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1.  戦国自衛隊 《ネタバレ》 
正直ストーリーはメチャクチャ、残虐なシーンも多々ある。しかし大真面目に”馬鹿”をやってのけており、当時の勢いとパワーを感じる。映画の醍醐味である”豪華さ”を最も堪能出来る時代であった。個人的には好きな作品なのだが、それでも万人向けでないのは監督の才能の無さと角川映画という事であろう。自衛隊を戦わせる理由付けとして、千葉真一が水を得た魚の様に暴走している。千葉真一ならと何となく許せてしまうのが凄い。流石に信玄を討ち取ったらいかんと思うが。自衛隊vs戦国武者のアクションは圧巻の一言、エキストラの多さ・JAC忍者・馬の演技?と迫力あるシーンが此れでもかと続く。ヘリを落としたのが真田広之だったとは。普通燃料・弾薬が限られた中であれば、景虎と組んでの後方支援こそ最大の戦術と考えるが、そんな常識は通用しない。隊員に元々おかしなのが多かったり、生身の人間に対してバズーカを撃ちまくるのは、自衛隊にとってはイメージダウンだった事だろう。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-13 01:08:03)
2.  戦国自衛隊1549 《ネタバレ》 
≪79年版のネタバレもあります≫昔の懐かしさを少しでも味わえるかと思い観たのが間違いだった。巨匠や大物役者がいなくなり大人でも楽しめる娯楽アクション(特に時代劇)を今の邦画に求めるのは完全に無理のようだ。それにしてもだ、ネタ不足とはいえ魅力的な題材だからリメイクしたんだろ、何じゃこの幼稚な特撮映画は! こういう全く才能のない監督をのさばらしておくから、折角の「ゴジラ」は宝の持ち腐れ、邦画全体においても未来が無いのだ。江口洋介や鈴木京香もこんなのに出ていたら、格が下がるだけだろう。この馬鹿監督は、観客が何を求めているか全く分かっていない。脚本を勝手に変えるな! 矛盾だらけの”こじつけ”タイムパラドックスや機械化城を誰が見たいと思うのか。石油精製所まで造ってしまうという神経には驚きを通り越した。次に、迫力ゼロの戦闘シーン。【前作の時代より更にパワーアップされた最新兵器】対【何千何万の大軍】という多勢に無勢が最大の見所では無かったのか。折角の戦闘ヘリや戦車を味方の兵器で撃ち落としてどうするのか。追い打ちの低レベルCGも白けるだけ。前作は隠れた忍者が一斉に戦車に飛びかかり、またヘリさえ落とすという壮絶なものだった。この映画に印象に残る戦いがどれだけあった? それ以前に何人の武者が出た? 金の使い道を完全に間違っている。今や「ロード・オブ」のような映画がある中、世界がコレを観たらどう思うだろうか。頼むから売り込むなら79年版を持っていってくれ、1本筋が通った作品は何時の時代観ても色褪せない。
[DVD(字幕)] 0点(2006-01-19 05:24:58)
3.  セルラー 《ネタバレ》 
大作とはいかないが、あらゆる意味で”お手軽”な作品。新人俳優を使っているのだが、これがなかなかの適役で、その生き生きしたキャラクターが光っていた。途中「スピード」を思わせる車強奪も笑えた。残念なのは、ストーリー。常識で考えておかしな点が有り過ぎる。手足も縛らないような誘拐に絶体絶命のシチュエーションが生まれる訳無く、また夫は何故最初から警察に駆け込まないのか?、悪徳警官が6人もいる警察って何、といった疑問が残る。キム・ベイシンガーの老けっぷりもショック。
[DVD(字幕)] 7点(2005-11-06 10:29:14)
4.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
泣くことは無いとしても、私としては珍しく感動出来る作品に出会えた。一番の要因は、月並みだが長澤まさみが素晴らしかったことに尽きる。本作で初めて彼女を見たのだが、他のアイドル出身とは全くレベルが違う、自然だが既に風格を漂わせる演技に驚かされた。次回作が「タッチ」というのは余りにも単純過ぎるというか、アニメの実写は失敗が当たり前なので危険な賭と思うが。大沢たかおの少年時代の子も良くこのような似た役者を見つけたものだと関心した。ただ、内容は「絶対に叩かれるだろうなぁ」という演出が目立つのも事実。現実の世界、特に柴咲コウが多少だがピエロに見える。映画なのだから1つは偶然があっても良いが、それが2,3重なると普通押しつけに感じるものである。今回の場合、お互い知らずに遠く離れた東京で恋人になるという設定に無理があるし、お互い過去を話さなかったのも不自然極まりない。しかも、やはりというか足の怪我までリンクさせてしまい、如何にも映画のために創られたストーリーと感じてしまう。本来なら7点ぐらいかと思ったが、最後の歌でやっぱりやられたので8点。
8点(2005-02-07 02:05:39)
5.  0061/北京より愛を込めて!?
