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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声
寡作の人ピーター・カッタネオの久々の作品です。 「フル・モンティ」もそうなのですが、不安や悩みを抱える庶民が一致団結して何かを成し遂げていく。 こういうストーリーをコメディタッチで描き出すと、変わらずいい味わいを出す監督さんです。 本作もリーダーシップを発揮しようとする大佐の妻と、部下の妻たちに最初は微妙な空気が流れつつも、 少しずつその心の距離を縮めていく過程の描き方がまあ、ベタではありますが本作はそれがいい映画です。 本当にこれで合唱団になっていけるのか?と思っていた序盤、 1つにまとまるきっかけとなるのが日本での知名度はないですがヒューマン・リーグの曲というのもイギリスらしくていい。 本作も「フル・モンティ」などと同じくイギリス映画らしい空気、イギリス映画らしい良さがある佳作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-01-30 16:19:07)
2.  ジミー/さよならのキスもしてくれない
リヴァー・フェニックスの名作「スタンド・バイ・ミー」の翌年、「旅立ちの時」の前年の作品。 幼なじみ達と秘密基地を作り死体探しの冒険に出る。少年の面影が残っていた「スタンド~」のリヴァー。 その翌年の作品とは思えないほど大人びたリヴァーがいる。 よくある鑑賞後しばらくしたら内容を忘れてしまいそうな典型的作品で、 彼の主演作でなければCSで再放送されることも無い作品でしょうがリヴァーはまあ、カッコいいです。 早逝してしまったリヴァーの1987年の主演作。今となってはそれだけでも貴重な作品なのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-10-05 12:13:32)
3.  シャドウ・イン・クラウド
何の断りもなくいきなりグレムリンが現れ人間を襲うホラーなのか、 極秘任務と、極秘のトランクの中身。そこに隠された秘密とは?というサスペンスなのか、 普通に戦争映画でいいのか?一体これはナニ映画なんだ? それにしても日本軍の零戦との空中戦の真最中に機外に出て、 トランク救出に向かうとか、いくらなんでもムリでしょうとか、 そもそもなんでグレムリン?という多々あるツッコミどころはさておき、 (最後はグレムリンと素手で格闘とは恐れ入りました・・・。) 尺も80分ちょっとのノンストップアクションで退屈する時間も無く、それなりに楽しめたのも事実。 とりあえずクロエがほぼ出ずっぱりで超人的大活躍を見せてくれる映画です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-06-12 15:38:00)
4.  ジョーンの秘密
第2次世界大戦から戦後の東西冷戦の時代。 ソ連に原爆の情報を渡した、実在した1人のイギリス人女性の実話に基づくドラマ。 キャストを見ると、「ジョーン・スタンリーと若き日のジョーン」となっていますが、 むしろ「ジョーン・スタンリーと年老いた晩年のジョーン」というべき作品構成になっています。 名優ジュディ・デンチは過去を回想し、作品のストーリーテリングを支えるといった位置づけで 実質的な主演は若き日の彼女を演じたソフィー・クックソン。 実話モノゆえ、スパイものとしては地味で淡々とした流れとなっていますが、 彼女と、彼女の周りにいた親友や男たちとの関係を通して、 なぜ彼女がこのような行為に至ったのかはしっかり描かれていたと思います。 終盤に息子に対して、 「東西それぞれが大量破壊兵器を持てば、どちらも使えない。私が原爆を使えない状況を作ったの。」 ラストも群がる報道陣に対して、 「私はただソ連と西側を対等にしたかった。そうすれば恐ろしい世界大戦がまた起きるのを防ぐことができる。 歴史を振り返れば、私が正しかったと分かるはずです。」と言った。 その危機はあったが、確かにこれまではそうだったのかもしれない。 しかし2022年。核兵器の使用をチラつかせる独裁者と、今ウクライナで起こっていること。 このタイミングで見た本作。核兵器の廃絶を強く願う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-06 11:13:24)
5.  シンプル・プラン
