えて、油断していると実は極悪非道という二面性をウマく表していて素敵でした。  キャラの見栄えの問題もさることながら一番は脚本の詰めの甘さです。ピーター・フォンダ扮する賞金稼ぎ(探偵)に関しては「俺を生かしておいたら後悔するぞ」と言っておきながらあさっり無駄死にします。また、女性陣がやたら美しい割りにただのお飾りにしかなっておらず意味深なセリフのみで非常に勿体なかった。そして最も残念だったのが皆さん同様にラストです。アレではせっかく今まで貫いてきた知性のウェイドもただ気分屋の変態に成り下がってしまいました。彼の気持ちは理解できますが、それでもわざわざ助けにきてくれた部下をああもアッサリ・・ これは無理があり過ぎました。そもそもホテルの部屋から「お前らは一切手を出すな、ボスの俺に任せておけ!」で済んだ話ですよっと。  全体的に見渡してみると、息子ウィリアム(ローガン・ラーマン)とダンとの物語は非常に良かった。文句のつけようがなかった。そしてウェイドの佇まいと迫力、絵と聖書の伏線も素敵だった。しかしラストがねぇ・・ 以下略。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-04 21:56:32)
8.  ザ・セル 《ネタバレ》 
皆さんおっしゃるようにオープニングの砂漠の雰囲気は素晴らしい。プロットもキレイにまとまっていて特殊なストーリーの割には全体的に判りやすく仕上がっています。話の屋台骨はよくあるカルト殺人を追う話がメインになりますが、序盤、システム説明を行うために昏睡状態の子供を治療する先鋭的な治療法が語られます。これがちょっと無理が多くていまいちリアリティに欠けますが、この映画の肝になる部分なので致し方ないところです。この先鋭的なシステムを使って殺人鬼の心の中に侵入する訳ですが、侵入するためのストーリー展開は非常に自然でした。  心に入ってからは何ら違和感はなく、むしろ連続殺人鬼の病んだ心中の表現がとてもキモ&グロくてGoodです。やたらとキモイこの表現がドン引きにならずなかなかの芸術に昇華しているのは監督と美術のセンスか(それともパクリ全開のせいなのか・・) 個人的にはオッド・ネルドルムのドーンのシーンが素晴らしかったのですが、私はこの映画で初めてこの芸術作品を知りました。とにかく馬が輪切りになったり階段がアチコチにあったり、逆さ向きに転落したりと・・ 印象深い映像が多くて驚くばかりでした。(ただ、後半はちょっと小林幸子風味で失笑を誘うシーンもあったりします) 公開当時話題になった、美し過ぎる主人公キャサリン・ディーン(ジェニファー・ロペス)ですが、確かに非常に美しい女優ですが個人的にはあまり好きなタイプではありませんでした。また、序盤にある死体を漂白するシーンの後、自分を吊るして○○するシーンはあまりにもおぞましく非常に強烈でした。  巨大な水槽が拳銃で割れるとか、なんでFBI捜査官(ヴィンス・ヴォーン)まで心の中に入ってくるんだ?とか色々突っ込みどころも多い映画ですが、この映画はビジュアルで見せる作品なのでそういう部分は華麗にスルーしたいです。何度も見たいとは思いませんが、強く心に印象付けられる映像美だったと思います。(衣装担当の石岡瑛子さんは素晴らしい仕事をしたと思います!)
