1. ソラリス
珍しいSFと恋愛をテーマにした映画。G・クルーニがSF映画には合わないんではないかと観る前は感じていたが、心理学者という役柄が雰囲気に合っていた事もあり自然に受け入れられた。ストーリーは宇宙ステーションでの閉鎖的な場所が主な舞台なため「動」が無くひたすら「静」が続いている印象を受けた。そのため前半から中盤にかけては睡眠薬の様に眠気を誘われるが、終盤にかけては主人公であるクリスの現実をとるか、また非現実的だが妻との生活を望むかの選択に鑑賞している自分まで考えさせられた。テンポ良く進むのは好印象だが、ソラリスの存在価値みたいなものを、もう少し提示してほしかった。 5点(2004-02-06 23:25:03) |