1. セッション
《ネタバレ》 体罰やハラスメントを肯定しているわけではないと思いますよ。いわゆるスポ根でもない。これは人間同士の戦いを描いた映画なのです。絶対的存在であるフレッチャーに抵抗し、対立するような行動を取るのはニーマンだけ。彼だって最初のうちは圧倒されるだけだったけど、フレッチャーのバンドに所属する中でドラムの腕も人間としても少しずつ成長し、ついに対立できるようになった。元々は実に未熟な人間だったわけですよ。彼女を一方的な思い込みで振ったりするような男だった。フレッチャーに抗うことで、否定することで成長したわけです。共にルートを外れ、互いの気持ちがぶつかり合った最後のセッションは映画史に残るシーンと言って過言ではない。宣伝文句と意見が一致するなんて珍しいことです。 [試写会(字幕)] 8点(2015-04-09 22:52:43)(良:1票) |
2. セデック・バレ 第一部 太陽旗
日本軍による支配から蜂起に至る過程が手加減なしで描かれていて迫力がある。どんなバイオレンス映画でも平気で見てしまう私でも、クライマックスの大虐殺シーンは具合が悪くなったほど凄まじい。しかし、何よりも圧倒されるのは台湾の自然の豊かさだった。日本にはない亜熱帯のジャングルを縦横無尽に走り回るセデック族の疾走感がまた良い。狩場の奪還へ燃える彼らの心情が伝わってくるようだった。戦争映画として高評価したい。あと、キム兄はいい俳優だわ…。 [DVD(字幕)] 7点(2016-07-07 12:54:24) |
3. 戦火の馬
《ネタバレ》 二日酔いに苦しみながら見に行って、あまりにも感動してしまいさらに体調を崩してしまった思い出の映画です。故郷に凱旋した馬の崇高な姿に涙がぼろぼろと…王の帰還だ!と思いましたね。馬だけど。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-18 16:12:29) |
4. ゼロ・グラビティ
3Dで見たかったなあ…3D時代の3Dだからこそ表現できる映像がウリの映画は映画館を所有してる人じゃないといつでも楽しめるDVDやVODの利点を活かせないよ [DVD(字幕)] 6点(2016-03-02 23:52:22) |
5. セデック・バレ 第二部 虹の橋
第一部と比べ、アクションはさらに迫力を増すものの、ドラマ部分にキレがなくなった。すでに指摘があるように、精神的な要素が全面に押し出されてくるため、ついていけない。台湾公開版は二部構成ではなく4時間ぶっ通しだそうだけど、はっきり言って尻すぼみ、後半は観るのが辛かったのではないかと思う。二部に分かれていて良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2016-07-07 12:57:56) |
6. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 登場人物の誰にも感情移入できなくて辛かった…ですが、ゴールがしょぼいラブストーリーというのは良いですね。そこだけです。 [映画館(字幕)] 4点(2013-08-24 22:55:14) |