[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-15 17:54:15)
9.  サバイバー(2015) 《ネタバレ》 
皆さんの手厳しいレビューも致し方ない状態。一流役者が勢ぞろいしていますので演技自体は結構楽しめるものの、いかんせんストーリーやカット割りに無駄が多くとても散漫な作品だったというほかありません。  ”時計屋”(ピアーズ・ブロスナン)の得体のしれない雰囲気は素晴らしく、扉を挟んでサイレンサー付きの拳銃を構える様はまるでMr.Bond。しかし最強の殺し屋の割には仕事が甘く、サム(ディラン・マクダーモット)にはとどめをささない、無駄に近づきすぎてミラジョには切り付けられ、ラストでもご丁寧に安全な室外機の方向にミラジョを投げつける始末。結構間抜けな殺し屋、いや愛すべき最強の殺し屋でした。 ビル(ロバート・フォスター)もそう、彼特有の”なんかありそうな雰囲気”は素晴らしいのですが、これが全く中途半端でよく判らないまま退場してしまうので非常に勿体ない。後に理由が判明するにしても序盤にあった大掛かりなヘリのロケが勿体無さすぎて、もうちょっと何とかならなかったの?と純粋に感じてしまいました。  極めつけは無駄に貫禄があるミラジョ。成績優秀以上の一流外交官ケイト=ミラジョがクールなバイクで登場しちゃうと、まるでなんかやってくれそうな雰囲気(バイオ的な)しかありませんが、バイクも全く生かされないまま白々しい演技で弱い女を演出。その割にはちゃっかり一人で最強の殺し屋や大使館を守る軍隊を相手にし、国際手配中の国際空港からスルっとニューヨークに高跳び。そもそも、ミラジョ自体ミスキャストだった疑惑もありますが、外交特権というセリフはいったいなんだったのか?まるで説得力のない流れに脱力感も半端ありません。 クレイン大使(アンジェラ・バセット)やサリー役のフランシス・デ・ラ・トゥーアなども良い味が出ていますが、見た目に癖が強過ぎて無駄になんかやってくれそうな雰囲気を醸し出してしまっています。こちらも明らかにオーバースペックでミスキャストだったように感じます。  ストーリー自体は無難にまとまっていますが、意味ありげで全く意味が無かった監視カメラ風の映像や自己主張の強いNYのタクシーなど、全体的に無駄な描写が多くご都合主義が目立つ脚本でした。キャスティングだけは最強で、そのおかげで何とか持ちこたえた作品といった印象です。好きなキャスト陣に免じて甘めの点数で。
[地上波(字幕)] 4点(2022-07-14 17:18:45)
10.  座頭市の歌が聞える
座頭市を10作品ほど観て、最も好きだったのがこの作品でした。太鼓の音より影を使って殺陣のシーンを撮影していたところが非常に印象的で良かったです。勝新の作品の中では全体的に渋い仕上がりだと思います。余韻も含めて好きな作品。
[DVD(字幕)] 6点(2022-05-04 13:40:03)
11.  ザ・アウトロー(2018) 《ネタバレ》 
極めて退屈な映画でした。一部リアルな表現はありますが全体的に単調で平凡な作品。確かに「ヒート」+「GTAV」+「ユージュアルサスペクツ」が合わさったような映画でしたが、あくまで”表面上は”というだけのこと(笑) この手の映画としては「ザ・タウン」なんかも大して面白くなかったし、いかに「ヒート」や「GTA5」のクリエイターが有能だったのかよく判ります。本作で判ったことは、いくらプロットと映像を人気作品に似せても無意味であるということです。むしろ黄金レシピを使ってこれほどダメなものが出来上がるとは、どんだけ・・ って話ですよ。  ラストのどんでん返しはいうに及ばず。そもそも下っ端の彼に大事な役割を与えている時点で胡散臭いし、普通なら刑事とつながっていると分かった時点で海の底かドラム缶の中です。それから手口に関しても極めてGTA5的で子供じみていました。そもそも札の量が違ったらダメでしょうに。。 最後に敵ボスの無意味に命を投げ出すカッコいいシーン、これも明らかにご都合主義でお粗末すぎですし、もう何もかもがご都合主義でアウトローたちも空回りしまくりでした。やれやれ・・ どれ、今から「ヒート」でも再見しますか。。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-04-12 02:03:25)
12.  ザ・サークル
前半は結構イイ。中盤もなかなかイイ。でも終盤が嫌。政治や投票の話が出てきてからがダメでした。あくまでエンタメ、ファンタジー的なロジックであったはずの話をリアル路線に寄せてしまったのが映画がコケた原因でしょうか。 タイ・ラフィート(ジョン・ボイエガ=SWのフィンさん)の役処がチョット勿体無い感じでしたし、彼をもう少しメインに持ってきてエンタメ的な流れを維持してくれていたらもっともっと楽しめたかも。それにしても中盤にあった、SNSやソーシャル、ウェアラブルデバイスの強制利用はウザいですね。あの時点で私は自主退社ですよ。。  ちなみに、もしもエマ・ワトソンの私生活が自由な目線でリアルタイムに見られたとしたら鼻血ブーだろうな。そういう意味では夢がある映画だったと思います。(女性陣には響かないかな) 全体的には嫌いな映画ではないのですが、最終的に何が言いたいのかよく判らなかったし終始中途半端な印象が強かったため、厳しめに評価しておきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-06 18:08:04)
