1. 守護神
『ハートブレイクリッジ』を思い起こさせました。訓練学校での訓練シーンがやたら長いのでアクションシークエンスを期待するには不向きですけど、ケビン・コスナーとアシュトン・カッチャーのやりとりは気が利いたセリフもあってよかったです。海難救助シーンは凄い迫力。ケビン・コスナーと水ものは鬼門でしたが、これで安心できそうです。 [映画館(字幕)] 7点(2007-02-15 22:39:07) |
2. シュガー&スパイス 風味絶佳
《ネタバレ》 柳楽くんの朴訥とした好青年演技と、沢尻さんのチャーミングな容姿が見事ですね。とても画になる二人だと見ていて思いました。それと二人が勤める「ガスステーション」の美術が素晴らしい。あんなオールドタイマーのGSが本当にあるならぜひ行ってみたいものです。 ストーリーとしては二人の恋愛模様を温かく見守れば見守るほど切なく侘しい結末がやってきます。「優しさだけじゃダメ」だとグランマが志郎を諭しますが、本当の恋を初めて知った志郎にとってはこの女心の不思議はまるで無限の宇宙のように捉えどころのないものだったのかもしれません。個人的には乃里子の元彼である矢野が志郎の部屋にやってきた直後、何事もなかったかのように明るい振る舞いを見せる乃里子と志郎の心情を思い量ると辛くなりますね。彼女はあの時もう心を決めていたのでしょうか…? 全体的に淡白でラストの乃里子の決断には賛否両論ありそうですが私はこの映画、好きです。映画のようには恋はうまく行かないけれど、若い二人の恋愛模様を見ている間、ひと時の幸せと胸の痛みを感じることができるはずです。“顔も見たくない”ような恋愛を経験した人であれば…(/_;)志郎たちの同年代よりもプラス10歳くらいの方々に観てほしいなって思います。 もし志郎と乃里子が入れ変わったラスト(映画とは逆に志郎のほうが他の女性と去っていく)になっていたなら、まったく違う印象になるでしょうね。女の子が去っていくからこそ、作品として成立する脚本なのでそう考えると男女間にはやはり見えない不思議な違いがあるものだと感じさせられた映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-09-19 20:54:28) |
3. 少林寺2
純粋に李連杰を堪能できる作品です。冒頭の漓江での悪ふざけをするくったくのない笑顔。なかなか見られない長髪。意外に美人な女装。パワー全開ラストのアクション・・・。もう最初から最後まで李連杰のPVになっています。また、登場する子ども達のキャラも最高にいいですね。 悪役側は白塗りの孫建魁が全てをかっさらう大活躍。後に李連杰の奥さんになる黄秋燕の美貌も印象深いですね。 この作品を見たのは私がまだ幼い頃でしたが、ほんわか明るいムードと美しい風景が強く印象に残りました。映画公開から20年を経た昨年、私は単身中国に飛んでロケ地を探し歩いたのでした^^;世界広といえども、「少林寺2」を見てロケ地巡りをする人間もいないでしょうね。長年の夢だった桂林漓江の風景はとても美しく、苦労して見つけ出したロケ地に立ったときは映画で見た李連杰、子供たちをはじめキャストの姿が目に浮かびました。 7点(2004-09-22 04:02:36)(良:1票) |
4. 深呼吸の必要
《ネタバレ》 ヒーリング映画とでもいうのでしょうか。ユルーいながらも、それぞれのキャラクターに奥行きを感じる設定と、沖縄の魅力をそこかしこに感じました。「言いたくないことは言わなくてもいい」という平良家のルールが、逆にこの作品の奥深さを感じさせます。 冒頭のひなみ(香里奈)の水泳大会、池永(谷原)が眺めている少年野球の風景、西村(成宮)の尖がった態度、土居(長澤)のリストカットの痕などなど、多くは語られないものの、みんなが何かしらの理由を持ってここにやってきたということが感じられました。それは元島民である辻本(久遠)さえも。 ラスト、みんなが笑顔と想い出をいっぱいに持って島を去っていく余韻が素晴らしかったです。現実の来年収穫時には、この映画のためにアルバイトの競争率がかなり高くなること必至でしょう!? おばあは、吉田妙子さんだったんですね・・・。気づかなかったー。さすがはベテランです。おじいと共にこの作品の柱ですね。今年は邦画の当たり年だと思うのですが、地味ながらも率直に「良い!」と思える作品でした。 私体験ですが、地獄のようだった信州キャベツ収穫バイトを思いだしました・・・。キャベツ収穫に比べれば、この5人は恵まれてますね(笑)。私のキャベツはとても映画や小説にはできないような過酷労働&劣悪待遇だったので・・・(泣&怒)。深呼吸する余裕すらなかったのです(T_T) 嗚呼、平良おじいとおばあに乾杯! 8点(2004-07-31 03:47:41)(笑:1票) |
5. 下妻物語
《ネタバレ》 しょっぱなから、牛久大仏が登場するあたりでもうヤラレました・・・。ヤバイですね。 優れたCMクリエイターである中島哲也監督の心意気やコダワリが、びしびしと感じられる快作。内容はどうであれ、これだけのエネルギーを感じさせる映像世界と、キャスティングを実現させたパワーには過去の名作も真っ青でしょう。画面の隅々まで行き届いたチープな笑いを誘う小道具の数々も見ものです。 土屋アンナが意外にも好演していて驚きました。ヤンキーと大人しい女の子をちゃんと演じわけてるし。 深田恭子が啖呵を切るシーン、できればダメ親父のDNAを受け継いで全部を尼崎言葉で言えばおもしろかったかな。本田博太郎が相変わらずの怪演で笑わしてくれました。水野晴郎も反則でしょう、アレは(笑)。 何はともあれ濃い味つけながら、テクニカルではない単純明快な笑いを追求したその姿勢に感動しました。 お前目からナニだしたァ~!? 8点(2004-07-27 13:31:07)(良:1票) |
6. 少林寺三十六房
ついに、というかやっとDVDが発売されるようですね。祝!初パッケージ化!! タランティーノ監督、ナイナイの岡村さんをはじめ多くの熱烈なファンを持つこの作品、再び目にできることは嬉しい限りです。李海生(総長)の最初で最後の「良い人」演技が見られる点でも貴重かな。最初に見たのはまだまだ物心ついた頃でしたが、いまだに忘れえぬ鮮烈な印象を残した一本。必見です。 10点(2004-04-24 10:02:36) |
7. 6デイズ/7ナイツ
救命ボートにつぶされたアン・ヘンッシュの顔がすてきでした。それ以外は全然記憶になーい! 4点(2002-05-07 08:39:23) |