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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2247
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  世界の果てまでヒャッハー! 《ネタバレ》 
事件が起こりました。真相は不明です。映像記録が手に入ったので確認してみましょう。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の手法ですが、コメディゆえ『ハング・オーバー』を想起させます。どちらもお下劣ですし。POVならではの臨場感は担保しつつ、手ぶれで視認性を損なうミスを犯さなかったのは流石です。 「おバカ」「非常識」「やりすぎ」「人種差別」「エロ」「嘘」「犯罪」「下ネタ」「謎の感動」。笑いの構成要素はグローバルスタンダード。万人受けする濃い味がゆえに、侘び寂び出汁文化の日本人には合わないかもしれません。私は何でも美味しく頂けるタチ(貧乏舌)なので、素直にくだらねーと大笑いさせてもらいましたが、テクニカルにツボを突かれるというより、条件反射で笑わされている感覚でした。こういう強引なのも嫌いじゃない私です。 てっきりアメリカ映画かと思いましたが、フランス映画と知り驚きました。フランスコメディってこんな感じでしたっけ。もう少し洒落た笑いの印象でしたが。もっとも邦画喜劇だって山田洋次から河崎実までいろいろですものね。レッテル貼りはいけません。笑えれば何だってOKであります。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-08-23 20:15:44)
2.  聖地X 《ネタバレ》 
ポスター等のビジュアルイメージからガチなオカルト系ホラーを予想していた為、主要登場人物の死者数ゼロに少々肩透かしを食らいました。伝記、神話、民俗学、諸星大二郎系統とでも呼びましょうか。場所に由来する怪奇現象、いや奇跡に翻弄される人々のお話でした。一般的な死に対する恐怖ではなく、人智及ばぬ事象に対する畏れ。これもまたホラーには違いありませんが。 舞台は韓国。何故日本ではなかったのでしょう。それは日本国内にあのような場所は無いからです。勿論韓国にだって無いでしょうが、私は(日本人は)それを確認していません。そういう意味では、アメリカでもイギリスでもドイツでもいいのですが、韓国というチョイスがベストだった気がします。知っているようで知らないお隣さん。心が通じ合わないお隣さん。理解不能な聖地くらいあっても不思議じゃない気がしませんか。きっと日本国内で設定するなら離島になるのでしょうかね。海を渡れば別世界。離島住まいの私が言うのも自虐っぽいですけども。 それにしてもあの場所は凄い。まさに奇跡の土地。奇跡が起きるルールに気付いた主人公は大したものですが、全く悪用する気が無いことに驚き。私などすぐ金儲けに走るでしょうが、主人公は遺産で金に困っていないんでしたね。もっとも力を悪用するような輩には神様?からのお仕置きがあるのでしょう。ホラーともコメディとも付かぬ不思議な感覚のドラマでしたが、これはこれで面白かったと思います。珍味というやつです。 登場人物の中では緒形直人さんの味わいが抜群でした。如何にも怪しげながら、キーパーソンでも何でもないという。胡散臭いったらありゃしない。こんな空気感を出せる俳優さんは他に居ないのでは。かってトレンディドラマで主役を張っていた時より何倍も魅力的です。もっと重宝されていい役者さんだと思います。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-01-29 12:24:09)
3.  聖女/Mad Sister 《ネタバレ》 