チャウ・シンチー初の監督作品ということらしいが、なるほど原点が伺える。私的には今のCGを使用した作品より、こちらの方が格段に面白かった。如何にも胡散臭い雰囲気は昔の「Mr.BOO!」そのもの、そして香港B級映画らしく下品なギャグに人命軽視の映像の数々。普通なら嫌悪感を抱くのだが、強烈な活躍シーンとチャウ・シンチーのキャラでなんとなく許せてしまう。現在の人気に便乗して、是非ともレンタルで置いて欲しい作品。
7点(2005-01-09 02:32:49)
6.  11'09''01/セプテンバー11
好きなのはフランス・ブルキナファソ、嫌いなのはイラン・イスラエル・アメリカ、今村作品は日本の恥。このタイトルから、誰が”蛇男”を想像するだろうか。インパクトが強すぎて、お陰で、9.11を思い出すたびに嫌いな蛇を連想してしまう。今頃、太平洋戦争を持ち出すなど時代錯誤も甚だしく、今の世代と感性がかけ離れ過ぎている。蛇男も結局矛盾だらけで、やるなら服も脱ぎたれ流しするぐらい徹底しろと言いたい。要は、こういう人それぞれに思い入れがあるテーマに、賛否両論が容易に予想できる奇抜なモノを持ってくるのは好ましくない。芸術の様に観る側を選ぶ本作は私には向いていなかったようである。痛恨にアメリカを批判しているという「華氏9・11」に期待したい。
3点(2004-06-26 01:19:13)
7.  千年の恋 ひかる源氏物語
退屈な映画でも歴史物ということで少しは為になるかと思い観ていたのだが・・・”アノ歌”でぶっ飛んだわ! それからは片手にレビューを見ながらで、お陰で退屈せずに済んだ。常識で考えて、誰か止める者はいなかったのか。まさに”聖子の後に聖子なし”状態である。ストーリーは単なる官能小説で、しかも有名女優は脱がない中途半端さ。「源氏物語」を私は読んだこと無いが、本当に好きな人にはあまりにも失礼だし、怒っているのが容易に想像出来る。「北京原人」の脚本家らしいが、エロに走るあたり納得出来る。東映には反省という言葉が無いらしい。そもそもテレビ局が制作に加わった邦画にろくなものは無い。邦画がこうもレベルが低い一端は、どうしても資金をテレビ局に頼り、素人の有名アイドルを客寄せパンダとして使う点にある。
0点(2003-12-29 08:30:00)(良:2票)
8.  宣戦布告
原作を読んだ時、絶対映画化は不可能と思ったものだった。それが映画化ということで、恐れていた通りの中途半端な作品となっていた。まず、北朝鮮の名前をひた隠しにしているのだ。原作では明記しなければ話が成り立たないようになっており、出来ないのなら最初から創らなければいいと思うのだが。一番許せないのは、戦闘ヘリのCGがテレビゲーム並みの酷さということである。良い役者が揃っているだけに、最後があれではうかばれんだろう。
2点(2003-11-16 05:24:30)
9.  千と千尋の神隠し
よく分からない内容の中で、終わってみれば感動したなあという作品。 千尋は最初から普通に描かれてみえるが、問題はおバカな親であろう。
8点(2003-10-18 13:34:33)
10.  戦場のピアニスト
収容所の状況がよく分かり、死と隣り合わせの人々の生活が細かいところまで描かれていた。ただ映画としてみた場合、いかんせんピアノを引くまでが長すぎる。
7点(2003-10-18 11:56:58)
0183.11%
1478.13%
26611.42%
38915.40%
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