1. 白い巨塔
かなり重厚なストーリーで、配役も良いし、演技も素晴らしい。 教授の投票選や裁判のシーンなどは見応えがある。 でも、実際の開腹手術のシーンが繰り返し出てくるところはいただけない。白黒とはいえかなりグロいので、目を背けたくなる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-06-13 18:41:06) |
2. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
前作がまあまあだったのだけど、これはダメ。 ストーリーがめちゃくちゃとまでは言わないが、わかりづらいし面白くない。 迫力はあるので単なるアクションホラーとして大画面で観るのなら良いかも。 旧作シリーズの主人公が揃い踏みっていうのも、思い入れがないのでよく分からない。 帽子のシーンとか、インディージョーンズシリーズのオマージュが感じ取れた。 [地上波(吹替)] 3点(2024-06-08 21:15:04) |
3. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 前作よりはスッキリしていて断然いい。 島からの脱出劇も見応えがあったし、後半もダレずに見ることができた。 前作は脚本がダラダラ会話調子で、後半パニックホラーになるだけだったが、今回は一つ一つのエピソードがまとまっていたように思う。 ただ相変わらずの主役が生き延びる勧善懲悪は、もはやお家芸。ラストの展開は次回作につながる予想外な展開で、期待も持てた。 [地上波(吹替)] 5点(2024-05-25 20:50:09) |
4. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 パニック映画を超えてホラーに近いかんじ。 映画館で見たら、とてつもない迫力のアトラクションに乗っている気分になることだろう。 そういう刺激を求めている人には良いけど、テレビ画面でこの脚本じゃこの点数。 大勢の人が殺されるが、見目麗しい主人公たちが無事生き残るストーリーはもう見飽きた。 [地上波(吹替)] 3点(2024-05-25 16:29:05) |
5. 幸福のスイッチ
《ネタバレ》 うーん、何だろう。朝ドラより面白くない。 上野樹里は笑顔も似合うが、不機嫌ヅラもよく似合う。口を開けばグチグチネガティブなセリフが多く、最後までロクに成長しないストーリーに嫌気が差した。その分三女の愛想の良さは光ってたけど。 古き良き時代のノスタルジー?売ったあとのアフターケア重視も立派でいいけど、度がすぎるとつけこまれるのが世の習いっちゅうもの。そりゃ家電量販店が幅を利かせるわけだが、それもネット通販に押されるってんで、つくづく世知辛いよなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2023-11-14 21:15:08) |
6. 市民ケーン
《ネタバレ》 すぐ下の【festivaljapan】さんと同じで、セリフ中心でとても疲れる。よく考えられた脚本なんだろうけど、面白くない。長い。 昔の映画ランキングでトップ常連だったので、作成当時はとてもよくできた映画だったんだろうけど、自分が昔の映画と相性が良くないのか見劣りしてしまう。ただし、薔薇のつぼみで引っ張ってくれた分、天井桟敷の人々よりはまだ楽しめた。金と権力にモノを言わせる人生ってロクなもんじゃないというアメリカ国民の世論も、名作を後押ししたんだろう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-04 06:47:46) |
7. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 いやこれは怖い。こんな怖い映画は見たことがない。が、傑作。 まず音楽が怖い。何が起こるのかまったく分からない場面でじんじんとくる。 閉鎖恐怖症的な怖さ。子供が三輪車でホテルをぐるぐる回るのがなんであんなに恐ろしいのか。 ジャックの顔や奥さんの顔。目を見開いたまま表情がない子供の顔。そういえば「REDRUM...」の繰り返しも意味が分からずおっかなかった。 身近な家族が狂っていく恐怖というのはもちろんだけど、後に引くような心をかき乱す怖さなのだ。PTSDになる人もいるだろう。 ともかくも演出が計算しつくされたに違いない。ホラーの傑作。 よく分からなかったのはジャックが狂っていった原因。 奥さんの幻視も必要なかったんじゃないか?そういえば、終盤の犬男も訳が分からない。 ラストは何だろうね。これらがすっきりしなかったので、8点ではなく7点。 なんで9点にしないのか?こんな怖い思いは当分の間したくない、忘れたころに見返したい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-06 22:50:18)(良:1票) |
8. しゃべれども しゃべれども
《ネタバレ》 いかにも佳作といった雰囲気の作品。 国分太一演じる主人公と、その弟子三人の成長物語。 雰囲気は王道だけどストーリーは王道ではない感じ。笑わない香里奈みたいな女性、実際にはいないでしょ。 目立ったのは、師匠の伊東四朗と弟子の関西弁コテコテの子供。 あの子の演技力や落語(すごく面白い)にすごく力があると思ったら、森永悠希だったんやね。納得納得。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-04-17 21:58:05) |
9. 死刑台のエレベーター(1958)
マイルスのジャズのおかげで、上品な作品になっていると思う。 90分あまりと時間が短いのもプラス評価。 悪いことはやらないに限るね [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-18 22:42:13) |
10. 謝罪の王様
《ネタバレ》 エンドロールはもちろん本編もかなりカットされての地上波放送。 クドカンのコメディーはある程度面白いんだけど、品がないのよね。 せっかく豪華な俳優陣を使っているんだから本格的な作りにすることもできたろうに。阿部サダヲとか天才的な人がいるのにもったいない。 最後の土下座を超える謝罪のシーンがなかったら、もっと点数は上げた。それじゃつまらんし笑えんよ。 [地上波(邦画)] 3点(2018-10-20 22:39:31) |
