1. スピードスター<TVM>
《ネタバレ》 クルマ泥棒というよりもロックバンドのボーカルっぽい主役のおネエちゃんがありえないほど強過ぎる!というか男どもが弱過ぎるのか?真木よう子みたいな顔で、出てくる男どもを次々と薙ぎ倒していく様はまさに痛快にして圧巻!プロのくせに現場に落し物をしてしまうところとか、サイコ野郎のあっけない最期とか、突っ込みどころもぼちぼちありながらも、サスペンスな展開がなかなか面白かったっス。あとは、映画の内容をこれっぽっちも表現していない、この意味不明な邦題をなんとかしてほしかったんですがねえ・・・。 [地上波(吹替)] 4点(2010-09-09 21:42:13) |
2. 枢機卿
《ネタバレ》 「ロッキー」のバージェス・メレディス、「ゴッドファーザーパート3」のラフ・ヴァローネ、「燃えよドラゴン」のジョン・サクソン、「アラモ」のチル・ウィルス、そして本作でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞したジョン・ヒューストンなど錚々たるメンバーが脇を固めているせいか、かなり引き締まった良質の人間ドラマになっています。ただ、ひとつひとつのエピソードが深く掘り下げられておらず、どちらかというとさらっと流されているような印象を受けました。特に妹の病死のところなどはもっと肉付けしてもよかったのではないかと思います。また主役のファーモイルを演じたトム・トライオンがなんとなく表情に乏しいというか、感情が表に出てきていないというか(まあ神父だから仕方ないのかな)・・・。聖職者としての自分と一人の男としての自分との間で思い悩むというのがあまり感じられなかったのは、少し残念です。そもそも何故聖職者を目指そうと思ったのかというところも曖昧だし、どうせ3時間もかけるんだったら、幼少期からじっくり描いて欲しかったというところです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-19 22:09:35) |
3. STAG スタッグ<TVM>
《ネタバレ》 おいおい、名脇役コルム・ミーニイ先生の扱いが中途半端すぎるだろ!悪役だか善玉だかよく分かんないし、変なところであっけなく死んじゃうし。もっと持ち味引き出してくれなきゃ、もったいねーつーの。その他はまあ毎度おなじみの展開ですわ。ただの登山ガイドが岩塩鉱の内部にまでやけに詳しいっていうムリムリな設定も、結局子供一人で行けてしまう洞窟も、銃弾を身軽によけてみせる巨大虫も、どこが凄いのか良く分からないレーザー銃も、子供の落書きのような地図も、女王クワガタ?の危機を察知しておとなしく巣に戻っていく兵隊クワガタも、エイリアンに似ている展開も、すべてひっくるめていつものアルバトロス節炸裂!って感じで見所満載っス。でも結局あの虫、なんであんなにデカくなっちゃったのかなあ? [DVD(字幕)] 3点(2008-06-25 21:08:03) |
4. スノーホワイト/白雪姫(TVM)
原作があまりにも有名で、オチも知られているので、映像の美しさとヒロインの綺麗さで乗り切るしかなかったんでしょうな。原作の持つ、ある種の「残酷さ」も払拭された結果、家族みんなで楽しめる、極めて「NHK」的な作品に仕上がっております。ただ白雪姫役の女優がとても綺麗なのはいいんですけど、赤ん坊時代を演じた子役が妙に不細工なのは勘弁して欲しい。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 23:30:02) |
5. ストリッパー パリ18区
モニカ・ベルッチと来て、この邦題と来れば、当然ある種の猥褻な期待感が高まるわけだが、その点では見事に外してくれました。確かにセクシーかつ妖艶ではあるのだが、あくまでストーリーの中でのセクシーさであって、単純にストリッパー的エロさを期待して見ると肩透かしを食うでしょう。それにしても、この邦題の付け方って(笑)…。エロもない、マフィアものに付き物の激しいドンパチもない、台詞も少ない…。ないない尽くしではあるが、雰囲気は良く出ていました。台詞を少なくした分、「画」に強くこだわらざるを得なかった創り手の意思が感じられました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-09 21:52:42) |
