1. 千と千尋の神隠し
ふと改めて観たくなり、DVDにて観賞。初めて観たときにはストーリーとこの映画の訴えることともに???だったが、その後のジブリ作品でさらなる退屈と「なんじゃこりゃ?」状態をこれでもかと味わっていたためか、今回案外すんなりと受け入れられた。物語のターニングポイントは、銭婆に契約の印鑑を返しに行くと自分で決意したところ。それまでは「働かせてください。」と言ったところでそれはハクの入れ知恵によるものであり、純粋に自分の意志で伝えたものではない。そう、この映画は一人の少女が自らの意志で行動していく課程を描いたものであり、そう捉えると実に納得。元の世界に戻った後、千尋がこの世界のことをはたして覚えているかどうかが興味深いところ。 [DVD(邦画)] 7点(2014-07-31 08:31:48) |