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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  市民ケーン 《ネタバレ》 
世界のすべてを手に入れ、そしてそのすべてを失った男の一生。 でも、本当は、“そり”で遊んだあの雪の日から、彼は何も得ていなかった。 時と共に益々深まる喪失感を、ありとあらゆる欲望で埋め尽くそうとする日々を妄信的に過ごした男の悲しい生涯。 主人公が残した「薔薇のつぼみ」という謎めいた一言が持つ真意を、彼の人生を追想するようにこの映画は綴られるが、結局、そんな真意など意味は無いという結論で、物語は締められる(※真意が判明しないという意味ではない)。 その映画の結末も、あまりに冷ややかで、シビアだ。   パンフォーカスの活用方法、ストーリーテリングの“斬新さ”など、映画表現としての発明の数々は、この古い映画を違和感無く観られていることに気づいた時にこそハッとさせられる。 その革新的な映画表現を駆使した絶大なる監督力のみならず、類まれな主人公の生涯を自分自身で演じきってもいる若きオーソン・ウェルズの映画人としての「才気」は、チャールズ・フォスター・ケーンという映画上のキャラクターを超えて溢れ出ているようだった。   人間の普遍的な孤独を描ききった類まれなる映画作品であり、その映画史的な価値の高さを否定する余地は全くない。   ただ、ひたすらに眠かったけどね。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-09-10 22:00:31)
2.  深夜の告白(1944)
不倫、殺人、保険金詐欺、今やあまりに使い古されたサスペンスの古典的展開。その先駆けであり、源流となったとも言える70年前の映画。映し出される映画世界は当然古臭い。しかし、退屈感など微塵も感じさせず、フィルム・ノワールの世界に観る者を没頭させる。  ビリー・ワイルダー監督の作品を幾つか観てきているが、驚く程にハズレが無く、みな傑作である。 真っ当な映画ファンからすれば、この映画史上最高の映画監督の作品が傑作揃いであることなど至極当然のことなのだろうけれど、50年以上前の映画の殆どにおいて、今観ても退屈に思う部分が無く、むしろ新しさすら感じてしまうことは、奇跡的なことだと思える。  そのビリー・ワイルダーと、ハードボイルド小説の偉人レイモンド・チャンドラーが組んで脚本が執筆された本作。当人同士の関係性は決して良好では無かったらしく、脚本の執筆は難航したらしい。 それでも書き上げられたこの映画の脚本の質の高さは素晴らしく、これまた奇跡的に思える。  原題は「Double Indemnity」。劇中でもキーポイントとなる「倍額保険」の意。 欲を重ねた人間たちの愚かさと虚しさ、その末路がしなやかに映し出されていた。  良心の呵責、友人に対しての裏切り、情愛のもつれ……描き出されるテーマ性も、今や当然の如く使い古されている。しかし、それらもあたかも初めて触れる人間模様かのように心に染み入ってくる。  脚本の素晴らしさは前述の通り、その世界観を映し出す秀逸なカメラワークと演出、その中で息づく俳優たちの存在感、「映画」を彩るすべての要素が「上質」の一言に尽きる。 いやあ、名作だ。ビリー・ワイルダーの映画を観ると、いつも「名作」という言葉の意味を知ることになる。
[インターネット(字幕)] 9点(2014-05-10 13:59:24)(良:1票)
3.  ジキル博士とハイド氏(1941)
原作も完全には読んでいないし、映画版も観たことがあるのは今作のみだけど、今作は小説の世界観を忠実に表現できていると感じた。もう60年以上も前の作品で、映像的にはかなり古めかしいけど、それがすこしも陳腐ではなく趣向を凝らした映像作りには味わい深いものがある。この物語独特の緊迫感と恐怖感を見事に映像化している。
8点(2003-11-29 02:02:42)
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