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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  SONNY ソニー
良くも悪くもアメリカ映画のこれが限界かな?というところを知り尽くしたニコラス・ケイジならではのセンスが溢れてます。82年という微妙にレトロな時代設定もオイシい。最大のインパクトはやはりジェームズ・フランコとミーナ・スヴァーリの恐ろしいほどの存在感で、若さに似合わず見せてくれる深い表情には末恐ろしさを感じました。ハリー・ディーン・スタントンやブレンダ・バッカロのポジションも絶妙ですし、圧倒的に配役勝負の作品だと思いますがこれだけやれば充分でしょう。欲を言うならラストのBGMだけちょっと違うんじゃないかという気がしました。題材からルイ・マルの「プリティ・ベビー」を思い出してしまうのはどうしようもなく仕方のないことですが、ミーナ・スヴァーリのお人形ちっくな無表情さと底知れぬ絶望感、この世界から抜け出そうともがく若者の葛藤など、ほとんどオマージュと言って良いほど強い影響を受けていると感じました。だからこそ母親役がスーザン・サランドンではなかったんだろうと思いますけど、むしろサランドンをかつぎ出して来ちゃっていたらとんでもない茶番劇に落ち着いていた可能性大ですね。「プリティ・ベビー」が好きな方はたぶん気に入ると思います。わたしは好きです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-22 10:41:45)
2.  ソウ
素直にめっちゃ面白かったです。『セブン』だ『CUBE』だという宣伝文句に却って身構えてしまい、この手の宣伝文句ではまず大したことはなかろう、と予告編ではそれほど期待してなかったんですけど、何しろ配給がLION'S GATEなわけで・・・これは微妙ですよね。登場人物2人の密室劇を想像してましたが、かなり掟破りのカットバック大乱用、これは新しかった。一見だらだらとまとまりのない回想談に見えて個々のモチーフがそれぞれに緊張感溢れるホラーの手法で撮られているのでいちいち緊張できましたし、それぞれにメリハリがありました。パズルに特化した奥行きもな~んにもない作品ですが、何にもない上にパズルにもなってない作品が山のようにあることを思えば、これは頭一つ抜きん出ていると思います。「オマエ、なんで○○せんのや~」と内心叫んでしまうツッコミどころはそれなりにありますが、パズルのためには必要な展開なのでやむなし。この図太いワタシが思わず目を覆ってしまうショックシーンあり、ズシン!と客席が揺れる仰天シーンあり、少々行き過ぎたきらいはありますが、今どきやるならココまでやらないと。というわけで大判振る舞いの10点です。どうも私の10点は乱発しすぎて値打ちが下がっているように思いますが、少なくともポスト『セブン』を宣言したあまたの作品の中ではこれまでに一番面白コワかったです。まあそもそも私はパズルとしての『セブン』は1ミリも評価していないので(笑)そういう意味ではこっちの方が上じゃないですか。ありがちな映画でないことだけは確かです。久しぶりにいいものを見ました。
10点(2004-11-01 01:41:50)(良:1票)
3.  ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
やっぱり歴史に残る作品ってそれなりに凄いモノがあるんですよね。小さい頃にTVで吹替え版を見たっきりで、3部作のどれがどれかもよくわからなくなってたんですが、「ドーン・オブ・ザ・デッド」を機会に見直しました。背景に横たわる絶妙なテンションと、遊びを遊びとしてとことん遊び倒した作り手の姿勢は率直に言って素敵だと思います。こういう絵が撮りたい、こういうシーンが撮りたい、こんなストーリーがいい、ただ怖いだけじゃなくて世の中を俯瞰で見下ろすシュールな視線で撮りたい、「こんなに撮りたいんだから、お客さんも喜んでくれるに違いない」という突き抜けた熱意を感じる作品だと思います。この時代のホラーが私は大変好きですが、ホラーが最もホラーのためのホラーだったし、作り手がホラーをナメてない。お客もシビアに、真剣にホラーを楽しめた時代でした。回顧趣味的になってしまいますが、何につけても度を超した真剣さと、真剣すぎる遊び心というのは爽快さを生み出すものです。死者と生者を分かつもの、その深遠なテーマをとことん遊びながら、最後に呼びかけて来るものは、たとえどれだけ絶望的な状況にあろうとも決して「生」を諦めない人間たちの逞しさです。実はそれこそが、生きていることの証でもあるわけですが。ホラー映画はやっぱり、真剣に見なければわかりません。 (ああ悔しい。100番踏みそこないました。)
10点(2004-08-04 01:02:33)
4.  ソフィーの選択