(シュワちゃん主演の『コマンドー』のネタバレを含みます。未見の方はどうぞ名作『コマンドー』をご覧になってから、本文をお読みください)  本作の類似作品に『コマンドー』を挙げたいと思います。ご存じA・シュワルツェネッガー主演の大人気アクション映画。娘を拉致された主人公は、僅かな手がかりを頼りに敵のアジトを探り当て、武装集団を相手に単身大暴れします。主役をマッチョからお姉さんに、娘を妹に替えれば本作の出来上がり。ただしテイストは真逆でした。韓国製サスペンスはバッドエンドがデフォルトですが、それにしてもこれでOKなの?という感じ。何が気に入らないって『リアリティ』の扱いに一貫性が無いことです。例えば『コマンドー』にリアリティなど微塵もありません。娘の居場所の手掛かりは都合よく繋がりますし、最終的に一人で武装小隊を壊滅させます。あり得ないバカさ加減。でもバカが一貫しているので何の問題もありません。そういうルールのエンタメだから。ところが本作では、妹を探す過程は『コマンドー』以上にトントン進むのに、最後になって妙なリアリティを発揮します。バカでもシリアスでも構いませんが、ノリには統一性を持たせてください。また、カタルシスが無いのも問題です。感情の赴くまま行動する主人公に対して、普段ルールに縛られて生きている私たちは『憧れ』や『爽快感』を感じるもの。でもそれは目的達成が大前提です。目的が達成しなければ、どんな大活躍も『徒労』に変わります。骨折り損のくたびれ儲けは、実生活だけで十分です。救出劇の体裁になどせず、純粋に復讐劇の方がすっきりした気がします。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-09-16 01:27:28)
4.  全員死刑 《ネタバレ》 
クレジットを観る限り、初監督作品だそう。で、実話を元にしたフィクションとのこと。評論家でもなければ知識も無い映画素人の目には、手振れが酷くて観にくいとか、アングルが凝ってて気に障る等の不具合はなく、映像面では問題が無いように感じられました。物語の方は実話ベースのバイオレンス映画ですから、基本的に注文を寄せ付けない仕立てと言えましょう。倫理は不問。無茶苦茶な展開も、実話と言われれば黙るしかありません。妙に殺人シーンにリアリティがありましたが、殺人経験が無いので本当にリアルかどうかは知りません。もっとも「死刑」が主人公一家に当てはまるのは流石に嘘だろうとは思いましたが(日本は加害者に優しい国なので)本当に死刑判決が出たのですね。これは驚き。テーマは「(誤った方向での)家族の絆」と推測しますが、そもそもママンや連れ子である兄と主人公に血縁関係がないことから、いささか焦点がぼやける印象です。主人公がシャブ中という点も、事件の本質をずらす不要な設定でした(でも実話なら仕方ないですよね。だから実話ものって厄介)。私にとっては、ドラマとして観るべき部分は無く、不快な展開を延々と見せつけられただけ。残念ながら得無しです。最後に一つだけ、どうしても言いたいのはラストカットの台詞のこと。あれは監督の「照れ隠し」と受け取りましたが、馬鹿をやっている方が「馬鹿だって知ってますから」と言うのは禁じ手と考えます。その台詞は、物語に最後まで付き合った観客にだけ“言う権利”がある気がしますが。
[インターネット(邦画)] 3点(2020-06-15 21:22:38)
5.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 
この設定、普通なら主人公は双子でしょう。それを7つ子でやろうとした”チャレンジ精神“にまずは拍手を贈りたいです。よくぞ『常識』や『リアリティ』の壁を乗り越えたものだと感心します。勿論、無茶した分ツッコミに対する耐性はゼロ。物語的には”あり得ない“のオンパレードです。人口分配法のオチにしたって初めから分かっていたこと。しかしです!エンターテイメントで一番大切なのはリアリティにあらず。そうワクワク感。魅力的な嘘の力でお話に引き込めれば何の問題ありません。7人の主人公がガチに、アッサリ、死にまくる展開に痺れました。“主人公は死なない”お約束が通用しない恐ろしい世界。でも本来はそれが当たり前なのに。普段は考えないようにしているだけの話です。エンタメで楽しんでいたはずなのに、不意にシビアな現実を突きつけられて震えると。なかなかやってくれますなあ。7人がそれぞれ個性豊かな人格を有しているのが素晴らしいです。パブリックな人格や人生を共有していても、命の重さが7分の1に目減りなどしません。主人公が死ぬ度に、私もまた命を奪われました(これは本作と同じく主人公が死にまくるトムクルーズ主演の某作や、クローン祭りのバイオ4とは全く別物の感覚であります)。リアリティを排除したエンタメだからこそ響くリアリティ。これぞ正しい娯楽作品の在り方に違いありません。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-05 18:28:40)(良:1票)
6.  セーラー服と機関銃 -卒業-
