1. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
いやぁ………酷かった。 見る前に、酷評を受けているのを知っていたので、「と、言う程酷くはないのでは…」と思っていましたが、これは…原作ファンは怒りますし、納得出来ないのも頷けます。薄い恋愛要素や、無駄なケンカシーン。原作で大事なセリフやカットは沢山あるのに…大事な部分が蔑ろにされている。 大きなアレンジをするのなら、セリフも実写劇場版用に作ってもほしかった。言葉だけ引用しても、その言葉の裏側にある「重み」は、このシナリオでは絶対に心に響かない。 映像が頑張っている分、勿体ないし、残念感も大きかったです。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-08-19 00:17:48) |
2. ジュラシック・ワールド
「1」を劇場で見て、ただただ驚いて続編も見に行っているのですが… やはり、どうしても「1」の衝撃は超えられない。今作もその一つ。ただ、「2」と「3」に比べて、「1」を劇場でリアルに見れなかった人にとっては、良い映画なのかもとは感じました。なぜなら、「2」と「3」の恐竜なのに怪獣映画的なシナリオに比べて、終始、家族問題をにおわせる子ども目線と、恋愛的な要素が大きく、人の自然に対する甘さ、弱さが「分りやすくが描かれている」から。そして、新しいジュラシックシリーズが、とても純粋に「恐竜映画の面白さとは?」を描いているように感じた。「2」「3」の時の、恐竜を出せば売れる!お金になる!感がイヤでしたが、素直に娯楽映画感ある今作は、家族で見て楽しめる一本だと思います。個人的には、愛情を持って育てれば恐竜と意思疎通が出来る部分が、ある意味人情的で好き。実際はどうか知りませんが、「どうか、意思が通じますように!」と心で願ってしまいましたから… まぁ、「1」の衝撃は超えられないので、この点数。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-08-08 01:51:53)(良:1票) |
3. 少年マイロの火星冒険記
※タイ国在住。タイのTVで放映された為、タイ語で視聴※ 分りやすい設定は、家族で見るには良い感じでしたが、深い内容の映画慣れしている自分には物足りなさが残る内容でした。ウチの子が主人公と同じくらい成長した時に、お母さんの大切さを知る意味で見てほしいなぁ…とは思いました。 CGはディズニー作品らしくクオリティーも高く、地下世界など、複雑さと奇麗さが際立っていますが、こちらも自分にとっては劇場で見るほどではないという感想なので、5点。 [地上波(邦画)] 5点(2014-05-04 01:24:59) |
4. 新少林寺
こういう壮大で、お金を掛けつつも、芯にある思いが「信念」とか、「心」とか描いた映画は、素直に美しく、カッコ良いですね。 率直だから伝わり易いし、映像も見応えがありました。 以前、一度日本で見ましたが(日本語翻訳)、先日、タイ国のテレビで放映したのでタイ語翻訳で改めて見ました。 でも、やはり良かった。クオリティーと芯のある映画は良いものですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-07-07 02:19:22) |
5. ジャーヘッド
こういう戦争映画もありなのだとは理解出来るのですが、基本的な内容と使用される台詞、会話の数々は、わざわざこの「世界観」でなければならないのか...終始疑問が沸き上がり、見終わる前から不完全燃焼な気持ちになっていました。 これも現実と言われればそれまでですが、真の湾岸戦争を掘り下げ、戦争に対しての幻滅や狂気を描き、そもそもこの戦争の無意味さを語るなら、他にいくらでもテーマはあったはず...この映画を作ろうと企画した事自体に疑問を感じます。 [DVD(字幕)] 0点(2009-12-06 01:19:18) |
6. シルミド/SILMIDO
《ネタバレ》 狂気の中の正義などある訳がない。そして、あってはならない。引くに引けない狂気は、暴走してしまうからだ。時代の変化から置き去りにされた「命」ほど、哀しく、空しいものはない、そんな印象を受けた。「生きる」とは?。「命」とは?。「国家」とは?。「安全」とは?...。人柱となった彼等を、今、映画という媒体で「伝える事」ができた韓国の人たちにとっては、まぎれもない英雄だと思う。そして、まぎれもない、戦争の犠牲者である...。国に、時代に翻弄された31の命...。平和の尊さを知るには十分な作品である。 7点(2004-12-09 01:31:07) |
7. 修羅雪姫(2001)
「無情」と「無意味さ」が、良い感じで描かれており、(以外に)楽しみながら見れました。ラストの憤りを感じさせる終わり方も悪くない。ただ、売りの「アクションシーン」が多すぎる。個人的にアクションシーンに興味が無いため、もっと削って、各人物の心情を、より深く描いてほしかった・・・。全体の色調とカットつなぎは◎。 5点(2004-01-18 21:31:04) |
8. シベリアの理髪師
《ネタバレ》 若き将校と麗しき未亡人(に扮した女性)による純愛劇が、ロシアの美しい雪上風景と溶け合い、作品をより優しく、きらびやかに彩っています。歳を重ねた女性が、軍隊に入隊した息子への「告白」をつづった想い出話ですが、父親との出会いから別れまでの喜びと切ないラブストーリーは、私の心にゆっくりと染み渡りました・・・。悲恋ですが、見終わった後、ホッとするような暖かさが残る、そんな作品です。 8点(2004-01-04 02:28:47) |
9. 地獄の黙示録 特別完全版
