1. 世界の中心で、愛をさけぶ
高校生役の2人の演技はとてもよかった。演技のぎこちなさが逆に若い頃のオドオドした感じを出させていて、あの頃はこんな感じだったなぁと共感を持って入り込めた。若いっていいなぁ…(ははっ)。しかーし、何だろう、大沢たかお&柴崎コウ。ストーリーとして現代の朔は必要なのかもしれないけど、映画で登場する「律ちゃん」は要らないなァ。それに最後、オーストラリアに行くシーンは余計かな。亜紀が死んでしまうところでエンドロールだともっとよかった気がするんだけど。ということで「7点」が妥当かな。 7点(2004-05-26 22:32:15) |
2. セックスと嘘とビデオテープ
最近ではデジカメ等で自分自身が被写体となることはそれほど違和感を感じることはないが、もしカメラを向けられた状態で自分の性体験やセックスに対する考え方を話すこととなったら・・・想像してみると結構刺激的かもしれませんね。案外、グレアムがそうしたように個室でカメラを向けられたら、嘘のない本音を話してしまいたい気持ちになってしまうかも?と感じました。そういう感情を引き出させる映画なんじゃないでしょうか?はっきり言って、ストーリー&配役&展開etc…はそのための道具としての役割であるような気がしました。面白いという類の映画でないことは確かなんですけど、別に悪くもない、です。 5点(2004-04-10 18:55:26) |
3. 戦場のピアニスト
世界の歴史上、深刻な問題(テーマ)としてたびたび映画化され、さまざまな評価をされてきたホロコーストを題材とした最新作。世界史に少しでも興味と知識を持っている方なら理解を持って観ることができるだろうが、そうでない方には逃亡映画と同列に置かれてしまいそうな、逃亡映画にあるスリルと緊張感を考えるとそれ以下に評価されてしまいそうな映画となりがち。今作はそのテーマをピアノ(音楽家とも言える)という角度から作られているのだが、どうもパンチ不足。逃亡劇もその本来の悲哀を上手く表現できていないため、中盤からラストにかけて惰性で進んでいる感がある。実話を元に作られた映画であるということで話題となっていたが、特に良作という程ではなかった。 3点(2004-03-08 22:45:05) |
4. セブン
七つの大罪をテーマにした作品。これらの罪に全く該当しないで生きている人って少ないのでは?というかいないと思う。「欲」=「罪」ということだろう。なんとも哲学的な作品ですね。それをブラピが上手く演じていて、彼の作品の中では私的に1・2を争うものになっています。特に最後の自分の感情との葛藤のシーンは見物。 8点(2004-02-11 21:11:58) |
5. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 宮崎監督の作品は基本的には大好き。しかし、ここ数年の作品にいまいち満足できてなかったので、期待して映画館へ行きました。前作あたりにかなりフラストレーションが溜まっていたので、「まぁいいかな」といった感想だったのだが、改めてもう一度見ようという気になれないんですよねぇ・・なんていうのか全体的にストーリーを重視した作品というより、個々のキャラクターの個性を出し過ぎているような気がします。印象深い、インパクトの強いキャラがたくさん出てきて、よく覚えているんだけど、ストーリーを忘れてる。結局、トンネルに入ってトンネルから出てくることしか思い出せません(ちょっと大げさだけど)。ということで5点が限界かな。もう一度、ナウシカやラピュタのような作品を作ってください、という期待を込めて・・・ 5点(2004-02-04 23:07:35) |