『セーラー服と機関銃-卒業-』とかけまして『腕のいい大工』と解く。その心は・・・かんな使いが上手いでしょう。
[DVD(邦画)] 7点(2019-03-30 21:04:52)(笑:1票)
7.  聖ゾンビ女学院 《ネタバレ》 
「アイドルちゃんを使って映画を一本やっつけちゃいましょう。ホラーならイケるっしょ。固定客のいるゾンビものなら鉄板じゃない」そんな安直なノリで製作されたのでは?と勝手に妄想してしまうほど、アイドルホラーは日々増産されています。既視感強め。残念ながら安普請がデフォルトです。本作についても“尺稼ぎ”と思しきかったるい描写の数々を目の当たりにすると、前述の推理もあながち間違っていない気がします。ただ、2転3転する展開や、正統派の青春成長物語のファクターもあり、全体印象は悪くありません。それに一人場違いな熱血演技をみせつける亜沙美嬢の存在感は、相変わらず格別であります。ゾンビ映画の切り口として新しい発想がありますので、ゾンビ映画マニアの方は押さえておいていいかもしれません。(以下余談)庁務員のおじさんが「かもめんたる」の「う大」さん演じるヤバ目のキャラに雰囲気がそっくり。いつ豹変するかと変なところでドキドキしてしましました。ちなみに俳優さんのお名前は「ワニ完才」さんだそうです。採点は(いつもの)亜沙美嬢加点込みで、6点とさせてください。
[DVD(邦画)] 6点(2018-04-25 18:58:43)
8.  聖獣警察2 警視庁性犯罪特捜10課<OV> 《ネタバレ》 
前作の尺が74分であったのに対し、続編となる本作は91分。随分とやる気が感じられるなと。いや、小籔千豊言うところの「イキってる」(調子にのってる)という感じでしょうか。良くいえば『羊たちの沈黙』オマージュの猟奇(性)犯罪もの。率直に言うなら『ケイゾク』風“思わせぶり”映画。いずれにせよ、あまり脚本に凝らなくてもいい気がします。というのも、ナオミ、同僚刑事、野生女、課長、情報屋と、キャラクターが際立っており、ナオミを中心とした絡みで結構面白いのです。ハードな性犯罪描写は単純に胸糞悪く、コミカルテイストとの相性が良いとは思えません。できれば長所を伸ばす方向でお願いしたいです。私は密かに続編を期待しております。
[DVD(邦画)] 5点(2017-02-20 19:29:44)
9.  聖獣警察 警視庁性犯罪特捜10課<OV> 《ネタバレ》 
主演の亜紗美目当てで鑑賞。ザ・オリジナルビデオの“何から何まで”低予算・低品質なドラマの中で、一人異次元の存在感を放つ“二の腕の太さ半端ないプニプニ微美女”。3Aで25本は打っていそうな堂々たるスラッガーの佇まいです。やはり亜沙美はモノが違うなと再確認しました。日本映画界はこの逸材を猛プッシュすべきでしょう。今のままで最高なので、間違ってもライザップになど入会しないように。
[DVD(邦画)] 5点(2017-02-20 19:29:11)
10.  Seventh Code 《ネタバレ》 
簡単に解ける拘束紐、目的地も知れない自動車を走って追跡、初めから知っている各種暗証番号、屈強な男を体術で組み伏せる華奢な女の子。リアリティ無視の“嘘”ばかりが目につきます。聞けば本作は『seventh code』という楽曲のPVとのこと。なるほど、物語としての整合性は不問なワケです。ただ監督脚本は、当代きっての難解ミステリー上手、黒沢清。額面通りに受け取るのは勿体ない話。深読みする価値はありでしょう。ということで、私なりの解釈を試みてみます。冒頭に挙げた数々の不条理は、『妄想』あるいは『夢』の様相を呈しています。全ては主人公(前田敦子)の『心の中の出来事』と捉えるのが自然かと。見知らぬ土地(ウラジオストック)に、一人の男を追ってきた女。あれ?このシチュエーションって、芸能界に飛び込んだ前田敦子の姿と重ならないでしょうか。鈴木亮平=秋元康。スーツ姿や髪型も同じです(おっと、それ以外は言わない約束)。前田が身を寄せたレストラン=AKB48。夢を追って出ていく者あり、一発勝負に出て討ち死にする者あり。メンバーの姿?あるいは前田自身の葛藤?でしょうか。やっとの思いで手に入れた起爆装置は、総選挙の勲章センターポジション。そう、踏み潰して、前に進むのです。与謝野晶子の歌『旅に立つ』。そして衝撃の(あるいは身も蓋も無い)結末。メタファーと呼ぶにはあまりにも女優・前田敦子の現実が目に浮かぶ生々しさがありました。実に面白いです。黒沢清節満載の本格サスペンス。こんな贅沢なPV、観たことありません。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-10-29 21:56:34)