いろんな意味で衝撃的な内容でしたし、メリル・ストリープの暑苦しさが良い意味で発揮された適役だったと思います。ホロコーストについてはこういうふうに定期的に人々に思い出させる必要性も実際にあると思うので、そういう意味での存在意義もあります。母親として、人間として究極の選択を迫られた時のソフィの態度に、非常に深く考えさせられるものを残しました。私は賞取りクイーンのメリル・ストリープが実は大っキライなのですが、そういう私情を差し置いてもこの作品での彼女の仕事は高く評価せざるを得ません。彼女というより役が良かったんだよ、と自分に思い込ませようとしても、だったら誰が演じてもオスカーが獲れたのか?と考えたらやっぱり他の人ではあれだけの演技が出来たかどうかわかりませんので。好き、嫌いは別にして、やっぱり時代が認めるだけの実力はある人なんだと思います。この映画もまた、決して楽しい映画ではないし心暖まるものでも、幸せな気分になれるものでも全然ないですが、人生を少しだけ豊かに過ごして行くために、一度は観ておいて決して損のない作品だと思います。人生は選択の連続ですが、この作品を一度観ておくと、一見ささやかな我々の人生が、いかにつまらない選択で溢れているかを痛感させられたりします。そして辛い、しんどいと言いながら普通に生きている我々が、いかに幸福であるかを思い知らされる映画でもあります。だからこの映画は私にとって、イヤな映画ではあるけれどもやっぱり観ておくべき映画です。たまにはこういう映画もないと。
8点(2003-12-20 15:33:14)
5.  そして誰もいなくなった(1974)
もう誰も知らない人がいないくらい有名なミステリを映画化しようと思ったところに既に無理がありましたよね。私も原作はクリスティの作品としてはかなり上位に挙げたい方ですが、この映画はちょっと・・・観たことを忘れたい・・・というかこちらのサイトで「映画大辞典」を眺めていて久しぶりに思い出しました。キャストは豪華ですが「ナイル殺人事件」とあまりにも近すぎて、なんか続編でも見せられているような気がします。あとは景色がステキとか、衣装がステキとか、ステキな要素はいっぱいあるんですが、どうしてもこれがミステリじゃなきゃいけないような理由が強く感じられませんでした。観光映画として雰囲気だけ楽しむという方法はあるかも。
4点(2003-12-20 15:22:05)
6.  続・激突!/カージャック
実は私、スピルバーグの作品の中ではこれが一番好きです。脱獄犯とその妻が繰り広げる明るい泥沼騒ぎ。大した話ではないと思うのですが、独特のスピード感で最後まで突っ走っちゃうところは上手いです。ゴールディ・ホーンのひたむきな目が最後まで印象的な映画でした。続編でも何でもないのに「続・激突!」にされてしまったところがこの作品の最大の不幸だったと思います。単品で余計な先入観ナシに見ればちゃんとそれなりに完成度の高い作品だと思うのですが、「激突!」の意外性と「ジョーズ」の衝撃性に挟まれた感じで観てしまうと、なんかフツーの他愛もない作品、というイメージに落ち着いてしまっても仕方がないかなあ、と。でもどう考えても絶望的な二人の逃避行に、ストーリー運びのスピード感だけで引っ張られてしまう演出の手腕はやっぱり凄かったと思います。個人的には非常に好きな作品です。
9点(2003-12-20 15:18:04)(良:1票)
7.  ソープディッシュ
アルトマンの「ザ・プレイヤー」をすご~く小粒にした感じですね。地味ながら器用な役者さんたちを集めていて、さりげなく地味豪華な映画だったと思います。さらっと気負わずに観て、楽しい気分を味わえるライト・コメディという感じかな。ロバート・ダウニーJr.はやっぱり上手いと思います。同世代では1、2を争う逸材だと思うのに、あいかわらずプライベートでコケっぱなしなのが痛いです。早く帰って来~い。
7点(2003-12-20 15:10:30)
8.  双生児
徹底して俗世間を排し、閉じた世界を作り上げた塚本晋也の才能に脱帽。その独特の世界に違和感なく馴染んだ本木雅弘も大物ぶりに磨きをかけている。こういう映画を作れる才能が、日本からも出て来るようになったんだなあ、とある種の感銘を受けた作品。こういう作品は、少しでも売らんかな精神がこぼれ出ると何もかもブチコワシになってしまいがちだが、揺るがぬテンションで最後まで突っ走り抜いた気合いが見事。ウソっぽさも、徹底して貫けば芸術になる。この監督が出て来て初めて、日本映画もここまで来たかという感じがした。完璧。
10点(2003-12-06 02:19:35)(良:1票)
9.  ソラリス 《ネタバレ》 
しんみり雰囲気に浸るにはもってこいの映画ではないでしょうか。ちょっと雰囲気が「ガタカ」とかあのへんに近いですね。青が強くて、音が少ない。ジョージ・クルーニーなのにすごくヨーロッパっぽくていい感じの映画でした。「すげー!」と大騒ぎするほどではないですが、淡々と好きなタイプの作品でした。ナターシャ・マケルホーンは素晴らしいと思います。ストーリーはシンプルだし、ちゃんとSFにもミステリーにもなっているし、長すぎないし短すぎない。若い方向けではないと思いますが、よく出来ています。全体に、バランスの良さが、さすがソダーバーグという感じでした。
7点(2003-11-22 02:03:28)
0121.86%
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