Menu
 > レビュワー
 > みーちゃん さんの口コミ一覧
みーちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 170
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
会場(劇場)で見なくていまだに後悔している出来事が2つあり、PRIDE崩壊後に大晦日に行われた格闘技イベント「やれんのか」と、この映画を映画館で見なかったことがあげられる。それだけ、この映画をTVで見て衝撃的だった。CM付のTV放送でこの感想なのだから、劇場で見てればなおさら感動しただろう。特にスタッフロールで泣きそうになった映画というのは、後にも先にもこれだけだ。 善悪の区別が無いとかわかりにくいとか批判も色々あるが、この映画は「日本の伝統的な神々の雰囲気を体現する」ことに関しては超一級品。だから、そういう世界観や価値観に触れたことない海外には特に評価されたのだろう。 序盤のホラーな感じとその後のお祭り騒ぎは、まさに日本における幽霊や八百万の神の価値観、それにまつわる祭りを体現したものだと思った。善悪の区分けがはっきりしてないのもまさにそれ。「貧乏神と福の神」の話のように、本来ならば歓迎すべき「福の神」が敵役?となってしまってるように、日本の神々の善悪の価値観なんてその時々。妖怪大戦争でもそうだったように、善悪にはっきりわかれるのではなく、お祭り騒ぎを楽しみましょうというのが日本の神々のポジションというイメージなんだろう。カオナシだって、八百万も神がいればこんなやつもいるだろ程度に捉えておけばいいんですよ。近年、ハリウッド映画などで善悪がはっきりしているキリスト教的な考えに基づく物語構成に慣れてしまっていると、違和感を覚えるかもしれないが。ていうかナウシカだってそんな単純な話じゃないぞ?あれも相当説教くさいし。 もう全編この映画の持つ雰囲気が心地よく、特に電車に乗る辺りからは祭りの終わった後の片づけ中のやりきった感にも似たなんとも言えない空気感が好きである。そして最後のスタッフロール。主題歌と背景が、祭りの撤去後の会場にも似た寂しさがあり、このスタッフロールは個人的に最高のツボだ。ジブリ映画は必ずどこかにハッとするいいシーンがあるが、もうこの映画はスタッフロールまでそういうシーンのオンパレードである。 打投極全てが完璧のラピュタと違い、一芸に秀でた感じのある映画ではあるが、個人的にはラピュタとこれが宮崎駿の2大傑作かと思ってる。
[地上波(邦画)] 10点(2014-11-27 11:25:40)(良:2票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS