1. ゼロ・ダーク・サーティ
《ネタバレ》 予告編は見ないで映画館に足を運んだ方が良いです。ぜひ。 アクション映画ではなく、インタビュー調査に基づいた真実に近いドキュメンタリー映画。その内容は濃く、章立ても巧みで、あっという間の158分でした。 10年という時間の中で、調査が停滞する序盤、急展開する中盤、最後の決断までのじれったさが、映画の中でもシーンの長さでうまく表現されていました。後から、女性監督だったというのを知って頷けました。 ポスターで使われているヒロインの写真が良いです。シールズに全てを託してCIAとしてたった1人基地に残る場面ですが、その表情に10年間のすべてが詰まっているように思えます。 ラスト、好待遇を受けながらも末席に着席する主人公が印象に残ります。パンフレットの中央見開きのページに、その搭乗直前の写真が大きく取り上げられています。 切ない映画でした。。 [試写会(字幕)] 8点(2013-02-24 10:20:22) |