1. セブン
《ネタバレ》 おお! すげぇ! バッドエンド映画なんて大ッ嫌いなんだけど、こりゃあ面白かった。 凄惨でグロくて全く救いのないサイコサスペンスなのに、濃密感にぐぐーっと引き込まれていく。 サマセットとミルズの老若コンビが、チャーミングなトレーシーの計らいで打ち解けていくとこが凄くいいんだけど、どんどん2人の掛け合いが楽しくなって絆も深まっていくのに、なんでいつまでもこんなにトーンが暗いんだろうと思っていたら。。。 衝撃的なラストの「嫌悪感」を盛り上げる為の伏線に使われているというイヤラシサ(←もちろん賞賛)。 ただ、今一つジョンの動機に実感が伴わないの と 住処がかなりあっさりと割れてしまうところが惜しい。 まあ、あんまり気にしなくていいか。 なんとも拭い落とし難い喪失感(絶望感?)を食らわせてくれたこの作品に、拍手を送っておきます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-16 03:45:25) |
2. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 実話なのかぁ。。。 でも何故だろう、あんまり心に突き刺さってこない。 もちろんスクリーンに映し出される光景は凄惨だ。 けれど、響かない。 あまりにも淡々と進みすぎるからなのか、ナチスの理不尽極まりない振る舞いを見る主人公の視点が「外側から」だからなのか。。。 「逃げて逃げて逃げまくって、最後は幸せに暮らしました」ってだけの印象に終わってしまった。 何故だろう。。。 [DVD(吹替)] 7点(2006-02-06 21:31:37) |
3. 切腹
《ネタバレ》 面白い映画ではない。 しかし、重厚な作りに、そしてそのストーリー展開に、ぐいぐい引き込まれる。 この映画、俺は、物凄くシニカルな映画っていう印象を受けた。 もちろん清貧の民が、悪意や傲慢に満ちた輩に一矢報いるといった構成は面白いし、カタルシスもある。 でも、トータルとして「武士道」というものを思いっきり揶揄してる。 そこが絶妙です。 見てみなよ、どいつもこいつも「腹を切る」「腹を切れ」「腹を切らせろ」って、切腹の大安売りだ。 武士の「命」の安いこと安いこと。 「侍としての体面」「名家としての体裁」そんなものの為に、自分も自分の周りの人間もその命を簡単に無駄遣いする。 そのことに気付いた主人公は、「侍」として「侍」らしく命をかけるのではなく、それを利用して「仕返し」を行うんだな。 世間でもてはやされている、いわゆる「侍道」というもの、その認識を改めさせてくれる。 その妙味。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-20 18:07:08)(良:2票) |
4. セント・エルモス・ファイアー
青春群像活劇ですな。 しかし、能天気で明るいだけのストーリーでは全然ない。 挫折や悲しみを乗り越えて生きていく若者達それぞれのストーリー。 いやね、正直に吐露すると、デビット=フォスターの音楽聴きたさだけで観たんですよね、これ(^^; 音楽は言わずもがなですけど、映画自体もなかなか良かったです^^ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-19 11:13:21) |
5. 戦場のメリークリスマス
大島渚の凄さもタケシの存在感も、しっかり伝わってくるんですけどね。 イマイチ引き込まれないんだなぁ。。。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 11:07:26) |
6. セーラー服と機関銃
薬師丸ひろ子が機関銃をぶっぱなす。 薬師丸ひろ子が「快感」。 薬師丸ひろ子がチュ-をする。 薬師丸ひろ子のスカートがめくれる。 だから値打ちがある。 ただ、肝心なことに、薬師丸ひろ子のファンじゃなかったもんで(^^; つまらんかった。 「夢の途中」は名曲だけど、あの曲のタイトルを「セーラー服と機関銃」にしてしまうプロモーション。。。 当時の角川のやり方は凄かったなぁと(^^; [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-15 19:24:22)(良:1票) |
7. ゼイラム
森山ゆうこはいい女だったなぁ。。。 もうちょっと露出度上げてもいいんじゃないでしょうか? いや、真面目にです。 世界観とか設定とか、なかなか頑張ってるのに、なんで、こうつまらんことをクドクド見せるんだろう? スーパーヒロインががんがん戦うってストーリーでいいのに。。。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-15 19:12:01) |
8. 千と千尋の神隠し
え??? ストーリーがなんもないじゃん。。。 この世界を想像して、なおかつ映像にしてしまうってのは凄いと思う。 で、その世界観自体にはかなりワクワクする。 でも、そんだけなんですよねぇ。。。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 03:40:13) |
9. 世界の中心で、愛をさけぶ
うーん。。。泣ききれない。 なんかが心の中で囁くんですよ。「これは作り話これは作り話」って。 「高校生活っていう一番キラキラしてる時間や空間を切り取ってこんなふうに見せられたら誰だって琴線に触れるだろう? それはズルくないか?」って。 なんでかな? そういうことをふまえた上で観てるんだから、普通そんな囁きなんか聞こえないはずなのになぁ。。。 つまらなくはない。 でも、俺は泣ききれなかった。 その分、柴咲コウの存在理由 とか なんでオーストラリア????とかツッコミどころが気になってしまった。。。(^^; [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-28 14:09:18) |