1. シザーハンズ
とても悲しい映画です。城にいたエドワードを勝手に連れ出しておいて、最初は珍しがってたくせに結局最期は見た目で判断して怪人扱い。エドワードの歓迎パーティーにいた義足のおじいさんもエドワードが弱い立場になった途端彼を悪人扱いだし、おばさん連中は悪人扱いしながらも最後まであの髪型。興味本位で近づいて、利用できるだけ利用して、ほんとに汚いです。でも人間が変わった人を見るときの目というものはこの通りだと思います。この映画を観るとエドのほうが人間らしい心を持っていると思う人がいると思いますが、むしろこの映画で描かれている人間こそ人間らしいです。エドのほうが人間らしいと思うのは、こうありたいという理想ではないでしょうか。人間に対する皮肉と、理想が入り混じったすばらしい童話だとおもいます。 10点(2004-07-21 23:29:39)(良:1票) |
2. ジェイソンX 13日の金曜日
13金はパート1,2しか見ていませんが、これはいくらなんでもないと思います。もはや、お前誰だよってキャラになってますね。あの生々しい雰囲気が良かったのに、スーツみたいなカッコになってしまって…。最期はまたクリスタルレイクに戻ってエンドレスですか。これは邦題を変えたほうがいいです。「13金外伝」ならまだお遊びとして許せたかもしれません。 0点(2004-07-21 16:12:35) |
3. 13日の金曜日PART2
ジェイソンに同情する女がでてきますが、いらないと思いました。やはり泣き叫んで逃げ回ってこそジェイソンが引き立てられて、見るほうも面白いと思うのです。母親の死体を大事にまつったり、母親の服を着た女を本人と勘違いして落ち着いたり、人間らしい一面は一切ないほうがいいです。なんの感情もなくバッサバッサ殺していくからこそエンターテイメントとして成り立つのに、変なドラマを加えたら成り立たなくなります。最期にスローで飛び込んでくるシーンもパート1そのまんまで、ひねりがないのでいかがなものかと。 2点(2004-07-09 00:21:04) |
4. 13日の金曜日(1980)
ジェイソンは不死身でホッケーマスクをつけた狂人という固定観念があったので、とてもショックでした。マスクのイメージが定着している人は、パート3から見始めて、1,2はジェイソン誕生の秘話みたいな感じで見たほうが楽しめるかとおもいます。音楽のタイミングで、殺されるシーンが簡単にわかってしまうので、エンターテイメントとして見たほうが楽しめます。 5点(2004-07-09 00:09:16) |
5. ショーシャンクの空に
最悪の状況に置かれてもあきらめる事をせず、最後に希望をつかむというストーリーは良かった。なにか勇気のようなものが与えられます。しかし主役の悲惨な状況を引き立てるためにしか見えないような、あまりに度が過ぎる悪役はどうかと思う。彼らが「最期に泣かせるための引き立て役」にしか見えなかったため、ラストもいまいち感動がなかった。 6点(2004-07-07 18:48:52) |
6. シャイニング(1980)
初めてみたキューブリック映画です。これで一発で大好きになりました。役者のセリフではなく、映像で恐怖を煽ってきます。まぁジャック・ニコルソンの顔だけで十分怖いですが。あのホテルの優美で壮大な姿、その裏にある狂気のようなものがにじみ出ていました。あれを見てから一週間くらいダニーのREDRUMのくだりが頭からはなれませんでした。 8点(2004-06-07 00:59:00) |
7. 十二人の怒れる男(1957)
この映画に出てくる場所は陪審員室とトイレだけ。トイレは休憩の間の数分だけで、そのほとんどが陪審員室で繰り広げられる。それにもかかわらず終始緊張感が張り詰めている。見始めてすぐに結末は予想できてしまうが、そこは問題ではないと思う。11人が上げる状況証拠を次々と論破していく8番陪審員は見ていて爽快だった。 9点(2004-06-03 23:13:22) |