1. シカゴ(2002)
ストーリーで観る映画では無く、グイグイ見せつけるのを、あるがまま見せられる映画という感じですが、私としては普通のミュージカルです。アカデミー賞では少々騒ぎすぎた感があり、「なんで?」という後味です。 5点(2004-06-09 05:28:27) |
2. シルミド/SILMIDO
《ネタバレ》 まずこれが歴史的事実であるという点で韓国内では爆発的ヒットとなりましたが、それは歴史の闇まで「聞けば反応できる」だけの準備が国民にあるからだと思います。 朝鮮と韓国ってどう違うの?とか、「ハングル語」などという呼び方をしているようなレベル(低いと言ってるのではありませんよ)だと、うまく鑑賞出来ないかも知れません。 朝鮮戦争で特需もあった日本だけに、隣国の分断の歴史にはもっと関心を持たねばならないと改めて感じます。 下でも仰っているかたが見えますように、少しでも事前学習は必要かと。 映画「シルミド」には原作やエピソードが存在しますが、それを脚色してなお新事実が出て来ているそうです。 失踪者が特殊部隊として訓練された事実、チェ隊長も実在した人物、チョ軍曹は存命中、失踪者家族が遺骨の返還を求めている現状、脱出したバスの運転手、証言している人質たち、またシルミ島脱出時、最初の戦闘で生き残った教官側の兵士の証言と、まだまだ暗部に光が当たりそうです。 北朝鮮潜入の任務は南北統一の機運が高まったことにより闇に葬られたのですが、訓練兵たちは韓国大統領官邸「青瓦台」に向かう事で、自分達のレベルをアピールし名を残したかったのでしょう。 射殺、自決、そして生存兵も死刑になったものの引き続き真実を究明し、いつか完全なノンフィクションでリメイクしてもらいたい作品でした。ラストサムライで消化不良だった方々もある程度納得されるかも知れません。 意外に館内にすすり泣く人が多かったので8点献上! 8点(2004-06-07 19:16:09) |
3. 白い犬とワルツを(2002)
御夫婦でゆっくり鑑賞されたらどうでしょう。 観終わった後、僕は家内の顔を見るのが照れくさくなってしまいました。 お互いちょっと文句を言いたい時は、こういう映画で大人になりましょう。(^^) 静かにエンディングまで付き合わせてくれる秀作だと思います。 僕は妻を亡くしかけた事があるので言いたいことはよく伝わってきた映画でした。 8点(2004-06-03 18:41:32) |
4. シービスケット
3人の男に共通している人生の挫折。この主要人物を個別に紹介しながら、シービスケットによってやがて点が線になる過程を人間味豊かに描いていました。 実話をもとに脚色されているが、途中何度も来る中だるみは、鑑賞し辛い面も。 トビー・マグワイアは今後「スパイダーマン2」も公開されますが、この映画で捻挫したことを理由に「2」を渋ったそうです。では代役を立てる、と言われて慌てて「2」を引き受けたとか。 5点(2004-06-03 18:16:38) |