11.  ゼブラーマン
自分が持っている三池監督のイメージは、マンガ雑誌で言うと『漫画ゴ○ク』です。野暮ったい。泥臭い。アクの強い劇画的な魅力とでも言いましょうか。もちろんこれは褒め言葉です。無味無臭で、毒にも薬にもならない監督よりはずっといいでしょう。ただ個人的には正直苦手です。本作も三池節炸裂の1作。でも好感度は今までのどの作品よりも高かったです。やはり脚本が良いのでしょうか。正義のヒーローに憧れる冴えない中年男。その彼が本物のヒーローに変わって行く様は、大好きな『サボテンブラザーズ』を彷彿とさせます。それに主演の哀川が素晴らしいです。この役に惚れているのが伝わってきます。彼が理想とするであろう“本当にカッコイイ大人”を好演していました。自分も仮面ライダーやウルトラマンで育った世代。そしてお父さんでもあります。主人公の悲哀に感じるものがありました。ただし、残念なことにツマラナイのです。テンポが合わないとしか言いようがありません。気持ち的にはもう少し高い点数を付けたいのですが、コレくらいで勘弁してください。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-01 20:14:53)
12.  Zアイランド 《ネタバレ》 
芸人出身の映画監督は、基本的にアリだと思っています。漫才・コントの制作スキルは、映画制作にも通用すると。現に北野監督は“世界の”キタノですし、松本人志や内村光良作品も私の趣向に合うものです。そこで品川監督。嫌な予感から今まで“食わず嫌い”で敬遠してきたのですが、地元ロケ作品ゆえついに鑑賞することに。しかし残念なことに悪い直感は当たっていたようです。物語中盤までのテンポの悪さは如何ともし難いものでした。思うに、品川監督の“芸人”としての顔が、悪い方面で発揮されていたような。きっとサービス精神が旺盛なのでしょう。観客を沢山楽しませたいと。だからイチイチしつこい。でも、コレって、不味い飯屋の大盛りと同じで、サービスであってサービスに非ず、なワケです。無駄な説明や表現に尺を取られて、必要な状況説明が抜け落ちては意味がありません。例えば、ゼニ島の広さってどれくらいでしょう。本土からの距離は?閉鎖性や隔離性を煽ってこそ、離島を舞台に選んだ価値があるというもの。それに物語の組み立ても腑に落ちません。序盤に張った伏線を、忘れた頃に回収するのが爽快なのでしょう?ところが鶴見辰吾親子の「タイムカプセル」エピソードなど、追想と現在進行形のお話を直結させる無粋な配列。観客の記憶力はハト並みではありません。思わず「へたくそか!」とツッコんでしまいました。前半もたついた分、後半はスピード感が増し随分観易くなったものの、その分大切にしたい一つ一つのエピソードが簡易に処理されてしまい、消化不良な印象を受けました。「元カノ撃てるわけねえじゃんかよ!」なんて品川流センチメンタリズムは彼の芸風同様鼻に付くもので、喩えるなら「品川定食・大盛り・鬼マヨネーズがけ」みたいな映画かなあと。普通盛りにして、マヨネーズを控えてくれたら、品川定食、もとい品川映画、アリだと思うのですが。地元ロケ感謝補正で、ちょっぴりオマケの6点です。
[DVD(邦画)] 6点(2015-12-10 00:29:16)
13.  聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY 《ネタバレ》 
長編を短時間でまとめるなど土台無理な話…と言ってしまえば身も蓋も無いですが、やはり原作既知であることが前提となっている脚本は頂けません。“ブロンズ<<<絶対的な実力差<<<シルバー<<<越えられぬ壁<<<ゴールド”の強固なヒエラルキーを打ち破る過程にオリジナル『聖闘士星矢』最大の魅力があったと考えますが、完全にスルー。アテナを救うための時間的制約を有耶無耶にしてしまったのも勿体無い話だと思いました。バトルシーンの表現については観るべき部分はあったものの、『聖闘士星矢』である必要性は無かったと思います。なお、当方お目当てのあーりんは、良くも悪くも、それ以上でも以下でもなく、あーりんでございました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-25 19:28:00)
14.  赤々煉恋 《ネタバレ》 
