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かわまりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 297
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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1.  四十七人の刺客
時は平成、潤沢な社内留保を誇り、社員の福利厚生にも厚いAK社はライバルYZ社の密かなロビー活動によって採用された新基準のために製品の大量リコールを余儀なくされ、さらには公聴会での社長の失言によって自らの業務の完全停止、生産ラインの他社への売却と労働者の他社への移管、経営陣とトップ技術者計約三百名の大量解雇という制裁を課されてしまった。この難局に際し、経営の実権を握る専務大石は備蓄してあった部品と原料の即時売却による収入と社内留保とを併せて解雇されたトップ社員の生活保障に充てるよう計らい、再就職先が潜在的に多数存在する某商工業都市に失業窓口を設けるなど対策に奔走した。しかし、大石ら旧AK社幹部の真の目標はライバルYZ社の意図のままに製品基準を変えるよう動いた国会議員吉良(きら)の政治資金規正法違反を暴くことだった・・・。原作を読んだ方がロジスティクスなど緻密な内容が再現されていないと指摘され、また「討ち入り場面が山場であとは平坦・・・。」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、原作未読で「討ち入り場面だけが見所なのだろう」くらいの考えで何も期待しなかったわたしは十分満足することができました。何よりも画面が美しいのが良かったです。組織のありかたなどについて学ぶべき教訓を多く含み、映画としてはこの上なく緻密に作られていると感じました。特に、解雇に伴う手当ての支給額が発表されるところなど、服装が違うだけで現代でもしばしばありそうな光景でした。美人の奥さんとの間にたくさんの子供がいて、京都にも愛人がいて、自分の死後に二人が困らないよう手配して散っていった渋いおじさん、大石内蔵助を演じているのは・・・高倉健・・・エンド・クレジットまで気がつきませんでした。わたしにとっては初めて見た高倉健のちょんまげ姿でした。
[DVD(邦画)] 8点(2010-02-12 13:19:28)
2.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
中盤であまりにも笑ったのでこの作品を「コメディー」に分類して、私の個人的な基準である「娯楽系(含、ミュージカル)は8点が満点」を適用して8点にしようと思ったのですが、最後の哀愁、ジェラール・ドパルデューの名演、また、シラノ・ド・ベジュラックが実在の人物で、彼をモデルにしたロスタンの戯曲も古典といっていい作品なので10点を奮発することにしました。とにかく、これぞフランス映画の粋、前の方が書いていらっしゃるようにドパルデューの一世一代の演技を満喫できます。音楽も映像も満点です。いくら醜男でもこれほど屈折しているのは珍しいんじゃないかという気もしますが、そこはオハナシ・・・現実だったらどんな醜男でもいつかは「もういい加減にせーや。彼女は俺の女だ・・・。」と外見役に迫るだろうし、外見だけの男に迫られた女性もよほどのアホでない限りどこかで真実を知るはずだと思いますが、シラノ・ド・ベジュラックが死ぬまで本心を明かさない、しかも外見役が死んでもなおかつ・・・というナンセンスを表現してみせるのが文学や映画の虚構であり、それを「これが本当だったらあほらしい・・。」と観客に思わせながら感情移入させてしまうのが俳優の才能だと思うのです。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-01 12:22:03)(良:1票)
3.  写楽
やっぱり、みなさんがおっしゃるとおり、消化不良かな・・・。謎の浮世絵師写楽は一般的には二枚目には絶対なれないブオトコ俳優だったと言われているんですが、この作品の中では眉目秀麗の超美男で幻滅してしまいました。美男なんだから、アクロバット専門なら痛い怪我なんてものともせずに二枚目俳優として舞台に立てばいいのにと誰でも考えてしまいますよね。ダイコン役者でそんなことはできなかったって・・・歌舞伎俳優を力一杯描いた写楽の絵の数々を見れば彼が人の演技や性格を見抜く目のある天才だったことは歴然で、なおかつ俳優として大成しなかった(もしかしたら別名で成功したのかもしれないけれど)のは何か決定的な問題があったはずなんです。フランキー堺が演じた何とかというパトロンが死んでしまったなんていう単純なことではなくて・・・それが描ききれていないんですよね。まず、写楽はブオトコだった。私はそう確信しています。それから数々の繊細な美人画を描いたあの歌麿が悪役のように描かれていたのにもがっかりしました。写楽とは対照的な性格だったとは思いますがあれじゃあんまりじゃないですか・・・。作品の内容に関しては文句だらけですが、俳優さんの演技はすばらしく、それぞれ印象に残っています。因みに私がこの映画を見た時、館内は大入り満員・・・場所はワシントンDCのナショナル・ギャラリー・・・ゴッホ展と日本の江戸時代展が同時開催され、ゴッホの花魁像の模写とオリジナルが同じ美術館の東館と西館で同時に公開されたことで話題をまきました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-07-07 01:19:20)
