1. 就職戦線異状なし
公開数年後の、自身の就職活動で、「あの映画はいったいなんだったんだ!」が仲間内での合言葉になっていたのが懐かしい。ネタ映画扱いされて、ヒットしたのにDVDにもなっていないようだが、前向きな気持ちになれるいい映画ではないでしょうか。引退した仙道敦子以外の主要人物は今でも第一線でバリバリやっている人ばかりで、容姿もあんまり変わっていないのはすごいと思う。それにしても、仙道敦子の髪型が、今見ても残念すぎる。素敵な女優さんなのに。 [ビデオ(邦画)] 6点(2016-02-03 18:00:41) |
2. シー・オブ・ラブ
《ネタバレ》 中身の薄いラブサスペンス。アルパチーノが出ているということ以外でこの映画が記憶されることはないと思う。刑事が容疑者と恋に落ちるというのはよくあるパターンだけど、このパターンでいえばドナサザとジェーンフォンダの「コールガール」の方がはるかによかった。あちらは渋みと哀愁で大人の雰囲気がいっぱいだったが、こちらの二人はただ騒がしくエゴイストで見苦しい。それにしても脚本を選ぶことで有名なアルパチーノがこの脚本のどこに魅かれたのかさっぱりわからない。でも、ラストシーンはちょっとよかったかも。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-09 01:12:05) |
3. 情婦
《ネタバレ》 傑作との評判だったのでDVDを購入して鑑賞。確かに傑作でしたが、このトリックって他でも見たことあるような・・・ってこれが元祖なんですね!!チャールズロートンがこんなお茶目な役者だったと知らなかった。戦艦バウンディでしかみたことなかったし。で、デートリッヒがあれで当時すでに60前というのもすごいな。正直今の時代見たら、すでにあちこちで部分的にネタバレがされていると思うので、途中で結末がわかってしまい初見のインパクトはそれほどでもないのですが、歴史的名優達の名演技に謹んで9点献上。あと「情婦」の邦題が批判されていますが、私はうまいタイトルだと思いました。なるほど確かに「情婦」だと・・。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-10 22:56:06) |
4. 小説吉田学校
原作はさいとうたかをの漫画で読んだが、非常にうまく映像化されていると思う。基本的に実話なので淡々とした流れになるのは仕方ないとは思うが、倒れた鳩山を三木が叱咤するシーンはもうちょっとドラマチックにしてもよかったのにと思う。あと、広川弘禅が寝返るシーンも。政治は筋書きのないドラマであることを改めて教えられるが、最近の小泉劇場は数十年後映像化されることはあるのでしょうか。スケールはかなり落ちると思いますが・・。 [DVD(邦画)] 8点(2007-07-28 13:05:54) |
5. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 やはり、中井貴恵の演技が致命的になってる。智子の存在感が命ともいえる作品なので評価は低くならざるをえない。高峰三枝子や司葉子にあんなしょうもない役で出てもらうくらいならば、「犬神家」の島田陽子に智子役として再登場してもらったほうがよかったのでは?内容のほうもどうもいまいち。昔の殺人で原作にない設定で動機の強化をはかるのならば、現在の殺人のほうの動機もうまく脚色してほしかった。原作では犯人がかなりひどい人物になっているのであの動機でもありかなと思わないでもないが、映画版の犯人はそう悪く描かれていないのであの動機で人を殺すのかなと・・。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-07-28 06:16:58) |