1. 十二人の怒れる男(1957)
法廷という限られたセットの中で繰り広げられるサスペンスと群像劇。 推理要素はさほど強くはないし、今となっては見慣れたプロットかも知れないが、ざっと60年以上前の作品であることを考慮に入れれば、評価は自ずと上がる。 見どころは何と言っても12人の陪審員のキャラで、この12人の誰かに共感を覚えたり反発したりしながら、いつの間にか引き込まれ、自分もそこで参加しているかのような錯覚に陥る脚本は圧巻。 [DVD(字幕)] 8点(2022-09-30 17:03:57) |
2. シン・ウルトラマン
ウルトラマンについては記憶の片隅にほんの少しある程度ですが、日本人なら映画館で見るべしと思い立ちました。 戦闘シーンは感涙モノでした。役者にスマホを持たせて"アングル"にこだわって撮影したとのことで、これから見に行く人はその辺も鑑賞ポイントになると思います。 [映画館(邦画)] 6点(2022-05-20 16:17:03) |
3. ジャンゴ 繋がれざる者
歳を重ねるごとにジャック・ニコルソン的雰囲気を醸し出してくるディカプリオさんですが、そろそろ彼の悪役を見てみたいなあと思っていたところで本作品を知りました。彼の役柄についてはちょっとイメージしていたものと違いましたが。 タランティーノ監督の言葉へのこだわりがひしひしと伝わってくる脚本がとても好きになりました。普通、そこでそんなこと言う??というようなウザい絡みが最高です。 まるで呼吸をするように殺人をするような映画は本当は嫌いですが、それでも見たいと思える魅力に溢れていました。見て良かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-22 16:53:24) |
4. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 言わずと知れた名作。この映画はミュージカルというよりオペラだと思います。 オープニングから、かの有名な主題曲が流れ、色鮮やかな傘、傘、傘のシーン。 全編を貫く「お洒落感」はそりゃあもう半端なく、映像美と音楽美に圧倒されます。 ジュヌヴィエーヴのノースリーブワンピースと彼女の部屋の壁紙がリンクしているシーンでは思わず一時停止してしまいました。 内容はベタな恋愛ものですが・・・、結構重いです。それにも関わらず軽やかでクールでスタイリッシュなのは、日本では考えられません。良い意味で。 クライマックスで、ジュヌヴィエーヴが未婚(しかも17歳)で妊娠して、ギィ(お腹の子の父親)は出征して行方知れずなのに、お母さんは子供の誕生を純粋に楽しみにしている様子が描かれていて、この当時からフランスはシングルマザー大国だったことが伺われます。 ESSOガスステーションでのラスト・シーンは、三文恋愛ドラマなら、再会で焼け木杭に・・・となりがちでしょうけど、ここで再燃したところで誰も幸せにはならないことがよく分かっていると思いました。ジュヌヴィエーヴとマドレーヌを鉢合わせさせることもなく、素敵なエンディングだと思います。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-17 14:03:03)(良:1票) |
5. 死霊の盆踊り
過去に見た駄作映画の評価を変えたくなるくらい価値観の変わる映画でした。実際にこの目で見たことは、ある意味「誇り」です。悩みましたが0点を。 [インターネット(字幕)] 0点(2022-01-12 18:02:51) |
6. シャン・チー/テン・リングスの伝説
《ネタバレ》 ここの評価通り、期待以上でも以下でもない映画でした。 主人公のシム・リウ(シャン・チー)は、失礼ながら一見パッとしないので不安でしたが、バスのシーンは少しばかり食傷気味のカンフー・アクションがグッと洗練されていて、鳥肌が立ちました。ギャップ萌えに成功していたと思います。また、ヒロイン役のオークワフィナも良い味を出していました。本音を言えばヒロインにはもう少し「華」のある役者さんの方が嬉しいのですが、彼女だからこそ!というシーンも多々あったので、悪くないキャスティングだったと思います。一点だけ、トニー・レオンの使い方が少々残念ではありましたが、次回作に期待したいと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 17:42:32) |
7. ショートウェーブ
オープニングの掴みは凄く良かった。得体のしれない雰囲気も悪くない。でも、ラストで「それはないよ。」と言いたい。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-12-26 23:53:46) |
