1. セルラー
《ネタバレ》 素晴らしくテンポが良い。 「ハラハラドキドキ」する状況を久しぶりに体験した。 一見頼り無さげなオジサン刑事が、実は凄腕だったりして惚れ惚れします。 弁護士もキャラが良く、主人公との掛け合いは笑えます。 何故・・といった、展開への疑問も見受けられるがコレぐらいがちょうど良い。 あまり辻褄合わせをし、整合性を保とうとすると失敗していたかも。 瞬間瞬間に畳み掛ける緊張感が心地よく、軟派者が奮起する展開に久々に燃えました。 フォーンブースみたいな雰囲気と思ったら原作者が同じ、電話好きなんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-17 13:05:58) |
2. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 お涙頂戴・・・なのか、コレ? 大沢たかおが個人的に好きじゃないのが問題だったかもしれない。 高校生時代の大山未来が激似だったのには感心。 柴咲コウが不要に感じられた、現在が蛇足か? 二人の接点が無理あり過ぎる、互いに知らなかったってのが不思議。 回想シーンは高校生時代の初々しさが好く出てたのに・・。 アキの身を案じずに連れ出し、死を早め『助けてください』なんて 向こう見ずな恋愛感情は愛に非ずと言ってやりたい、いや叫びたい。 CMのおかげでこのシーンが『世界の中心』の象徴と思われてそうなのも難。 エアーズロックの微妙さも大概だけど・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-25 13:44:31) |
3. 戦場のピアニスト
実在のピアニスト「ウワディスワフ・シュピルマン」の実体験を綴った回想録。いわゆるドイツ人のユダヤ人迫害、ホロコーストを取り扱った作品。住む町は占拠され家族とは引き離され命の危険に晒されながらも生き延びる。隠れ家にてピアノを前にしながらも弾けずに空想の中で演奏するシーンは印象的。やはり映画化にあたり控えめながら脚色されている(ドロタは存在しない、頻繁に隠れ家を点々としていたが簡単なことではない等)しかしドイツ人将校「ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉」が彼を助けたりと非現実のような本当の話がこの作品では描かれている。戦争を悪とか正義といった二元論で語るべきではない、何処に属そうとも同じ「人間」なのだ。この大尉はシュピルマンに限らず多くのユダヤ人を救いナチズムを批判する日記も残している。惜しむらくは戦犯としてソ連の収容所で死去されていること、シュピルマンとの再会は叶わなかった。主人公を演ずるエイドリアン・ブロディの迫真の演技、一部彼が実際に弾いているというピアノ演奏は胸を打つものがある。ちょっと長くて作品のテンポに乗り切れなかった、もう少し詰めてくれたら7点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-14 17:45:05) |
4. 千と千尋の神隠し
全体としてはそんな好きではない。けど、もう一度見ると中盤あたりは凄く面白く感じた。カオナシがカエル食べる手前までぐらい?あとリン姉さんだけ好きです。どんな話だった・・?と問われると説明が難しい。直接的ではなくジワジワ来る作品だとは思う。 5点(2004-12-10 21:46:57) |
5. セブン
ラストシーンのブラピの迷い、その葛藤がこの作品の全て。 演技よろしく雰囲気暗く救いも無い、終始雨が降ってるのでジトリとします。 単純に殺人で七つの大罪を表現してしまいこじんまりとしてしまった感がある。 終始、それに振り回されて結局どうなのよ的な消化不良感。 でも冒頭の一文で納得できちゃうから、良いのかな。 [DVD(字幕)] 8点(2003-12-09 14:10:10) |