1. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ドーン・オブ・ザ・デッドと異質の映画なんだけど同じくらい面白い。オリジナルのドーン・オブ・ザ・デッドとは共に表裏一体をなすんだけろうけど、どちらのリメイクもよく練られていて驚く。 このショーン・オブ・ザ・デッドの面白さはそれだけではなくて、笑いのツボの抑え方も非常に小気味が良く本質的に出来が良い。コメディタッチのゾンビものとしてバタリアンがすぐに思い浮かぶが、あちらはテレビで放映された際の吹き替えだけでどれだけ一つの話が面白くなってしまうのかと言う意味でいうと、オリジナルのトーンを著しく損なっていて本体の出来の良さとは全く違う意味合いを持っている。 バタリアン放映当時、「レミントンスティール」や「俺がハマーだ」といった吹き替えが一人歩きするほどに吹き替えの文化度は高く、今とは比較にならないくらいの楽しみがあった。それと比較すると、より現代である2004年の吹き替えはどうなのかというと、これがなかなか驚きなのだ。 吹き替えの黄金期だった80年代末から90年代初頭に掛けての時期にはない、(原盤という意味の)オリジナリティの移植という意味で正常に進歩しており、背景音のトラックとの自然さも段違いという意味で、色々な技術的な進歩をしみじみと感じられる傑作っぽさがこの映画の本当の価値ではないだろうかと、思ったり思わなかったり。 そういう余り日に当たらない技術という意味で傑作なのは間違いないんじゃ無いかと思うのだが、ゾンビを感じさせる編集や、大槻ケンヂのような既視感を感じる世界観も完璧な技術的な昇華を果たしていてどうにも侮れない。 要するに、ヤベーサベーマジオモシレえ。って思わずつぶやくってこと。 [DVD(吹替)] 8点(2013-07-31 18:56:33) |
2. ジェイン・オースティン/秘められた恋
《ネタバレ》 絵的な雰囲気は重厚でなかなか惹き込ます手腕に長けた話だった。しかし、なんであれで惚れちゃうんだろう。んーよく分からないけどま、いいか。 最後くっつかなかったけど、なんか永遠の愛みたいな終わり方で盤石のオチで安心した。 [地上波(吹替)] 7点(2013-04-24 20:51:20) |
3. 縞模様のパジャマの少年
《ネタバレ》 侵略戦争の中身は、人の物が欲しいという見境の無さだろうか。自分ならもっと上手く使ってみせるから今すぐ欲しい。だから奪った。ちょっとそれは可視化しすぎだろと言われそうだが、そう言う側面の大きさが質量の多くを占める。 そう言う汚らしさが、大人の社会で取引や職業を介して行われる所まで浄化されて初めて繋がりが新しい様々な物を産出する美しさが産まれるはずなのだが、この時代にはそれが具体的な認識をされていなかった。 そして、その時代はあとほんの四半世紀ほど経つと100年前の戦争になってしまう。恐らくこの時代では、この話が描いた友情が生んだ悲劇への怒りはきっと戦争では無く、処刑作業をしっかりと確認しなかった作業者へ向かっただろう。 現代でははっきりと、侵略戦争への憎悪と狂った思想への警戒心がこの映画のテーマに同調する。描かれていないが、この後父親はいったいなにに対して怒り、なにをするかを想像させる事で更に戦争への嫌悪感を増大させる事に成功している。 で、ちょっと考えて欲しいのは、実効支配や軍で国家を恫喝し場合によっては非軍属の他国民を殺害することも止むを得ないという主張を続け、それに疑問を抱かないでいる塊。排他と自尊と自己顕示の、ナチスやモンゴル帝国の様な狂気を感じる。 欧米圏ではこの映画のように非常に洗練された映画が作られているのに。残念でならない。 [DVD(吹替)] 8点(2012-12-06 16:07:41) |
4. 重力ピエロ