13.  ザ・メキシカン 《ネタバレ》 
約20年ぶりの鑑賞。記憶の中では結構面白かったほうに分類していましたが改めて見てみるとそんなでもなく。。そもそも論になってしまいますが、どうでもいいカップルのどうでもいい話、どうでもいい事件だった訳ですが、序盤のジュリア・ロバーツのヒステリーですでに観客のイライラ度はMAX(コレ狙ってんの?それともハズしてんのか?)。そのまま面白くもない話が15~30分ほど続きますが、面白いのはメキシコの古い拳銃の伝説話が出てから、それとリロイ(だと思ってたウィンストンさん)のゲイの告白がなされて以降は彼が魅力的で結構引き込まれます。(でもやはり、”だからなんなの?”的な顛末ではありますが)  アラン・シルベストリの音楽も控えめで変な主張もなく割と落ち着いており、全体的な絵作り、ブラピの雰囲気なども今見てもなかなかオシャレです。しかし、ブラピ、ジュリア・ロバーツ、ジーン・ハックマン等々、超ビッグネームが多数集っている割りに大したことない内容で、見ている側としてはこのカップルがくっつこうが離れようが、、正直どーでもイイ訳で。。  まさにデート映画の典型、流し見に最適な作品だったと思います。(伝説の拳銃を作った鍛冶屋の娘さんは満場一致で可愛いいと思ひました)
[地上波(字幕)] 5点(2020-03-26 20:37:58)
14.  ザ・イースト
ブリット・マーリンさんはアナザープラネットの時に知りましたが、若くて綺麗、脚本と主演までやるなんて凄いと思ったものです。 しかし彼女、才色兼備ですが何だかとても重要な何かが抜け落ちているような印象も受けます。脚本家としても女優としても、実のところ才能なんかなくて、全てにおいて頭の良さだけで押し切っているのかもしれません。(随分と上から目線でごめんなさい)  本作は話のペースと内容のバランスが良く、最初からとても見やすいです。適度に丁寧で適度に端折ってあるストリーテリングは絶妙で、”ある程度の所までは”緻密にストーリーが練られているんだろうなと感じます。 しかしミステリアスで緻密な雰囲気を醸し出す一方で、「さあこれからだ!」という時に映画が終わってしまうという、見ている側を全く無視した驚きの展開を見せるのもこの映画の特徴です。思い起こせばアナプラも似たような流れでしたね。  もしかしたらエンドロールで畳みかけるのが彼女の脚本の流儀で、観客の皆も自分と同じくらい脚本の本質を理解してくれていると勘違いしているのかもしれません。序盤から結構面白かっただけに、、なんだか非常に惜しい作品です。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-03-22 15:44:29)
15.  ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
予想と大分違っていて色々困惑しました。エジプト系といえばハムナプトラですが、アレもあまり好きではありませんでしたが、それでもコレよりは大分マシだったと思います。 そもそもアレックス・カーツマンという人がイマイチ私には合わないらしい。色々調べてみると彼が脚本を書いた映画はどれもこれも派手なだけで大して中身のない、もっといえば何が言いたいのかすら理解できない作品が多いようです。今作も例に漏れず、彼の作品らしい派手でイミフな映画の典型例だったように感じます。(でもドラマ、フリンジ/FRINGEは大好き)  キャスティングが豪華でユニバーサルがこの作品に力を入れていたことが伺えます。しかしラッセル・クロウなんて出オチ感満載で、どのシーンも何がしたいのか全く意味が判りません。そもそもジキルとハイドなんて絡ませる意味があったのかすら疑問です。トム・クルーズに関しては安定の演技でしたが、彼はどの役でも彼(トム・クルーズ)でしかなく、年齢と共に三枚目の役しか出来なくなってきているのがチョット気になりました。(今となってはトムはMIシリーズを延々と回してるほうがイイ) アマネット役のソフィア・ブテラは満場一致で可愛い。出来ればもう少し脱ぎ脱ぎしていただきたかったところです。ジェニー役のアナベル・ウォーリスも頑張っていましたが、若手の割に妙に落ち着いていてイマイチ印象が薄い感じでした。  続編ありきという流れも打算的で非常に残念、色んな意味で退屈な映画でした。女性陣にオマケして4点。(オマケなかったら3点)
[地上波(吹替)] 4点(2020-03-21 13:25:11)
16.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 
ネタバレすると残念なので前知識無しで見ていただきたいのですが、、「最後のBOOK」といえばアレだろうなと安易に想像できます。また盲目かどうかが議論になっていますが、途中から出てくる盲目の母(ジェニファー・ビールス)の演技と比較すると主人公が盲目でないのは明白だと思われます。主人公は対象物にシッカリ視線を送り、そして目を見て話しています。  ラスト付近に賛否あるようですが神の啓示のまま西へ歩き、主人公がココだと思った場所が到達点なので、それはそれでOKだと思います。そして友は友の意思を引き継いでまた旅立ちます。いくつか難をいえば主人公がなかなかしぶといのは「何か特別なものの力が働いている」で一応納得できますが、超人的な強さの説明が一切無いのは少し残念です。あと、30年も歩いていたわりにラストは車でチョイチョイとか・・ プロットが崩壊している箇所もチラホラ見られます。(そもそもアメリカを横断するのに歩きでも30年かかるのはおかしい)   マッドマックス以来のリアルな世紀末感、大ヒットゲームFO3そのまんまの描写、そういった観点で見た場合は非常に素晴らしい映画でした。ROMEのプッロ役の人含め、出演陣が割と豪華なのも良かったです。キリスト教に興味がなくても十分に楽しめる作りになっています。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-03-13 13:20:09)