雪深い森の中でたまたま見つけた墜落した飛行機。その中には440万ドルが残されていた・・・。 安月給だが真面目に働き、妻と、妻のお腹の中にはもうすぐ産まれくる子どももいる主人公の男。 冒頭はこの夫婦が一番まともに思える。あとは一緒にカネを見つけてしまった失業中の兄と、兄の友人。 ヤバいカネかもしれないが黙ってれば、うまくやりさえすれば目の前のカネは自分たちのもの。 あぶく銭を前に、普段は見えない人間の持つもう1つの顔を表面化させ、 あぶく銭を前に人間が豹変していく様を地味に、ひたすら地味に見せていく。 見る者に、ここに自分がいたらどうするだろう・・・?と考えさせる、登場人物を絞り地味ながらも設定が見事。 登場人物の冒頭の印象とは裏腹に、このシンプルプランに次第に精神的に耐えられなくなって壊れていく兄が印象的。 演じるビリー・ボブ・ソーントンがこの役に素晴らしくはまっています。 サム・ライミにはこういうスケールの映画ももっと撮ってもらいたいなと思いますね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-22 18:11:42)
6.  ジュディ 虹の彼方に 《ネタバレ》 
ジュディ・ガーランドの最晩年のロンドン公演と、その時彼女に関わった人々とのドラマ。 最愛の子ども達との関係や、歌えるような状態でなくても、 ステージに上がりスポットライトと喝采を浴びた瞬間、人が変わったように魅せる圧巻のステージ。 ジュディといえばやはり「オズの魔法使」や「若草の頃」の輝いていた彼女の姿が印象的ですが、 その後は常に彼女にはスキャンダルがつきまとい、その最晩年を描いた作品なので当然彼女の辛い姿もありましたが、 それでも作品の根底には彼女へのリスペクトがあったと思うし、いい映画だったと思います。 ロンドンでマネージャーをつとめた女性や、最後に粋な計らいをみせたロニー・ドネガンといった、 ロンドン公演の際に彼女の近くにいた人物描写も良かった。 また、これは本当にあったことなのかは分かりませんが、ロンドンのゲイカップルとのエピソードも ジュディ・ガーランドという人をとてもよくあらわしていたと思います。 その実力は「シカゴ」でも示していましたが、身も心も晩年のジュディになりきったかのような、 本作のレネー・ゼルウィガーは凄かった。本作でのアカデミー賞も納得です。 作品の締めくくりはやはり゛Over The Rainbow″ 原題「Judy」に対し、「虹の彼方に」と付け加えた邦題も良かったですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-15 21:12:31)
7.  白い暴動
セックス・ピストルズらと共にロンドンパンクの中心的存在だったザ・クラッシュ。 彼らの1stアルバムであり代表曲が作品タイトルとなっており、勿論彼らも登場しますが、 クラッシュの映画というよりは70年代後半、イギリスにあった人種差別の風潮にロックの力で真っ向から闘った、 「ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)」の活動をあえて今、振り返るドキュメンタリーの佳作。 RARのムーヴメントの熱量が今に伝わる当時の映像と、 今にRARの活動を振り返る人々の発言を織り交ぜたそのメッセージは熱く、シンプルでストレート。まさにパンクな作品です。 白人至上主義や黒人排斥を掲げ、その当時支持率を上げた政党「国民戦線(NF)」の活動や政治家の発言だけでなく、 当時、そのNFを支持していたD・ボウイ、E・クラプトン、R・スチュワートといった大物達のことも辛辣に批判しています。  僕が初めて「白い暴動」を聴いたのは少し後の、洋楽を聴きまくるようになった80年代に入ってからだった。 その歌詞に込められた意味や曲ができた背景も、本作を見るまで全く知らなかった。 当時のイギリスの社会、国民の間にこんなに大きな分断があったとも全く知らなかった。 本作が伝えた70年代から時は流れ、本作が製作された2019年の世界はどうか。 「NFは79年の総選挙で敗退した。しかし闘いはまだ終わっていない。」 当時のRALのムーヴメントがもたらしたものと、本作最後の一言が今の世にも大きな問題提起をしています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-08 20:50:16)
8.  ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
