1. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 これは映画館で正解でした、3Dは嫌いなので避けるのですが、これは劇場で見ないと半分も楽しめないんじゃないかと思います。 まず良いなあと思ったのが、この手の作品にありがちな恋愛描写、家族描写が少ないこと。上映時間があまり長くないこと(長すぎるとだれそう)そして出演するキャストが少ないこと。地球で祈ってくれる愛すべき存在や、頼りになる管制室なんかが出てこないことにより、ジョージ・クルーニーの存在がより重要に感じられる。そして彼がくるくる浮遊しながら遠ざかっていく寂しさときたら!彼がガンジス川の美しさを語りながら消えていくのが本当に切ない(内心は恐怖で一杯だったろうに)窓をたたいて入ってくるシーンでは、夢なんだろうとわかっていつつも生きていて欲しいと願ってしまいました。最後、湖から這い上がって重力を感じるシーンもとてもいいですね。 でも突っ込みどころは満載。 私が一番気になったのは、ソユーズに乗り込んで酸素を吸った主人公が胎児の格好でくるくる回るシーン。確かに絵になるけど……クルーニー助けに行こうよ!すぐ行こうよ!行くならすぐ行かないと届かなくなっちゃうよ!スターチャイルドしてる場合じゃない!と気が気じゃなかったのはワタシだけ? それから死体の描写はただのドッキリみたいでいらない……宇宙空間に放り出された死体ってあんなに綺麗なのか……?宇宙飛行士の人とかはこれ見たくないだろうな。 あと脱線しますが、これを見たあとは機動戦士ガンダムの死んでいくモブキャラへの感情が若干変化しますね……なんて恐ろしい死に方……。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-01 00:46:02)(良:1票) |