1. ジャッキー・ブラウン
タランティーノの作品ではもっとも出来の良い作品だと思う。 この映画はタラちゃんお得意のギミックにあまり頼っていない。(対極がキルビルVOL.1。)だから地味な印象を受ける人もいると思うけど、映画の基本的な出来としては、キルビルなんかよりもはるかによく出来てると思う。 タランティーノの映画作家としての基礎体力の高さが伺われる、渋い一品。 ぼくが好きなシーンは対立するサミュエル・L・ジャクソンと、ロバート・フォスターが、カーステから流れるデルフォニックスの音楽で一瞬だけ心を通じ合わせるシーン。音楽好きのタラちゃんらしい良いシーンだった。 パム・グリアー、ロバート・フォスター、最高だった。デ・ニーロも楽しそうでしたね。 非常に良質な哀感あふれる品の良い(?)作品でした。 8点(2004-09-13 17:55:35) |