1963年11月22日。夫であり合衆国大統領であるジャック・ケネディがダラスで銃弾に倒れた直後からの妻のドラマ。 当然ではあるのですが、作品は終始重く暗い空気に包まれる。 暗殺事件直後からのドラマと、そこから少し経った後のインタビューの再現が交互に挿入される。 悲しみに暮れる妻と、子ども達の姿。まだ幼い、駐日大使も務めたキャロラインも登場します。 一方で、強気な姿勢を見せながらインタビューを受ける姿は全く異なった印象を受けます。 意識して2つの姿を交互に見せようとしたのだと思いますが、伝記モノとして、彼女をどう伝えたかったのだろう。 もう1つ挿入されるのが暗殺事件前のTV番組で、笑みを浮かべホワイトハウスを案内する彼女を捉える当時のアーカイブ映像。 今となっては貴重な映像資料だと思いますが、ここが本作で最も印象的な彼女の姿でした。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2021-05-23 13:06:11)
9.  重役室
巨匠ワイズになかなかの顔触れが揃ったキャストですがこれまで未登録だった作品です。 ある家具メーカーのカリスマワンマン社長が急死した。 タイトル通り、重役室勤務の役員の中から早急に次期社長を選出しなければならない。 社長が急死した午後と、翌日の社長選出の役員会議に至るまでのドラマ。 もっとサスペンスにも出来る内容だし、いっそのことワンマン社長が急死して 役員たちが右往左往するコメディにだって出来たかもしれませんが、 極めて地味でオーソドックスな人間ドラマにした。 ラストの社長選出の役員会議は多少の駆け引きはあるものの、 満場一致で社長が選出されるまでにもう一波乱あっても良かったかと思いますが、 次期社長になりたくて仕方がない者、それを阻止したい者、 自分は社長になる気は無い。じゃあ誰を推すかといった役員の利害関係に妻たちの思い(これが結構いい)など、 役員会議までのそれぞれの思惑がテンポよく交錯し、地味ながらも面白い作品となっています。
[DVD(字幕)] 7点(2021-04-20 19:18:17)
10.  将軍たちの夜 《ネタバレ》 
1942年のワルシャワ、1944年のパリで起こった娼婦をターゲットにした猟奇殺人事件。 捜査に当たる中佐と、容疑者の3人のドイツ軍の将軍と、 事件に関わることになってしまった1人の下士官とその恋人が絡み合う戦後にまで続くドラマ。 軸となるのは猟奇殺人事件の捜査ですが、下士官と容疑者の1人の将軍の娘とのロマンス、 更にはヒトラー暗殺未遂事件である「ワルキューレ作戦」。 ワルキューレ作戦の英雄、トム・クルーズも演じたシュタウフェンベルグ大佐や、 作戦への関与を疑われたロンメル元帥といった実在する人物も少しだけですが登場します。 1本の映画としては少々欲張り気味で、ドラマが散漫になっているのは惜しいところですが、 この豪華キャスト。面白かったです。特にピーター・オトゥールの不気味さが際立っています。 戦後、猟奇殺人事件の犯人は追い詰められていくのですが、 ヒトラーを再評価する動きが出てきたり、かつてのドイツ軍の将軍が英雄として再びまつり上げられたり。 1966年の作品ですが、この頃には既にこうした動きがドイツ国内で起こりつつあったのか。 この戦後パートはそうした動きへの警鐘でもあったのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-06 22:13:42)
11.  シークレット・ランナー
ある出来事で死んだはずの恋人と瓜二つの女が現れた。彼女は何者なのか・・・? という男と女のミステリ・サスペンスの定番のストーリー。 その女を演じるサマラ・ウィーヴィングが美しい。 主人公の男が苦悩するさまが繰り返される前半は退屈なのですが、 後半、女の正体が明らかになって以降は悪くなかったと思います。 一方で犯罪組織に命を狙われるというもう1つのストーリーがあるのですが、 ラスト以外、2人が危機にさらされることもほとんど無くこちらの方は盛り上がりません。 2人の男と2人の女。その結末はうまくまとめられたと思いますけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2020-12-28 17:07:21)
12.  死への逃避行
出会った人間を次々と殺していく魔性の女を演じる。イザベル・アジャーニの静かなる、そして美しき怪演。 そんな彼女の美しき七変化に目を奪われる2時間です。それは見る者だけでなく、彼女を追う1人のくたびれた中年の探偵も。 依頼人もボスの指示ももはや関係ない。自分の娘とこの女を重ね合わせるように彼女にのめりこんでいってしまう。 全編を通して聞こえてくるこの男の回想のような心の声、そのフランス語の響き、テンションを抑えた品を感じさせる語り口。 これぞフランス製サスペンスという雰囲気をたたえた作品です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-17 18:12:18)