《ネタバレ》 そこそこかあ……。残念だ。 コインロッカーが原作物としては信じがたいおもしろさだったので異常に期待してしまったのもいけなかった。話としては面白いんだけど、あの軽い記述方法でないと雰囲気がとてもじゃないけどバランスしないようだ。 これに原作があるって言うことを知らずに、社会派映画とか勘違いしてたなら結構面白く観てしまったのだろうけど、やっぱり読んでしまった話を映画でもう一度観てしまうとやはりよほどの好条件でないととんでもなく面白くなるってことは無いんだな。残念。 文字で疎通する兄弟と何人か。これを演技と声と画と画角で表現、出来るわけないものを字面を追って同じ事をしようとしても失敗するような気がする、 原作小説にきちんと読み取れる形で存在していた微妙に狂ってる兄弟と、対象者。これを画で見ても分からない関係に置き換えることで、読者に想像させるっていうのが、あまりに姑息だったように思う。 小説でも映画でも読んでる観てる人間に任せる部分が多少なりともある。それをやたら結末でやろうとすると、そのように議論を前提とした文書的な資料が作中でフォローされているかそうでないかで、決定的に落ちない、もう自力じゃ落ちない.ってことになる。じゃあ面倒くさいから読者にお任せ。で、という消極的なやりかたになって絶対最悪の読後感がまっている。 映画の場合、文字でしっかりその振りとなる資料を混ぜ込めない以上、読者の倫理や正義感、法の力などという文書で抑えておくべきな部分をセリフや状況で読み取らせようとする。 結果として、この映画のように、精神的に近い側の人間にしか共感されないと言う事がおこる。 共感できない人間が、理解できない行為をしてしまったことに気付いてしまった。どのように葛藤したら良いだろうかと言う方法まで楽しめる部分が、ない。 似たような因子がある人が「弟わかるわあ」で終わってしまってはまるで意図しない方にいってしまっている。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-20 21:24:17) |
5. シャフト(2000)
《ネタバレ》 ギャー、シャフトマジカッケエ。 黒いジャガーより良く出来てるし。結構満足度高けえ。 残念なのは、サミュエルLだね。彼でさえスゲエかっこいいんだからさ、普通にカッケエ俳優使えば異常にかっけえ映画になったのは間違いなかったんじゃないだろうか。 何回も見たのに内容は全然覚えていない。 [DVD(吹替)] 7点(2012-05-11 18:18:57) |
6. 小説家を見つけたら
《ネタバレ》 良い話。凄く良い話。 老人と少年の友情っていうのは、それだけで深みを感じちゃったりして。この話に限らず良いよな。 ページが折れてるのを見つけたウォレスはジャマールに「作者に失礼だ」っていう。ちょっと良いな。 こう言うやりとり、良いなあ。すがすがしい。 [DVD(吹替)] 7点(2012-04-15 04:20:11) |
7. シャーロック・ホームズ(2009)
なかなか面白かった。 ホームズのイメージをヘンテコにデフォルメした映画は結構あるような気がするが、こういう方向か。参った。推理というよりパズルなのだが、それが副要素てきなポジションに下げてあるところが憎い。今の推理モノの当たり前とホームズでは勝手が違うため、逆に味付けになっている。 キャラが立っているが、これは字幕で見たとき伝わるのだろうか。ちょっと気になった。役者の小技が楽しいのだが、文字で伝わると思えない。吹き替えでの鑑賞がお勧め。この作品で字幕はオリジナルトラックのミキシングやノイズ感が楽しめる以外は意味がないと思う。 とりあえずこういう映画化はアリ。CGの使い方も上手。佳作だと思う。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-08-14 20:49:06) |
8. 沈まぬ太陽
《ネタバレ》 可もなく不可もなく。 日本の航空会社みたいに、杜撰で高給という分かりやすいものを真っ正面に持ってきてるが、杜撰で高給という基本的な現実がフィクションで隠しきれない。好況時にすら組織を維持する事のできない企業の一従業員を、いったいどうやってイイモノにするんだ?、と興味津々だったがやっぱり無理な物は無理だろうと思う。 結局給与水準やよく分からない信念を骨子に持ってきてる時点で時代錯誤著しく、これが成立するような感覚麻痺が受け手に無いと失笑されたり非難されたりって事にもなるんじゃないだろうか。20年くらい前のバブルの時代でもない限りこういうトリックは通用しないと思う。そのせいもあってか、渡辺謙の演じる主人公の愚直さはこの物語の中で造られた箱庭の中だけで成立する愚直さであって現実の愚直ではない。悪の定義も箱庭と演出で造られた現実とはまるで違うし、現実でなくても他作品とくらべても異質に感じるほどの人工物だった。 これを褒めなきゃいけない雰囲気があるとしたら、なんとなくその場所は良くない場所だと思う。そういう基準にはなりそうな映画だ。 [ビデオ(邦画)] 5点(2011-02-12 14:24:50) |