オリジナルが未見なので、どのシーンが追加されているのか認知出来ませんが、「改めて公開する意味のある映画なのだ」と思って見ました。しかし、私的には、得に心に響く内容ではなく、「ベトナム戦争映画」としても、特別な作品には捕らえられませんでした・・・。個人的に感じることですが・・・、数多く制作された「ベトナム戦争」作品には、なぜか、現実的観念が薄い作品が多いように思われます。実際のドキュメント映像で見る、ベトナム戦争の「無情さ」が、伝わってこないというか・・・。別に、ベトナム戦争に限らずとも、「戦争批判」は出来るので、あえて、一線引いているのかもしれないのですが・・・。そして、さらに、宗教的観念で語られてしまうと、「個人的主観」が強くなるため、大きくて無駄な「戦争」自体が薄らいでしまいます・・・。人間の心の観点では抑える事が出来ないのが「戦争」なのですから・・・。 4点(2004-01-04 00:50:43) |
10. ジム・ヘンソンのストーリーテラー<TVM>
世界の童話を語るストーリーテラー。 見た事のない不思議な世界と心に訴える教訓、優しくて恐ろしい物語の数々。 幼き私は、彼の語る言葉の一つ一つに魅了され虜になったものです。今では無くなりつつある、美しい手作りのセット、何人もの人が動かすクリーチャー達。CGではなく手造りならではの存在感と空気感は言葉で表せないほど素晴らしい。 全9話で締めくくられているテレビ映画ですが、放映時、一月に1話放映するかしないか、という異例の作品でもあり、ジム・ヘンソンチームの並々ならぬ拘りを映像から感じ取ることが出来ます。 私が見た全ての映画の中で、これほど「完璧かつ美しい映像美」には、未だ現在出合った事はありません。 究極のTV映画。そう言い切れるほどに、私にとって大切な作品です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-25 17:31:48)(良:1票) |
11. 秋菊の物語
(大人同士で)謝ってすむなら、謝ればいい。人生は短い。謝る、謝らないで、時間を無駄にしない方がいい。 1点(2003-12-11 20:08:37) |
12. 死ぬまでにしたい10のこと
「愛している」という言葉が多々使用されているが、結果的に浮気して、旦那と浮気相手の「心」をだまして死んでいく彼女に「未熟」さを感じた。2人の子供がいるにも拘わらず、「大人」に成りきれていない部分も多く、視野の狭さが目につく。この主人公が「男性」だった場合。見るに耐えがたいエピソードになったでしょうね・・・。それに、「若くして死ぬ」=「可哀そう」という見方にも疑問を感じる。人生の「重さ」は「長さ」ではない。彼女より、若くて、病院から出ることも出来ず「死」んでゆく人は沢山います。残された人の事を考えると・・・、などといった涙もこの作品には不要。子供が生まれた時に「いかに今この瞬間が大事であるか」を学ばなかったのだろうか?。とにかく、この作品には「とても大切な事」が抜けている。 2点(2003-11-09 16:13:01)(良:1票) |
13. JM
なんとも短絡的で、お粗末な内容。元になるアイデアと、SF世界の描写は良いのですが、それに翻弄され過ぎていて上手く料理しきれていない。 1点(2003-11-05 14:39:10) |
14. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
単純明解なストーリーならではの暖かさが詰まった良い映画でした。 父親だけが伝えることのできる「愛情」は、豪快でやさしくて頼もしさが感じられました。 父、母という両親の大切さ、家族という素敵な絆を教えてくれる優しい一本です。 ラストでの再び訪れる別れのシーンにどうしようもなく涙しますが、この作品と出会えて本当に良かったと感じられる清々しさが心に残りました。 クリスマス時期に見たい1本です。 [DVD(字幕)] 8点(2003-11-01 18:29:09) |
15. 首都消失
ある日、謎の雲に覆われ、機能しなくなった首都東京。「政府なき日本」という展開にかなり期待したのですが、駄作でした・・・。子供の頃に見て、しばらく邦画を見なくなる切っ掛けになった想い出の作品です・・・。 0点(2003-10-17 01:55:05) |
16. ジム・ヘンソンのウィッチズ
《ネタバレ》 相変わらず、ジム・ヘンソンチームが作るクリーチャーの動きには感心させられます。 しかし、ストーリーに全く魅力がありません。 大魔女を、ネズミにされた少年がやっつけるのは良いとしても、そこに行き着くまでの経緯に現実味がない。 ファンタジー作品に現実味を期待するのはおかしいのですが、今作はあまりに懸け離れ過ぎているため気持ちが作品内に引き込まれない。 やはり、どこか少しでも「もしかして、実際にこうなったらそうなるよね」というリアル感と「夢とロマン」を感じるファンタジー感は欲しかったです。 ジム・ヘンソンファンとしては残念な作品。 [ビデオ(字幕)] 1点(2003-10-16 00:47:05) |
17. ジャック
辛くて、苦しい難病が題材になっていますが、悲壮感を感じさせない作りになっている所が素晴しい。ただ病気の辛さを伝えるのではなく、存在している事の「奇跡」を暖かく描いたシナリオは奥深くて感動的・・・。 6点(2003-10-09 04:10:14) |
18. シャロウ・グレイブ
お金によって、歪んでいくルームメイトの異様さはうまく描かれていましたが、これといった目新しさは無く、シナリオもいたって普通。でも、ラストの裏をかいたオチは良かった。 4点(2003-10-01 11:02:07) |
19. シャイン
無情に感じてしまうほど淡々と物語は進んでいきますが、デヴィットのピアノに対する想いが、セリフとしてではなく、演奏を通して描かれている所がとにかく素晴しい。控えめな演出に徹したことで、より深い感動を味わえるラストシーンが心に響きました。 8点(2003-10-01 10:30:55) |
20. 真実の行方
結局は、何も解決せず、全ての努力が無駄になるラストは、あと味悪し・・・。実際に二重人格で苦しんでいる人が見たらどう思うのか?、といった配慮が感じられない。 0点(2003-09-23 00:40:47)(良:2票) |