13.  シャーク・イン・ベニス
何ですかこれは? B級率が高いサメ映画ですが、その中でもかなり酷いですね。これは。 ヴェニスの運河に住み着くサメが人間をいっぱい食べますけど、 サメ以外の余計なことを入れすぎ。そもそも、これはサメ映画という分類でいいのか? 人間がサメに襲われるシーンはどれも同じような不明瞭な映像で、赤くして誤魔化して終了。 最後に食われるのはこいつだろうなと思って見ていたら、あまりにも分かりやすい予想通りの結末でした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-06-17 17:13:41)
14.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
作品のベースにある、一定速度を下回ると爆発するという設定。 「スピード」などと同じく疾走する車内を舞台にしたノンストップ・アクションサスペンス。 序盤のスリリングな浜松駅通過前後など、見どころも十分です。 警察側の動きには常に???が付いて回るのはこの手の映画のお約束なのか。 特に、最初の現金受け渡しのくだりで、トレーニング中の柔道部諸君に「お~い!爆破犯を捕まえてくれ~!」 これには思わず笑ってしまいました。 ↓の方も書かれていますが、金の受け渡しをめぐる警察と犯人グループ(ほぼ健さん1人ですが)との駆け引きは、 グリコ森永事件を思い出させるものがありました。高速道路とその下の一般道とか、喫茶店とか・・・。 昭和の匂いを漂わせる名優たちの熱き競演は見応え十分の作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-13 20:05:02)
15.  上海から来た女
この公開版は元々の作品からかなりの時間がカットされているとのことで、 途中からは話が分かり辛くなっているところはありますが、 有名な終盤の鏡を使ったシーンをはじめ、オーソン・ウェルズの才覚あふれる作品となっています。 公開当時、あまり評価が高くなかったそうで、日本公開もかなり遅れることになりましたが、 当時としてはかなりの驚きをもって見られたのではないでしょうか。 本作は何といってもリタ・ヘイワース。 彼女のフィルム・ノワールとしては、「ギルダ」がの方が有名なのかもしれませんが、 全盛期の彼女が美しさが堪能できるということに関しては言えば本作の方が好きですね。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-26 15:17:47)
16.  芝生は緑
名匠スタンリー・ドーネンにこの豪華キャストを見ると見る前の期待感が大きく高まる作品です。 アメリカ映画ですが、イギリスが作品の舞台となっていてアメリカ人とイギリス人の絡みで笑わすという作品。 これ自体は面白かったのですが元は舞台劇らしい作品で、かなり台詞の多い会話劇となっています。 たまにこういう映画に出会うことがありますが、字幕を追うだけで結構大変なんですよね。 吹替にしても字幕にしても、この手の映画は原語では見ることができないもどかしさも感じますね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-12-26 15:15:59)
17.  シューテム・アップ
苦笑い的な笑いも多く含まれるのですが、時折微妙な笑いがこみ上げてくる作品でした。 冷酷なようで半分道化のような悪役、ジアマッティがいい味を出しています。 モニカが喘ぎ声をあげる中、オーウェンが駅弁状態で敵を殺しまくるくだりもなかなかにシュールです。 後半の様々なトラップを仕掛ける銃撃戦。トラップが百発百中で決まりますが、流石にそれは無茶でしょ。 スカイダイビング銃撃戦も百発百中。マジですか!?とかですね。 90分足らずの作品ですが、相当な時間を銃撃戦が占めています。展開が早いので退屈することは無いです。 まあ、B級の域は出ないんですけど、スタイリッシュに決まっている部分もあります。 それにしてもモニカ・ベルッチには普通のお母さんの役とかが来ることは無いんですかね。 本作は少しお年を感じさせましたが、それでもやはりお美しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-11-11 21:12:32)
18.  人生はシネマティック!