4.  Shall we ダンス?(1995)
アメリカ人の大家さんが「すっごく面白いんだから!」と又貸ししてくれたビデオで見ました。この事実がカルチャー・ショックだったんですね。わたしは「すっごく面白い。」とは思わなかったけれど、アメリカ人が見ると「すっごく面白い」んだな・・・というのでびっくりしました。何でも「バイオレンスもセックスもない楽しい映画をありがとう・・・。」というような映画評がアメリカであったんだそうで・・・。私にはただのホームドラマにしか見えなかったんですが・・・だったら、日本のホームドラマの製作者のみなさんはもっと自信を持ってどんどん作品を輸出するといいと思います。最初のダンス・シーンでシェークスピアの言葉が小説の巻頭引用のように出てきて英語圏の人を引き付けるのに十分・・・でも、話の展開が私としては「ホームドラマ」なので、いやはや・・・ほのぼのとしていい感じではありましたが・・・。役所広司にはもっとマッチョな役が似合うと思うのでこの点数です。竹中直人のダンスには感服しました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-29 00:40:52)
5.  シティ・オブ・エンジェル
ストーリーは度外視してカメラ・ワークを楽しみたい作品。天使の視点から見た、一般人にはめがくらむようなアングルの都会風景もよし、田園風景もよし、無表情なニコラス・ケージが天使なのもよし、心臓外科医を演じるおちゃめで真剣なメグ・ライアンもよし・・・ということで甘い点数をつけます。映画館で見た時には失敗したと思いましたが、今になって考えると「みんなのシネマレビュー」もまだ知らず、違うものを期待していったせいでがっかりしたけれどわりといい作品だったと思いなおしています。あまり考えないで気楽に見ましょうよ・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-26 22:54:06)
6.  シュリ
冒頭だけでもいいですからアメリカの政府高官やCIAの人に是非この映画を見てほしいです。国家を最優先して指令どおりに殺戮と破壊を行うことを使命として国家とは何かなどと考えもしないような人間を養成する某国と国境で接したり大陸間弾道弾の射程距離に入っている韓国や日本のことを、イラクに行く前に考えてほしかったです。ハリウッドばりの派手なアクションや撃ち合いが見せ場ですがハリウッドがこの手の現代物の作品を作っても国家やイデオロギーの対立までは描けず、せいぜいギャングの撃ち合い程度の作品に終わるだけでしょう。貧しい北朝鮮と豊かな韓国の日本と変わらない日常生活との対比にも考えさせられました。でも北朝鮮の諜報部員が「北の人間が飢えているのに南の人間は・・・。」なんて言ったりするでしょうか・・・。北朝鮮は日本や韓国の国民は資本主義の重圧と搾取に喘いでいると頭から思い込んでいるはずなんですが・・・。(でもこれはさほど重要なことではありません。)北朝鮮よ、くやしかったら資本主義の重圧に喘ぐ人民を救済するスーパーマン映画でも作って日本やアメリカでヒットさせてみろ!韓国と朝鮮が東西ドイツのようにハッピー・エンドに終わることを願って、この悲しいストーリーは娯楽系作品に私がつけることにしている最高の8点-1点とします。
7点(2004-09-28 23:35:55)(良:2票)
7.  始皇帝暗殺
イエス・キリストは 1. ローマに布教に行く途中で病死した。2. 磔にあって刑死した。3. 天寿をまっとうした・・・の答えと同じくらい司馬遷の史記のこのくだりは日本人の知識人、特に男性にとって長い期間、常識と言える事実だったのことです。「・・・だったとのことです。」という断定を避ける言い方をしたのは源氏物語の中で光源氏のライバルが燕の皇太子が決意に煩悶する史記のくだりをあてこすりで暗誦する場面があるのを思い出したからで、私自身は史記は「覇王別姫」の元になった「垓下の戦」を高校の漢文の時間にちょろっと舐めた程度ですが・・・。コン・リーがやはり出演していますね。この人は強い女しか演じられないと私は思っているのですが、趙夫人のような強い女の役をどんどん演じてほしいです。でも、男と言い争った後でくるっと踵を返して肩を怒らせてスタスタ歩いていくようなのは止めてほしいです。もっとも「女の三従」なんていう道徳律が一般化されたのは後世のことで、この時代の女性がシャネル、ではなくてしゃなりしゃなりと歩いた、なんていう記述が「史記」あるとは思えないので、地のままでいくしかなかったのでしょうが・・・。日本の新石器時代の年代をこの頃だったのかな・・・などと推定するのに放射性炭素のお世話にならなければならない紀元前3世紀に、お隣の国では貨幣や度量衡の制定、交通路の整備、北方民族の侵入阻止などのために強大な指導力が必要とされるほど商工業が発達し、もちろん文字もあればウーマン・リブ運動もあった・・・というのは一番最後だけ未確認です。