17.  ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 
ベン・アフレックが嫌いなのでこの映画もスルーしていましたが、評判通り、なるほどなかなか良かったです。。自閉症の人の、ある側面がとんでもなく凄いんです!という映画は昔から色々ありますが、今回は主人公をスーパーマンに仕上げちゃったのが面白いですね。きちん子供時代から丁寧にトレースしてあって、スーパーマンになった経緯に説得力を持たせてあるのが良かったです。(わりと真面目にリアル志向になっている)  ラストで全てつながる部分は「なるほど~♪」とは感じましたが、まあ・・ だからどうした的な結末ではあります。個人的にはジャクソン・ポロックの絵画と絡めた淡い恋愛パートと、その結末が主人公の心境を表していて高得点でしたが、途中、女のほうから擦り寄るシーンは不要でしょうねこれ。あと、兄弟が再開するシーンも全く不要で蛇足でしかなかったです。(会ってお茶するわけでもなし、交錯してお互いを感じ取るだけで十分でしょココ)  上記二つの蛇足感が無かったら+1点出しても良かったですね惜しいです。しかしこの映画、まあまあ成功してますのでくれぐれも続編を作らないでもらいたいものです。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-03-13 12:49:24)
18.  猿の惑星:新世紀(ライジング)
文明が崩壊する部分が見たかったのにバッサリ端折られていました。序盤から確立された世界観で、なんだか巷にある数多のCG映画のようで退屈してしまいました。 おそらく内容的には人間の愚かさと獣の怖さ、そして人間の愛情を知るシーザーと虐待され続けたコバの対立、更にいうと人間の頭脳と猿の頭脳(実は猿のほうが頭が良かったり)などなど盛りだくさんで、結構深い内容のハズですが、CGが出来過ぎているせいか流れが悪いせいか、大切な哲学的側面がほとんど頭に入ってきませんでした。ラストの猿同士の対決も巷にあふれるCG映画よろしく、かなりライトな感じで普通です。  三部作のラストが控えていますが、ちょっとお金払ってまで見るべきか悩んでいます。個人的にはもっと哲学的側面を強調してほしかったですね。。
[インターネット(吹替)] 4点(2020-03-13 12:42:23)
19.  猿の惑星:創世記(ジェネシス)
キッカケになる部分を丁寧に描いてある点は高評価でした。またCGIの発達でまるで違和感がない描写も凄いです。でもなんだか他の普通のアクション映画(見たら忘れる系)の一派であったのもまた事実です。  シーザーママが暴れるくだり、女性との出会い、オヤジさんを助けるくだりなんかはご都合主義感出ちゃっています(その割に不要なシーンだったりもします)。中盤シーザーが地位を確立してゆく流れは素晴らしいのですが、その後人間と戦う部分は結構安っぽい感じになっちゃってて残念感が漂います。そもそも論ですが、主人公が一番の悪(キッカケ)ですが、何となく看守や警察などにすり替えられていて、人類=悪という構図はいただけません。この映画はあくまで主人公のワガママや倫理観の欠如から起きた事件であることを強調すべきでした。  個人的にはリメイク=あくまでオリジナル脚本をそのまま最新映像で蘇られていただきたかったなという気持ちが強いです。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-03-13 12:42:05)
20.  ザ・ウォール(2017) 《ネタバレ》 
リミットという映画を思い出しましたが、、ザ・ウォールのほうがより熱中できました。評価が低い人もいらっしゃいますが、なかなかの拾いもん映画ですよコレ!  まず戦争素人でもこのシチュエーションの怖さが理解できる点が素晴らしい。敵地のど真ん中、死亡している人全てが頭を撃ち抜かれており、その現場で自分も的にされているという恐怖たるや凄まじい。相手がどこから狙っているかわからない恐怖。そしてその相手は凄腕&伝説のスナイパーかもしれないということ。おおよそ全ての戦争の恐怖が収まっているように感じます。更に自分も瀕死の怪我を負った状態にもかかわらず、涼しい声で相手が嘘をついて通信してくる恐怖が追い打ちをかける。  粗を探せばたくさん粗があると思いますし、戦争に詳しい人からしたらありえない設定もあるかもしれません。しかしそういう穴を突くよりこのシチュエーションスリラーを楽しんだほうがイイです。あっという間の90分でした。コンパクトなシナリオが好きな人にも強くお勧めできる映画です!
[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-20 17:08:54)(良:1票)
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