11. シンデレラ(2015)
《ネタバレ》 王道ものはヘタに手を加えすぎないほうが良いという見本。 実写化はどうなのかと心配だったが、さすがディズニー、うまくまとめていて気軽に見られる。 魔法のCGなんかもぜんぜん違和感がないのは素晴らしい。テーマは優しさと勇気ですか。 意地の悪い継母の夫人はムカつくけれど、大公と国を去っていったのか。ってあれ?原作じゃ娘といっしょに城に呼ばれたんじゃなかったっけ? [地上波(吹替)] 6点(2017-04-24 10:10:05) |
12. シャレード(1963)
《ネタバレ》 オードリーヘップバーン&ケーリー・グラントという美男美女で送るサスペンスドラマ。 随所にウィットが効いたアメリカンな会話も楽しいが、いかんせんサスペンス要素が強すぎて、銃とか死体とか ごろごろ出てくる映画が嫌いなおいらには個人的に点数は低め。 でもまぁ名作だけあって完成度は高く、最後まで真犯人が分からないという展開で引き込まれる。ちょっとひねりすぎな気もするが。 あまりにも複雑すぎて見ていて疲れる現代映画を味わいすぎてお腹いっぱいになったら、こういう古い名作をみるのもまたオツなもの。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-03 19:16:54)(良:1票) |
13. 四月物語
四月の淡い青春を追った短い良作。途中からがぜん良くなってきて、最後に奇跡が起きる。 じつは苛烈な人生はこれから夏に向かう季節に続いていくのだが、そこは描かずに短い季節を切りとり、あえて事件など起こさずに淡々と描いた監督の試みが成功している。 主人公の松たか子が、どこにでもいそうで現実にはいない初々しい女性をみごとに演じている。 [地上波(邦画)] 7点(2016-06-10 09:10:05)(良:1票) |
14. 少年時代(1990)
《ネタバレ》 演出や撮影はとてもよいが、ストーリーは共感できなかった。 ほとんどが独裁的なガキ大将による因縁話で、主人公の新二は苦悩しながら自分の安全を確保しようとする。 地位を追われる武が魅力的に描かれているように思えるが、二人の時だけに見せる優しさと裏の陰湿さによるギャップは、ラストの演出や井上陽水での美化されても不満が残る。 打倒政権の須藤も、爽やかさのかけらもない陰謀家で、このクラスの未来に希望は持てない。 結論としては「いじめはかっこわるい」 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-10-20 09:53:33)(良:1票) |
15. 十二人の怒れる男(1957)
じつに見事な脚本。 初めは予定調和的で退屈な展開だったが、どんどんと面白くなってくる。 しかも実際の法廷ではなく、ほとんどが陪審室での討論シーンのみという独特なシチュエーションというところがすごい。 ベースボールといった個人的趣味から、最後は階級や人種による偏見まで話が広がるが、個々人の心理描写がじつにうまくえがかれている。 無駄のない、優れたストーリー以外にも、この映画が司法という場に与えた影響は大。名作。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-17 13:32:45) |
16. 勝利への脱出
終盤の意表をついた展開には感心させられるが、いかんせん前半がグダグダと長いのが残念。 戦争中の収容所だというのにあまり緊張感が伝わってこないのも違和感を感じた。 それに字幕で見たせいか、どうやって脱出する作戦なのか前半よく理解できなかった。 後半脱出劇が始まって動きが出てくると面白くなるが、サッカーの試合はペレ以外の選手は凡庸でリアリティーがない。 聴衆の解放されたカタルシスに乗せられた脱出劇だけはお見事で、脱帽させられた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-29 21:00:12) |
17. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 予想と違ってほぼ前編を通して北海道を舞台にしたロードムービー。 軽いノリの武田鉄也の存在でB級映画っぽい前半が終わり、 次第に高倉健の深刻な背景が浮き彫りになってくる後半、 そしてラストの爽やかさで後味の良い作品。 倍賞千恵子の寅さんシリーズとはまた違った女の部分を見られたり、 少しぶっとんだ桃井かおりがいい意味で高倉健との対比で良さを出している。 [地上波(邦画)] 6点(2011-04-14 22:37:19)(良:1票) |
18. 十五才 学校Ⅳ
山田洋次監督の学校シリーズのロードムービー版。良い。 主人公金井勇太(吉岡似)の自然体な演技に加えて、旅で出会う4人の登場人物たちがどれをとっても違和感がない。 赤井英和トラック兄ちゃんは似合いすぎているし、麻美れい演じる自閉症気味の息子を持つ母親像も人間味がある。 登山で出会うおねえさんも爽やかだし、丹波哲郎のキャラクターも突き抜けていながら自然体に見えて無理がない。 立ち止まって自然を慈しむという詩も素晴らしい。 不登校問題に関わる人だけでなく、すべての人にお勧めできる秀作。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-14 22:25:46) |
19. 四月の魚
大林監督のファンと、高橋幸宏の曲が好きなら一度は見てもいい作品だけど、終始へんてこなノリで笑わせるでもなく、奇をてらうわけでもなく、微妙な作品でした。南の島の酋長に替え玉のワイフを捧げるっていうアイデアは面白いんだけど、ドタバタシーンがものすごく多く、音楽センスの良さを打ち消してしまう。周りの俳優は豪華です。 [ビデオ(邦画)] 3点(2010-05-22 09:15:08) |
20. 下妻物語
良い意味でのぶっとび加減と、テンポの良さ、キャストのハマリ具合に6点献上。女暴走族というテーマを扱いながらも、ハイテンションなノリでなかなか楽しめました。 [地上波(吹替)] 6点(2009-09-09 18:50:09) |