常道であれば大オチ用に残しておくはずの“実は主人公は死んでいました”を、早々に明かしたのは、他に隠し玉があったからなのですね。これは素直に上手いと思いました。その仕掛けを踏まえたキャスティングもお見事だったと思います。ただ、このネタを成立させるために“お母さんの容姿の変化”という重要なファクターを犠牲にしたのは勿体ない話だと思いました。自殺は自分自身だけでなく、残された家族の人生をも奪う愚かな行為。その主張に説得力を持たせるためには、お母さんの容姿に劇的な変化が必要です。秋本奈緒美が相も変わらず“お美しい”のでは、彼女の人生が奪われた事実が伝わってきません。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-23 22:57:04)
15.  青春☆金属バット 《ネタバレ》 
脚本は洗練されているとは言い難く、どのキャラクターも褒められません。主人公は金属バットを振り回して強盗を働き、アル中女の傍若無人ぶりは酷いものです。そんな2人が海まで行って、花火をやって楽しかった?「なんじゃそりゃ」な内容です。でも描かれている心の動きには、リアリティがありました。行動は支持できなくても、感じるものがありました。「青春」という言葉を辞書で引くと、「夢や希望に満ち活力に溢れる若い時代を人生の春にたとえたもの」とあります。若さはエネルギー。夢に対してムキになれます。それは直進する力。イメージ的には将棋の香車でしょうか。上手く機能したときの威力は絶大です。壁をぶち破る力を秘めています。でも頭に歩を打たれただけで、身動きが取れなくなることもあります。主人公も警官もアル中女もこの状態と言えましょう。金縛り。もちろん誰もこのままでいいなんて思っていません。でもどうにもなりません。否応もなしに、過ぎてゆく貴重な時間。だから焦るのです。警官は「どうだっていいよ」と自分を誤魔化し、男は闇雲にバットを振り続け、女は酒に逃げるという構図。行為の違いこそあれ皆同じです。不器用なんだと思います。そして根が真面目だから、こうなってしまうのだとも思います。迷惑な奴らだとは思いつつも憎めないのはこのため。3人の出会いと再会は、視点を変える良いチャンスでした。滅茶苦茶だけど、とりあえず動き出しました。動けば視界が開けてくるはずです。次の一手を思いつくのは、そんなに先のことじゃない気がしました。だって、彼らの青春はまだ終わっていないのですもの。それにしても、坂井真紀のダメ女ぶりは素晴らしかったです。マイナーな声がたまりません。巨乳ならぬ虚乳に、女優魂をみました。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-30 12:46:52)
16.  千と千尋の神隠し
自分の場合、宮崎作品に対しては、カリオストロの城やコナンに代表されるような「理屈抜きの面白さ」「破天荒なアクション」を求めてしまいます。その点からすると、本作はあまり該当しません。では面白くないかというとそういう訳でもありません。現代っ子の成長物語としてはよく出来ていると思います。また、最近の宮崎駿作品に決まって出てくる子供狙いのカワイイキャラがいない点は好印象です。あえて言うならカオナシかな(笑)。ただ、どうしても判らないのは、この作品が記録的大ヒットとなった点です。現代人が求めている「何か」が本当にそこにあったのでしょうか?ちょっと怖い気もします。(2014年12月追記)何言っているんでしょうね自分(汗)こんなに素晴らしい子の成長物語もないでしょうに。コナンやルパンのようにずば抜けた身体能力もなく、パズーのような強靭な精神力も持たない“普通の少女”が、困難を乗り越えていく部分に価値があるのに。繰り返しますが、何の取り柄もなさそうな(でもちゃんとある)、何処にでもいる女の子が主人公だから良いのです。千尋の武器はさしずめ“素直さ”ですかね。3人の娘の父となった今、全く観方が変わった作品です。点数も大幅アップしておきます。
[映画館(邦画)] 9点(2014-12-07 08:56:45)(良:2票)
17.  009 RE:CYBORG 《ネタバレ》 