9. 少年メリケンサック
《ネタバレ》 確かにそこそこ面白いんだけど、宮藤官九郎の脚本に話としての面白さが微妙だと言うことが浮き彫りになって来ている気がする。 佐藤浩市と宮崎あおいの良さを引き出す手腕には驚いた。脇を固める俳優が演じきれないような設定をひるむことなくねじ込んでくるのには正直引いてしまうが、佐藤浩市の決死の演技には度肝を抜かれる。いや、マジで抜かれまくる。ほんとに凄い俳優だ。 ブラックユーモアをオチで使ったが、あれって意味あるんだろうか?ジミーさんが死ぬ事で何か面白いんだろうか?あの後逮捕されて大勢の人生が壊れるだけなのは予想するまでもなく頭に浮かんでしまう。それを映像で無理矢理笑いに変えるENDは落ちていないだけだと思う。文字媒体ならアリかも知れない。この映画では上手くいっていないとおもう。後味が悪かった。 素材は良かったはずだが、トゲのある演出と話はきちんと着地できなかったように感じた。 [地上波(邦画)] 6点(2010-12-30 01:46:55) |
10. 呪怨 (2003)
そこそこいけてしまった。 そうか?そうなのか?この映画って全然怖くないの?私はビビりまくってしまったし、布団の中とかシャンプー中とか不安になりまくったりした。このシリーズではハリウッド版の方が話が何となく良かったから日本劇場版は一つ印象が負ける感じだが、十分怖かった。 ホラー映画に耐性がないと、こうも怖いのかとおののいた。10年近く前になるのか。ハリウッド版をみてこの映画やOVA版、続編をみて、さらに他の日本製ホラーをいくつか試したがやはり呪怨が一番不愉快な気味の悪さが良い。良かあないけど。 ホラー慣れしていなければ結構いけるんじゃないかと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2010-03-03 00:02:30) |
11. ジェリーフィッシュ(2007)
《ネタバレ》 面白い。人に勧められなくもない。 想像が及ばない世界の、日常的ラブストーリー的な何かだろうと、ドサッとそろえたDVDの中に埋もれていたものを忘れた頃に観る。そういう中の1本だった。 だいたいそういう映画は観てみるとラブストーリーではなかったりする。時にはドキュメンタリだったりする。この映画もラブストーリーではない。だから、この映画を観たときの、「突然クビの後ろを触られてビクッとする」ようなヤメレよ的不意打ちではなく、「夏に買っておいたガリガリ君を冬に食ったら、それが当たってた」的な心くすぐる度は非常に心地が良かった。 日常をベースとして、物語がきちっと時間軸を狂わせることなく、3組のカップルと主人公と一人の女性たちが明確な接点を持たないまま、微妙な共通の上で虚ろさに悩む。こういった設定はアメリカやヨーロッパよりも、こういう中東とかアジアとか、そういう世界のベンダの方が得意なのかもしれないな、などとも思う。 不思議な少女の役割は決して明確ではないが、それは果たして主人公にとってのセラピーになったのだろうか、そのあたりをあからさまに表現しないあたりの繊細な力業は感服してしまう。すべての登場人物が、何らかの解答を得てそれに従うけれど、それが果たしてどういう未来を生むのかな、なんてぼんやりと考えられる味わいは秀逸。 また、日常を収めた画が非常に綺麗で、DVDが液晶テレビに映し出されるときの、不快なぼやけもなぜかそういう味かもね、という独特の雰囲気になっていた。もしかしたらブルーレイ(がでているかは知らないが)で観たら全然違う空気なのかもしれないが、作者も意図していないだろうその雰囲気に没頭することができた。 なんか得したな、そういう気持ちになれた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-06 15:44:13) |
12. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 そこそこ面白い。 キング作品映画化大好きなワタシは、この作品、始まった瞬間「宇宙人」「妄想」「二重人格」に的を絞った。というか、普段これ以外の展開は無い。 と、言うわけで画面に現れる様々なヒントが中盤以降矢継ぎ早に出てくると、笑ってしまうのである。良い仕事してる。どう考えても妄想型の二重人格以外にはたどり着かないのに、今度は映画の方がひたすらとぼけ始める。この按配がたまらん。 キング映画の最大の醍醐味が始まると、いかにしてワタシは気づかなかったふりをするか、気づいてしまった自分との戦いが始まる。たぶん、キング映画とかキングサスペンスとかをまだ全然観たことがない小さな子供とか、キング映画を普段全く観ないそれなりに大きい子供がターゲットなんだろう。だから主役がジョニー・デップなのかもしれない。 それでも、キング映画が大好きだ。一瞬で違う話になっちゃうやっつけ感も、たまらない。良いじゃん、それで。というなんて言うか優しさみたいなのにあふれてる。 だからなのか、ショーシャンクやスタンドバイミーのようにガチな文学の方には少し距離感をおいてしまう。映画として、作品として、ストーリーとして違う人が原作なの?っていうくらいクオリティが違うのだが、こっちの何となく不完全な、ちゃんとしてないような、ずっとダラダラ観られるような、いわゆるキングな感じが好きだ。 [DVD(吹替)] 6点(2009-12-06 14:50:53) |
13. ジャーヘッド
《ネタバレ》 面白かった。良作。 はっきりと分かるのは、アメリカ人にとって戦争とは朝鮮戦争以降のことだろう。朝鮮戦争やベトナム戦争にしても、クラシックな戦争で今現在の戦争というイメージではないと思う。 そういう意味では、やはり第二次世界大戦というものはさらに古典戦争の世界で、歴史の教科書に出てくるテスト対策のような話なのかもしれない。日本人が第二次大戦中の話をみて涙し、これを風化させまいという話を一生懸命作り続けているのとは違い、アメリカでは常に変わり続ける戦争の意味を賢明に現実とすりあわせようとしているかのようだ。 アメリカ人にとって、戦争はずっと続いている(お祭り的な意味ではない)イベントの一つなのだろう。そこでは常に日本人が幻想を抱く第二次大戦中の悲劇と同種かそれ以上の苦しみが現存し、それを放置し国益や自国民の生命を損なうことすら無かったことにする、他の西欧圏諸国とは違う現実主義が横たわる。 アメリカの身勝手、のように豊かな地域のアジア圏ではねじ曲げられて良いように紹介される戦争は、常にアメリカだけではなく中東との共存を描く西欧圏全体の秩序を乱す組織的な悪の存在が根源となっている。中東だろうがアジアだろうが、ビジネスの場であり生活の場でもある、単なる地球上という場所をテロリスト的な集団(いろいろな規模を包括して)が思想と暴力で蹂躙しようとする。その集団の主張をなぜかテレビや雑誌が拾って真剣な顔でアメリカ批判をする状況は少し異様ではないだろうか。 そういった批判は少なからずアメリカ国内にもあるようだが、そんな中戦地に赴いた主人公達の任務は、戦闘と呼べない相手側の脆弱性に耐えることだった。古典戦争の世界にあった闘争はそこにはなく、はっきりと異質になった現代戦争の有様は、気持ちの悪い、国家ではない思想的な何かを相手にした、それに対する準備を強いられる毎日だけだった。 武力と恣意の危険な思想集団は今もその脆弱性や攻撃誘発性を巧みに操り、同情を引き相手方の主張をぶれさせ同化しようと奔走している。それはこの映画に具体的には描かれていないが、すでに共通認識としての下敷きとしては明らかに存在する。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-11-23 15:20:46)(良:1票) |
14. シン・シティ
