1. 戦国自衛隊
リメイク公開直前ということで、久しぶりに見ました。当時見た時には、恐いわ面白いわの印象だったんですけど・・・んーーー、こんなんだったか(笑)韓国映画のシルミド思い出しました。いや、両作とも良い悪いではなくて、リアリティよりパンチと勢い、ストーリーより男気とサービスって感じます。合戦シーンも内容も撮り方も単調で冗長になりすぎていて残念でした。でも影虎=上杉謙信が男色家と言われているから、裸の付き合いシーンがあるのかなとか、千葉真一さすが服部半蔵ぉ!なーんてツッコミ入れながら結構楽しんでる自分もいましたけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-03 00:48:34) |
2. 戦慄の絆
この真面目な変態監督(よかったら自分の『シーバーズ』のレビューを見て下さい)は、また真面目に独自の見解で”愛”(異性愛のみでなく兄弟愛・・一卵生なので屈折した自己愛の演出かも?)を背徳的にエロティックかつグロテスクに掘り下げてる。自分は好奇心が強いからか、この監督のようにタブーに対しての憧憬があるのか、この人の作品には嫌悪感以上に好感を持っちゃう・・まちがってるかな?(笑)【さかQ】さんが言ってますが原題のDead Ringersは”生き写し”という熟語に”死”が入っているという考え深いタイトルですが、直訳するぐらいなら(”死”の意味が消えちゃうから)邦題”戦慄の絆”がしっくり。 7点(2003-11-27 00:43:58) |
3. 戦火の勇気
なぜか見る気になれなかった映画で、TVの吹き替えで見た。・・まず自分の好きな、”羅生門モノ”だったことで、すぐ引き込まれて、どんどん変わって行く供述を先読みすることなく見ていきました・・・事実がわかると不覚にも感動でホロッと。。メグライアンの意外なキャスティング、熱演よかった。後で字幕版でも見たけど、吹き替えの人も熱演だったなー。 8点(2003-11-09 14:26:35) |
4. 絶体×絶命
設定は『お!』って思ったけど、展開は『え?』って思った。アクション映画にしても、納得できるウソっていうか整合性が欲しい。意外とツッコミ入れて楽しめたりして(笑) 4点(2003-11-05 22:56:54) |
5. セブン
映画に引きずり込まれた。刑事らと共に犯人の狡猾さに驚嘆し、残酷さと周到さに恐怖しました。いつも演出やカット割りなども楽しんでみているのに、それができなかった。こんな風な映像体験はあまりないので貴重だった。唯一、じっくり見ていたオープニングロールの出来も最高! 8点(2003-11-01 19:14:09) |
6. 聖なる酔っぱらいの伝説
オルミ監督がプロの役者を使ってはじめて撮った映画。同監督作「偽れる晩餐」なんかと比べると、シンプルというか単調な演出・・・プロを使って演出や脚本をおさえた見せ方をしたかったのかな。ロングカットの使い方、ストラヴィンスキーのクラリネット独奏曲、ルトガーハウアーはツボ。バイオレンスのない地味な物語だから女性が好きかと思いきや、自分の周りだと、男のほうが面白いっていう確率がだんぜん高い。 6点(2003-10-31 17:13:52) |
7. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
第三者から見て(いや家族さえも)傲慢で偏屈と言われる男の心と誇りを見せられた気がした。自分の身の回りの偏屈オヤジを勝手に見なおしてしまいそう(笑)ラストの大演説は、ともすればアホらしく見えてくる設定、話なのに、説得力があった。アクの強いアルパチーノにうまくハマった役、ファンなのでうれしい。 9点(2003-10-25 10:37:21) |
8. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 摩訶不思議な世界、キャラクターたちに、『どこに連れて行かれちゃうんだろう』と千尋の視線でドキドキしながら見れました。ハクの正体は、ちょっと勿体ぶって明かされたわりには『あ、そう』って思っちゃいましたけど(笑)両親の描き方は、子供から見た大きさ、遠さを表現したかったのか冷たすぎに感じて、少し気になった。美しい絵と奇想天外な冒険で見せる人間応援歌。 8点(2003-10-15 21:56:13) |