(ネタバレあります。未見の方はご注意ください) いきなりですが、私なりの解釈は以下のとおりです。 人間は進化の過程で脳内に神を創り上げた(=宗教)。それは種の繁栄のために都合が良かったから。世界各地で多発した爆破テロは、各人の脳内にいる神からの指令によるもの。繁栄を極めた人類の次なる選択は、自らの種のリセットでした。エピローグ“水面を歩ける世界”は命尽きる寸前のジョーの内面世界。それは人類のネクストステージ。あるいは、もっとポピュラーに“天国”と言い換えてもOK。月面の天使の化石は宇宙空間で果てた009でした。以上です。宗教や哲学の視点を盛り込んだ興味深いテーマで、所謂“難解映画”に違いはないでしょうが、散りばめられたヒントや伏線を掻き集め、真相を手繰り寄せる愉しみはありません。単純に004が劇中で披露した天使の化石関係の仮説(という名の講釈)を整理すれば、自ずと答え(らしきもの)が出る仕組み。残念ながらミステリーとしての面白味はありません。アニメーションの技術的な善し悪しについては、正直分かりません。空中降下~音速超え加速装置の描写は興奮しましたが、アクションで目を惹いたのはこれくらい。能面のようなキャラクターデザインで喜怒哀楽を封印しサイボーグの機械的側面を強調する一方、003と009の生々しいキスシーンで人間部分の心情も表現。上手いとは思いますが、感情移入したくなる魅力的なキャラは見当たらず。アニメに採点が甘くなる傾向がある私ですが、今回は例外ケースのようです。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-15 18:58:21)(良:1票)
18.  聖☆おにいさん
星野源、森山未來の声優起用が文字通りの神キャスト(笑)。あの空気感は本業声優さんではむしろ出せないのではないかと。某ジブリ映画など素人俳優声優に辟易とする事が多かったので、正直感心しました。あとスジャータが仏教用語だと初めて知りました。ひとつ賢くなれました。有難うございます。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-02-12 19:39:01)
19.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
宇宙空間の等速直線運動はまるで“運命”の暗示。己が意思とは関係なく、無慈悲に、ひたすら、流されていく。娘を失った主人公の人生も、おそらく同じだったのでしょう。そんな彼女が必死に生きようと足掻く姿は実に感動的でした。大気圏突入の際の彼女の言葉が印象的です。「誰も悪くない」一生懸命やった結果が成功だろうと失敗だろうと、それはもう仕方のない事。それこそ運命です。しかし、諦めて受け入れる結末と、努力して手に入れる結末とでは、同じ結果でも値打ちが違います。邦題には内容を分かり易くする為に“ゼロ”が付いていますが、原題は単に“GRAVITY”です。そう本作は重力の意味を問う映画でした。ラストシーン。覚束ない足で大地を踏みしめる主人公。彼女は重力に“囚われている”とも言えますし、“守られている”とも言えます。同じものでも、捉え方次第で、その姿を変えるのです。オーソドックスなソリッド・シチュエーション、パニック映画の体裁ですが、多くの示唆が含まれている良作だったと思います。映像技術の評価は二の次で。ただ、もし続編が出来て『キャスト・アウェイ』みたいな話だったら、大笑いしますが。
[映画館(吹替)] 8点(2013-12-24 18:34:44)(良:2票)
20.  絶叫学級 《ネタバレ》 
いじめ・イジメ・苛め・虐めのオンパレード。オカルト要素よりも、現実世界のいじめの方が余程恐ろしいと感じました。そう、オカルトホラーの皮を被っていますが、本作の本質は、生きている人間の醜さを描く事にあったと考えます。いじめ被害者が加害者に。無限に続く負の連鎖。心が痛くなりました。そして正直怖かったです。他人事とは思えませんでした。ホラージャンルの映画で“怖い”と感じるのは正しいのでしょうが、こういう恐怖を求めていなかったので少々戸惑ってしまいました。いじめの内容はド派手なもの中心(実際にやったら即停学レベル)で、本物のいじめっ子が参考に出来るような、巧妙かつ陰湿な手口が見当らなかったのは救いでしょうか。サプライズ演出も子供騙し、失礼、マンガチックでしたし、踏み込んだ描写も少な目です。全体的にリアリティは低めに抑えられていたと感じます。胸糞悪いストーリーなので、リアリティの排除はエンタメ的には正解かと。幽霊がいてもいなくても成立しましたし、そもそもほとんど絶叫もしていないという、微妙なオカルトホラー映画でありました。川口春奈は流石に可愛かったです。それだけは間違いなく。
[DVD(邦画)] 5点(2013-12-12 19:54:16)
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