7点(2004-04-13 03:54:44)
8.  司祭
同性愛が犯罪に近い行為として非難される保守的な国でのストーリー。初老の司祭と若い司祭の二人によって運営されているカトリックの教会で初老の司祭は家政婦とできていて若いほうはゲイだという設定、もちろん教会は信者に頼られる全く普通の教会です。ローマ法王はこの映画の上演に反対したそうですが、アメリカで司教(司祭の上)を始めとする何人かのカトリックの聖職者が幼児愛で実際に告訴された時にはローマ法王は「こんなことするのはおまえらだけだ。恥を知れ!」と教会のイントラネットか何かで激怒の言葉を送ったことでしょう。神に使える聖職者が食べたり寝たりを別としてどれほど普通の人間並みの生活をしていいものかは昔から問われてきた問題で、ルネッサンス期には一時期、枢機卿(法王の下)以下に試験的に結婚(といっても内縁の)が許されていたそうです。でも教会の財産を着服したりするような者が妻子ある聖職者の中から出てきたりしてあまりいいことがなかったせいでカトリックの聖職者の結婚は結局禁じられたようです。ユダヤ教のラバイやプロテスタントの牧師は本質的には「教師」であり、清貧に徹する代わりに結婚は許されていますが、カトリックの聖職者はラバイや牧師とは大きく異なります。一般人がカトリックの聖職者のモラルについてとやかく言うのは簡単ですが、この作品を見ると、先輩の司祭の情事にはみんな薄々気づきながら目をつむり、また自分は精神的に苦しむ教区の信者を支えようと精一杯努力しているのに同性愛者として厳しく非難される若いグレッグ司祭の孤独がひしひしと伝わってきました。
9点(2004-04-05 14:20:56)(良:1票)
9.  シャイン
この映画は何度も見ましたがわけがわからず、レビューを敬遠していました。最近ベルギー映画の「仮面の中のアリア」をスポーツ根性ものとして見たと書いてみたのでこの作品もその線でいきます。ただ、通常のスポコンものでは主人公は自分が選んだ道で成功しますが、ここでは人間性の回復において勝利する(ことになっています)。音楽ファンとしてはあまりいただけない話です。なぜかというと主人公の父親が息子の尻をたたいて弾かせるのは演奏技巧をみせびらかすためのようで、サーカスで曲芸をさせるのとそう変わらないし、その上「この子はモーツァルトなんて初心者向きのものは弾きません。」なんていう暴言まで吐くからです。また、父が主人公の留学に反対する理由もわからないし、留学後に主人公が精神錯乱に陥る理由もわからない。オーストラリアに送り返された後でもまだ狂っているのだからホームシックでもない。でも主人公の心の謎が全部簡単に説明できるようだったら世の中に精神病院は必要なくなりますよね。人間という捕らえどころのない存在、主人公の心の闇を演じきってアカデミーの主演男優賞を受賞したジェフリー・ラッシュと助演男優賞にノミネートされた父親役のスタールに敬意を表して超甘の点数をつけます。なお、妻や友人の愛情や友情による人間性の回復という結末はこの作品の原作者が実在の主人公の妻だということで何だかセンチメンタルなこじつけのような気がします。アカデミー賞の授賞式でピアノ演奏を披露した本人はやはりどこか変でした。
8点(2004-03-09 10:44:48)
10.  シビル・アクション
サクセス・ストーリーの「エリン・ブロコビッチ」とは似ても似つかない暗い映画でした。裁判過程が詳しく描かれ、そこに裁判における戦士である弁護士の本音を垣間見ることができたのが良かったです。ジョン・トラボルタは人も羨む順風満帆の人生を歩んでいるように見えますが、その彼が主演を引き受けたのは単なるエンターテイナーを超えた芸の道を追求するためでしょうか、だったら心から拍手したいです。映画にもなった小説「ペーパーチェイス」の中である法律学生が「商法でAを取らなければ僕らの未来はない。」といった意味のことを言っていました。アメリカでは読んだ契約書のページ数に応じて課金する商法専門弁護士や相談料で食べている家族法の弁護士、事件毎に請負料金を取る被告側専門弁護士などは勝訴の場合以外一切無料の損害賠償請求専門の弁護士を見下す傾向があるようですが、職業に貴賎がないのと同様、弁護士間に貴賎があるはずはありません。トラボルタ扮する弁護士がラジオ出演のシーンで語っているように「人の痛みを自分の痛みとして感じる」ことができる、つまり適性のある弁護士が損害賠償の分野を選ぶのですね。日本も法治国家の名に恥じないよう、複雑な社会に対応して弁護士も法律知識以外の適正や関心で得意分野を持つようにしてもらいたいものです。でもまちがっても「商法の成績が悪かったから・・・。」なんて理由でその他の分野を選んだりしてほしくないです
5点(2004-02-27 03:30:32)
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