1. 戦火の勇気
エドワード・ズウィックらしく実に真面目に作ってあると思うが、大した印象もなく観終わってしまう。要するにメグ・ライアンの「勇気」とやらがショボイというか小粒なのが敗因で、ああいうのはむしろ士官としては当然の行為ではなかろうか?それを「勇気」とかいわれてもねえ...。だから「嘘シーン」のほうが印象に残っちゃうし、ひいてはメグ・ライアンの「ミス・キャスト感」を強調してしまったんじゃないだろうか。なんかこう...軍法会議云々よりも、部下を必死こいて助けたんだが、自らは奮闘空しく死ぬ点をもっと強調してもよかったと思うが。 5点(2004-03-23 00:43:23) |
2. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 レビューがこれだけあって、主人公を助けたあの将校が「ナチス」じゃなく「国防軍」だということを明記しているのはクルイベルさんただ一人(恐縮です(汗))。レビューの内容から察するに、両者の区別がついてる方は恐らく数名でしょう。....ガックリ。それがわからなきゃ何故彼が主人公を助けたのなんかわからないんじゃないですか?。この映画に関しては、それはポーランド人とユダヤ人の区別と同じくらい重要で、大変失礼な言い方ですが、もしこの映画を観て「国防軍」と「ナチス」の違いが気にならなかったら、ご自分に軍事一般について重大な知識の欠如があるかも?と疑ったほうがいいと思います。「軍事知識」といっても戦車や大砲の形式がどうのといったオタク的なことではなく、軍隊の組織や戦争の流れのことです。そういう初歩の知識なしで戦争映画を観ると、大きな誤解をする可能性がありますから。例えば、彼を描くことで、ポランスキーが「ナチスにもいい人がいる」とか「ナチとの心の交流」を描こうとしているなんて思ったら、それは大きな大きな誤解ですよ。彼は「ナチ」じゃない。この映画では徹頭徹尾ナチス=悪で、ナチとの交流なんてあり得ない。ナチにいいとこ無し。皆無です。ポーランド人のナチに対する憎悪は、我々日本人が考えるほど甘くないってことを感じるシーンですね。また、ラスト近くで収容所待ちのドイツ兵達に対して主人公の知人(ユダヤ人)が唾する場面がありますが、あれも恐らく国防軍で、ユダヤを主に迫害したナチの兵隊じゃない。過酷な東部戦線を生きのび、残酷なソ連軍の捕虜にだけはなるまいと必死に逃げた人たちです。大尉は確かに「いい人」かも知れませんが、周りに座っている兵隊達だって決して「悪い人」じゃない。ある意味ユダヤ人みたいな立場で、彼らのその後の運命がとても暗いことを知っていれば、「ざまーみろ」じゃなく、哀しくむなしいシーンだと、まるで正反対の感想を持つんじゃないでしょうか。「ライフ~」や「シンドラー」のように手取り足取りのサービスがなければ、こんなにも誤解する人がいるってのが正直私は恐ろしい。「収容所モノ」は最近多いですけど、この手の映画のレビューに関しては、知れば知るほど「ユダヤ悲惨」みたいな通りいっぺんの言葉は使えなくなります。偉そうですみませんが、自戒をこめてということで。 7点(2004-02-05 00:43:00)(良:4票) |
3. 戦争の犬たち(1980・アメリカ)
これについては私も圧倒的に原作を支持する。こういう「小説が売れましたから、ここらで映画化でも...」みたいな映画は大っ嫌い。 2点(2004-01-26 02:37:20) |
4. 戦場のメリークリスマス
端的に言ってつまらん。出演者の演技はヒドく,ストーリーもグダグダ。 [映画館(字幕)] 3点(2004-01-17 11:25:43) |
5. 戦国自衛隊
この映画の宣伝を見て,武士軍団と自衛隊が戦ったらどっちが勝つかで弟と口論になった記憶がある。半村良の原作とは全く別モノのメチャクチャな映画だが,なんというか....少年の心を強烈に刺激するものがある一方で,角川っぽくどこか甘く切ないオトナの匂いのする映画だった。もっとも今観たらどう思うかわからないが,合戦シーンとかラストはそれなりに印象に残っているので当時は面白いと思えたのだろう。映画の出来はともかく,角川映画のバイタリティと懐かしさにこの点数。 6点(2004-01-16 16:22:25) |
6. セブン
こういう映画が好きな私は"7つの大罪"というのを聞いて期待して観たんだけれども、さほどダークでも不気味でも無かったなあ。絶賛のラストもなんか見えちゃったし....。以前「エンゼル・ハート」という映画を観たんだけど、なんとなくそれとダブってしまって何だか印象が薄いのかも知れない。 7点(2004-01-08 16:12:03) |
7. 戦場にかける橋
8点(2004-01-08 16:07:17) |
8. 戦争のはらわた
7点(2004-01-08 12:48:22) |