1. 地雷を踏んだらサヨウナラ
カンボジアでアンコールワットを観た後、このビデオを観た。その時の思い出がまだ身体に強く残ったままだったので、一場面、一場面が重く心に届いた。僕はバンコクから国境を陸で越えたのだが、バスでの途中の食事休憩の時、子供たちが集まってきて彼らをデジカメで撮ったり、近くにあった花をお互いの頭に飾ったりして遊んだのを覚えている。それが、この映画の中で主人公が子供たちと遊ぶシーンと重なってしまい、彼らが死んだ時、何とも言えない辛い気持ちになった。僕はもちろんアンコールワットを撮影したりしたのだが、今は日本人なら誰でも観光できるスポットが三十年前には命を賭けなければ行けない場所だったのだ。この映画はエンターテインメントとしてもよりも、ドキュメンタリーとして歴史に残る作品だと思った。 8点(2003-02-24 00:03:34) |