8. 真珠の耳飾りの少女
大好きなフェルメールの映画ということで視聴。 かの有名な「真珠の耳飾りの少女」(または「青いターバンの少女」)のモデルは彼の娘というのが定説ですが、ほとんど何も分かっていないため、こんな物語があったかも知れない・・・と想像するのは実に楽しい。 画集を片手にこの映画を見ると、同じ構図を見つけることができる。 キャスティングは、少女の役を当時19歳のスカーレット・ヨハンソンが、コリン・ファース扮するフェルメールに対する淡い恋心を秘めながら尽くす役を好演している。 ほぼほぼこの二人だけの映画と言っても過言ではないが、飽きさせない二人の演技力は必見。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-15 11:49:12) |
9. J・エドガー
ディカプリオの演技が好きなので、出演する映画はデビュー作を含めてすべて見ていますが・・・この役については、もう少しお年を召してから取り組んでほしかったなあと思ってしまいました。 実在の人物ですが資料が乏しくミステリアスな方なので、想像で補う部分が多かったとは思いますが、エドガーは凄い人です。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-11 16:50:23) |
10. シャッター アイランド
重苦しい話ではありますが、ディカプリオの演技を観るためだけに、何度か見ています。 この映画はネタバレしてしまっては無意味なので、ストーリーについては何も語りません。 観終わった後、もう一度見返したくなるタイプの映画です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-11 16:45:15) |
11. ジョー・ブラックをよろしく
ブラピは好きだけど、ブラピのプロモを観るほどには好きじゃない。 と思ってずっと敬遠していたのですが・・・ブラピはやはりかっこいい。 笑ってしまうほど、まだ演技が未熟ですが・・・それがまたジョーの初々しさと重なり良い味付けになっていて、はじめて結ばれるシーンの表情は、なんだか照れくさくなる。 プロットはもうツッコミどころ満載ですが、ファンタジーとして見れば許せる範囲。 アンソニー・ホプキンスの存在がこの映画をピシッと締めてくれていました。 秋の夜長の眠れない夜にでも。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-11 16:13:50)(良:1票) |
12. 自転車泥棒
独身の頃、会社の先輩に絶賛されて視聴したが、未熟な自分にはその良さが分からなかった。親になってからなら少しは理解できるかと思い再視聴したが、やはり好きにはなれなかった。しかし、「見るべき映画」であることは分かった。入念に練られた脚本とカメラワーク。そして役者たちの演技。どれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。 [DVD(字幕)] 5点(2021-08-22 09:17:06) |
13. ジェーン・ドウの解剖
低予算映画なのだと思うのですが、エクソシスト並みに怖かったです。 カメラワークが上手なんだと思うんですが、のっけから心臓止まるかと思いました。 ホラーは、夜に、暗~いところで見た方が断然雰囲気出ますね。 怖くて怖くて、泣きそうでした。 ただ、あの女優さんはどこからどこまでが本物なのかな?とか気になりました。 [インターネット(字幕)] 7点(2018-11-09 18:10:01) |
14. シックス・センス
《ネタバレ》 この手のプロットの映画を見たのはこれが初めてでしたので、純粋に騙されました。 もう一度見たくなるタイプの映画です。 これは、予備知識なしで見るべき映画の代表選手だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2017-10-04 21:14:20) |
15. ショーシャンクの空に
ためらうことなく、人に勧める映画の一つです。 練って練って練りつくされた脚本と無駄のないプロット。 何度も観ています。 どんなに好きな映画も、何度か見ていると不満(ひっかかる部分)が出てくるものですが、これはまったくありません。 ラストの清々しさがたまらない。見なきゃ損。 ※ここで知って見たはじめての映画がこれなんです。以来ここの評価を頼りにしています。 [DVD(字幕)] 10点(2017-07-16 01:12:05) |