1. 制覇(1982)
関西の裏社会を震撼させた山○組三代目狙撃事件という実話を元に、抗争劇のみならず極道の家族愛をも描いた日本の「ゴッドファーザー」になったかもしれない作品。やくざ映画ではお馴染みの面々も顔を揃え、大いに期待をそそられましたが、ラストが尻切れトンボなのが残念でした。実話ではその後、すったもんだの末に四代目が決まるも組は分裂、そして・・・。ある意味、映画化のタイミングが早すぎたのかも知れません。私は三代目未亡人のその後の人生に焦点をあてた続きをみてみたかったです。 7点(2004-04-10 23:37:56) |
2. 切腹
《ネタバレ》 強烈な印象を残す映画です。お家の体面にこだわり、やりすぎとしかいえない措置(千々岩求女の竹光での切腹)に対して詫びもせず、あまつさえ最後の騒動で死んだ家臣達を病死扱いにして事を済まそうとする家老には呆れるほかないが(三國の憎々しい演技が素晴らしい)、なにか現在における企業の過失逃れに通ずるものを感じました。まさに社会派ですね。 8点(2004-03-28 20:33:46) |
3. 1000年女王
喜多郎のテーマ曲は今でも憶えています。が、映画の方は壮大な設定が消化しきれていないんですよねえ。始くんの声(戸田恵子、今やアンパンマンだったりする)にも違和感がありましたし。もっと、よく出来たように思うのですが。 3点(2003-12-18 22:28:05) |
4. 戦国自衛隊
何ともセンスのない映画としか言いようがない。あの題材と豪華キャスト、豊富な予算でどうしてこの程度なのだろうか。所詮は角川映画ということか。 3点(2003-11-21 21:14:25) |
5. 千と千尋の神隠し
あまりの盛況ぶりに映画館で観ることが出来ませんでした。DVDで観賞しましたが、何とも掴みどころのない作品ではあります。しかし、まるで夢の中に引きずり込まれるような雰囲気には力を感じました。傑作というより佳作だと思うのですが。 7点(2003-11-09 21:47:29) |