思った以上にだいぶ面白かったと思う。 ストーリーがちゃんとしていたからこういう絵でもちゃんと面白かったんではないかと。 小説じゃなくて映画だからこそ、客の想像力やイメージ力に頼らずに画で直球勝負するというのは非常に効果的だったと思う。こういう絵作りで失敗している映画はたくさんあるが、もくろみが成功している映画ってのは本当に数えるほどなんじゃなかろうか。 全編で統一性もある、それでいて拒絶感が表れない独自の画調は固めるまでに相当な試行錯誤とそれまでの確認という作業をいやと言うほど繰り返したのではないかと思う。でないとここまでのものは作れないと思う。 絵と荒々しいストーリーがマッチして、入り込んだが最後集中が途切れることなく楽しい時間を十二分に過ごすことができた。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-01 22:12:28) |
15. 60セカンズ
《ネタバレ》 気軽に見られるいかにもハリウッドアクション映画という感じ。 宣伝だとクライムサスペンスなのかと思っていたんですが、実は戦隊ものテイスツあふれる カーアクションでした。 ギャグパートが意外とツボに入ってしまい妙に笑える映画って言う感じでした。 それから、ニコラスケイジがどうしても・・・コミックバンチで大昔やってたギャグマンガ のキャラに見えてしまいシリアスな演技を見てると笑いそうになってしまう。 あのギャグマンガにはニコラスケイジとブルースウィリスに呪いを掛けやがった。 金曜の夜とか土曜の午後に見るのにぴったりな軽めの映画です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-12 19:16:55) |
16. 少林サッカー
あぁ・・・、これは性に合わないと厳しいというか・・・ 途中まで笑えるんですけど、なんか腑に落ちない感じが。 だって現実の中国代表のサッカーなんかもっとえげつないじゃないですか。 相手選手が病院に搬送されて手術するような、選手の背中に跳び蹴りを笑いながらするとかそういうイメージ。 この映画って決してそう言うつもりはないでしょうけど、中国国内に対しては別にギャグで作られた訳じゃなく、もしくはギャグのつもりで作っていても現地の人には笑いの観点が違いすぎて、多くの人は正しいものと思って見ているんじゃないでしょうか。 ギャグじゃなくて、現実にやっていることを笑って楽しいことにすり替えてるんじゃ・・・とおもうともの凄く後味が悪かったです。 [DVD(吹替)] 2点(2008-09-28 15:32:46) |
17. ジャンパー
《ネタバレ》 面白かったです。 高校の半ばで人生から逃げ出してしまった少年じゃまぁやりますよねこういうの。 対象年齢が高校生までくらいなんでしょう。 何となく思うんですが、この国では映画フォーマットそのものが誤解されているような気がします。映画=他メディアよりも高尚、次世代文学のような誤解です。 こういうもんですよ、映画って。技術フォーマットとして実態はありますが、内容には多様性がありますからこういう対象年齢を絞った娯楽作品も違和感なしで受け入れられてます。 それといろんな映画が説明的じゃないことにつっこまれることが多いですが、これも映画だからそういうもんです。日本のアニメ映画以外だと単なる説明的な台詞とか場面挿入はある方が珍しいです。 何も考えずに見れば非常に面白いと思います、凄い映像技術を堪能できます。 [DVD(吹替)] 6点(2008-09-04 22:59:37) |
18. ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 前半のあまりの怖さに、一旦休憩を取ったほど。 こんなに恐ろしくて良いのか・・・と期待すればするほど後半損します。 これって監督はアランスミシーの類でしょうか?ニコイチすぎますって。 構成、展開がバンラバラ。 コッポラ制作総指揮と書いてありますけど、要するにお金に困ったときに名義貸しただけなんじゃないでしょうか・・・ [DVD(字幕)] 4点(2008-08-24 13:10:43) |