「人生の1時間半を捧げたくなるような価値のある映画を作りたいんだ。」とは本作に登場する脚本家の台詞。 戦時下のイギリスで、国民の戦意高揚のための映画製作に関わる人々を描いた人間ドラマ。 彼らの映画人としての誇り、イギリス人としての誇りをかけて 制約だらけの映画製作に挑んだ人々の人間模様をコメディタッチで描いた佳作。 BBC製作ということも関係しているのか、イギリスらしいユーモアを挟みながらも真面目に作られた作品です。 しかし暗い世相を感じさせる作品の世界観の中、このささやかに挿入されるユーモアの匙加減が素晴らしい。 主演はジェマ・アータートン。当時の女性の雰囲気をとてもうまく表現する好演でした。 そして脇を固めるビル・ナイ。出番はそれほど多くないですが、流石の存在感です。 作品を見る者に勇気を与えたり生きる喜びを見出したり。それは最後の映画館の観客の反応が物語っています。 原作、監督、音楽、脚本など、女性が中心の映画らしい雰囲気をたたえながらも映画の持つチカラを感じさせてくれる良作でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-10-20 15:16:01)
19.  正午から3時まで
見始めてしばらくは、ブロンソンが西部の無法者を演じ、 いつも通り奥様と共演するウエスタンかと思ったのですが、 こちらの予想をいい意味で裏切ってくれた、なかなかに上等な映画でした。 ブロンソン主演のコメディタッチの西部劇、しかもロマンスが軸になっているというのも珍しいですが、 ブロンソン夫妻の数多い共演作の中でも2人がお似合いでいい共演作です。 これは2人にとってもいい思い出になった作品だったのではないかな。 大爆笑という作品ではないですが、笑いドコロも十分。そして最後は切ない。 多くのブロンソン主演作を見てきた者にとっては異色作ではありますが、 エルマー・バーンスタインとアラン・バーグマンのカメオ出演といった遊び心も楽しい。 その2人の共作である主題歌も素敵な愛すべき佳作になっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-13 15:07:37)(良:1票)
20.  ショック療法
絶頂期のアラン・ドロンが謎のマッド・サイエンティストを演じる。 アラン・ドロンにはどこか陰がつきまとう役が似合うのですが、本作はそういう感じでもない。 全裸で砂浜を全力疾走、そしてそのまま波打ち際で無邪気に戯れる。他ではなかなか見ることができないお姿です。 公開当時にこれを見たアラン・ドロンのファンにはここが一番のショック療法だったかも。 音楽もこの手の映画にはつきものの不気味さを醸し出すような雰囲気は無く、妙に陽気な音楽が多用される。 奇妙な映画ではありますが、疑念が積み重なり少しずつ追い詰められていく患者を演じるアニー・ジラルドが良かった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-10-13 15:06:29)
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