6. スモーク・シグナルズ
《ネタバレ》 オープニングの火事は、てっきりKKKとかによる仕業かと思いましたが、そういうことですか…。まず印象に残っているのは、アーノルドが自動車の中で息子ヴィクターに語りかけるシーン。理不尽な差別に悩み苦しむ北米先住民の姿が、楽しげな会話の中にも浮き彫りにされている。その直後、誤ってビールをこぼしたヴィクターを殴りつけるアーノルド。「すべていなくなる」わけがない状況を前にして苛立ち、酒を飲むしかない父親と、暴力の連鎖にさらされる息子。どちらも哀れと言うしかない。暴力的で暗くなりがちなストーリーに、明るいコミカルさを与えてくれる存在のトーマス。その役を演じるエバン・アダムスが非常にいい味を出している。その存在感と演技には感服した。こういう役は一歩間違うと、ただウザいだけになってしまいがちだが、ある時は現在の先住民が置かれている状況の解説者として、そしてある時はヴィクターの人格的成長を促す触媒としての役どころを見事に演じている。トーマスとの関わりを通して、親父のように動かしがたい現実に反発して生きるのではなく、それを受け入れ前向きに生きようとするヴィクター。旅が明らかに彼を変え成長させた。観る側もそれを肌で感じることができる。久しぶりに見入ってしまった秀作。最後に、蛇足ですが、トム・スケリット、歳とったなあ…。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-11 20:21:44) |
7. スティグマータ/聖痕
《ネタバレ》 主役の女優さんが白目をむいたり、突然声が変わったりして、雰囲気的には何か「エクソシスト」のような感じがしないでもないこの作品。ノンフィクションということを大々的に喧伝しているようですが、別にこの映画で描かれたような事実があったということではなくて、ただ単に歴史的にみて聖痕受体者がいるのは事実、ということのようです。うーむ。キリスト教に多少興味があるので、それなりに面白かったのですが、いかんせんバチカンの関与の仕方が中途半端というか弱いような気がしました。教会の存在を根本から否定するような福音書が問題になっているにもかかわらず、出てくるのは枢機卿一人だけ。福音書の翻訳に関わった人間を始末するわけでもなくただ破門するだけというのも、ちょっとぬるい気がします。さらに最後のほうはアンドリュー神父と枢機卿の個人的な喧嘩みたいになってるし。うーむ。バチカンの存在を曖昧にしてしまったため、ストーリーに広がりがなくなってしまいました。作品のモティーフやキャスティングはよかったのに残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2007-03-01 13:26:53) |
8. スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~
チューチューアイスがカチカチに凍りつくくらいサムい内容の映画。ざっくり言えば、そもそも映画にするほどのテーマでもない。テレビの2時間枠くらいで充分。CGの猪木が放った延髄切りとヴィドヘルツル選手のもみあげに1点ずつということでご了承願いたい。 [地上波(邦画)] 2点(2007-02-19 22:55:04) |
9. スカーフェイス
《ネタバレ》 ロバート・ロジアのダメオヤジぶりが見ていて笑える。F・マーリー・エイブラハムの殺されっぷりがド派手というかあり得ないというか。何もヘリコプターから吊るさなくても…。ラストの銃撃戦はやはりすごい。部屋の中で行われているから余計迫力が増す感じ。ただジーナが撃たれて死ぬシーンで耳障りな音楽が流れているのが気になった。せっかくの大事な場面がぶちこわしになっている。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-28 23:47:17) |
10. ステルス
《ネタバレ》 こりゃひどい。いくら何でもやり過ぎだ。確かにミャンマーは抑圧国家だが、いきなりミサイル打ち込んでおいて、他に被害が出なかったから良かったって…。いくら映画でも限度ってもんがあるだろ。まあ今の米国ネオコン政権が本当にやりたいことを表現したっていうならまだ分かるんですがね。とりあえずジェシカ・ビールのお尻ちゃんに1点だ。 [DVD(字幕)] 1点(2006-12-20 18:35:14) |