1. シャイン
別にクラシックを聴かない人でも、十分楽しめる(と思う)映画。ピアノという楽器が主題のためか、澄んだ独特の雰囲気がある。映像も素晴らしいのだが、劇中で主人公が弾く、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第三番」の出来がよくない。この映画は実話を基にしているのだが、主人公に当たるデヴィッド・ヘルフゴッド氏の演奏は、(劇中の音楽のいくつかは、実際にヘルフゴッド氏本人が弾いている)クラシックを聴く人からすればお世辞にも上手いとは言えず、サウンドトラックの「ピアノ協奏曲第三番」と大ピアニスト:ホロヴィッツの演奏によるそれとを比べれば、その差は歴然である。(特に、ラストの部分でのスピード感が全然違う) ので、その分で-1点。 5点(2002-11-19 19:06:22) |