1. ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ
《ネタバレ》 何が素晴らしいって、この邦題のタイトルのセンス。 マックスも相当なもんだが、デス・ゾンビって、ゾンビはそもそも死んでるんじゃないのか。 …なんて常人に言われることは百も承知で付けたに違いない。 しかし、常軌を逸しているのはタイトルだけではない。 我々のゾンビ映画に対する悪しき定義とか枠組みは、それがいかにステレオタイプでくだらないものかをまざまざと感じさせてくれる。 単にB級、の一言でカテゴライズできない、カルト的要素を持った映画。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-13 23:01:09) |
2. ソルト
《ネタバレ》 いや、面白いよ。 アンジェリーナ・ジョリーにアクションやらせて心躍らないわけないもの。 今回はトゥームレイダーとは一味違う、現実的な立ち回り。さすがキレてんなあ。 黒髪に染めた時の目つきなんて、もう完全にアサシンだもんね。 でもね、完全なミス・キャストでしょ。 リーヴ・シュライバーが出て来た時点で、こいつが悪役だなってわかっちゃうじゃんか。 しかも冒頭シーンに奴は出てくるんだよ。 リーヴ・シュライバーじゃなかったら、最後まで読めなかったのになあ。 そこまではロシア人の徹底ぶりに戦慄してたんだけどなあ。 やっぱりお前か! が残念だが、自分がケリをつけるってボロボロになりながら啖呵を切るアンジーに加点。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-22 20:17:58) |
3. その女諜報員 アレックス
のっけから息もつかせぬ展開。 ほぼ二日くらいの時間設定で、隙間なくアクションを盛り込む徹底ぶり。 宿敵もキャラクターが立っていてそれなりに憎たらしい。 そしてキュリレンコのサービスカットも満載。 アクション映画としては及第点。難点は終着点が分かりづらいこと。 今時のアクション映画って、背後に黒幕が!とか、世界的な陰謀が!みたいなものを求められてる気がして不憫。 シンプルで最後にスカッとしたら文句ないんだけどなあ。 ただ、「その女 アレックス」という本と紛らわしい日本版タイトルはやめてもらいたい。 本の方は衝撃の面白さなんだけどなあ。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-24 09:53:32) |
4. ゾンビランド:ダブルタップ
遊び心満載。 撮ってる方も楽しかっただろうなあ。 ゾンビが苦手な人でも多分許容範囲なゾンビたち。 だって面白いもん。 しかし、しかしだよ。 半分はエマとアビゲイルを観に行ったようなものなのに。 確かにリトル・ミス・サンシャインの頃からその片鱗はあったけど。 なぜだ、なぜなんだ。 なぜなんだ、アビゲイル… [映画館(字幕)] 9点(2019-12-03 01:26:51)(笑:2票) |
5. ゾンビーワールドへようこそ
《ネタバレ》 いや、意外な面白さ。 ゾンビ映画はたくさん観たけど、終末観ゼロでこんなに楽しく観られる映画はそうそうない。 日記を探しに行ったのに、すっかりそれを忘れさせてしまう危機感のない展開も最高。 トランポリンで時々顔を出すゾンビもかなりツボだった。 ちゃんと作ってあるけど、B級感満載の娯楽映画。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-04-01 22:34:58)(良:2票) |
6. それでも、愛してる
《ネタバレ》 自分の周囲は嘘に溢れていて、奪われたものを取り戻すためには全てをぶち壊すことが必要だとすると。 ウォルターにとっては、ビーバーを腕につけた後の世界であり、ノラにとっては、優等生としての自分だったのかな。 腕を切り落としたウォルターを支えたのは家族だし、ノラのつらい記憶を受け止めたのはポーターだけだった。 その人の全てに耐え、受けとめること。 それが人を愛するということなのだとすると、この妙な邦題もまあありかも。 それにしてもジョディ・フォスターの青い瞳のなんと美しいことか。 凛とした所作の中に見せる、ふとした柔らかい表情がたまらなく魅力的。 エンドクレジットで監督と知り、だからちょっと抑え気味だったのかとちょっと納得。 [DVD(字幕)] 7点(2018-08-13 00:25:30) |