1. 仕立て屋の恋
切ないけど、ちょっと気持ちわるかったりもする。でも、途中でやめたくなるほどではない。 ほかの映画と比べたらかなり短いところが、むしろこの気持ち悪さを面白さや共感に転化させる要因になっていると思う。 つまり、この映画の成功は長さにあり、と言いたいわけ。 ルコントに比べると、長さに鈍感な監督が多すぎるんじゃないの?と思いますね。 7点(2004-07-11 23:06:53) |
2. シー・オブ・ラブ
チョ~苦手なパチーノ出演作のうち、これだけはなぜかよかったなあ、という記憶とともにあったんだけど、見直してみたら、あらまこんなに濡れ場の多い映画だったのねえ。プロットもたーんじゅん! でもエレン・バーキンの女っぷりがいいし、かなりハラハラさせてくれるから、まいっか。私はパチーノのオーバーアクトが嫌いだから、これくらいの力の抜け加減がやっぱりちょうど好み。 7点(2004-05-17 00:45:32) |
3. 主婦マリーがしたこと
《ネタバレ》 実話だと聞きました。ナチス占領下のフランスにおいて、運命に翻弄されたマリーは最後に見せしめにされて、2人の子どもを残してギロチンにかけられていきます。映画は声高に叫ぶのではなく、淡々と、マリーは誰のせいで何のせいでこうなったのか?ということを、観客一人一人に考えさせようとします。価値観を押しつけたりしない描き方が秀逸で、これは老若男女を問わず、もっと多くの人に見ていただきたい、戦争映画の秀作です。 9点(2004-03-18 13:20:13) |
4. 白いドレスの女(1981)
ウィリアム・ハートとキャスリーン・ターナーという配役から格調の高さを予想すると裏切られる、B級半的映画。 そこが面白い。 但し、「白いドレスの女」なんていう陳腐な邦題より原題のほうがなんぼかよかったのにねえ。 今みたいな、原題生かしの発想が薄かった時代の作品だからしょうがないのかなあ・・。 7点(2003-03-21 04:36:55) |