1. ソロモンの偽証 前篇・事件
まだ導入なんで結論はでないけど、導入という役割は十分果たしている。緊張感もある。藤野涼子石井杏奈の演技は期待に応えている。生徒の演技はさておくとして、他のベテラン俳優は安定している。ただ、後編があること考えると尺がながいかなあ。90分くらいでまとめて欲しかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-09-27 11:24:05) |
2. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 中学生の裁判ごっごになったのが残念。学園ドラマ風になっちゃったなあ。判事が特に。前編の演出で期待度が上がってしまったんで、ちょっと謎解きとしてはかなり拍子抜けした。もっと「おお!」という結末を期待している自分がいたのに気付く。原作本には読者を引き付ける魅力あったのかなあ。一番印象に残ったのは、石井杏奈が目撃者は松子ちゃんと言ったシーン、そしてそれに涙する藤野涼子とぐっと耐える塚地夫妻の絵。いろんな出来事を取り入れたものの、それらが伏線となることはなくて、単体の事象になっていたのは残念。でもそれに関わる大人たちには個々に人生模様があった。宮部みゆき原作とでかでかと出ていたけど、この作品はストーリーより演技演出に目が行ってしまった。藤野涼子は今後非常に期待できる。永作さんは八月の蝉つながりだっただろうけどこの作では活きていなかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-09-27 11:20:57) |
3. 卒業(1967)
《ネタバレ》 いにしえの純文学小説を読むかのような直球演出でガツンとくる作品だった。冒頭で誰からももてはやされることろから、最後には忌み嫌われる主人公への落差。この二人にどんな将来が待っているのか、バスで去るラストシーンで感慨にふけってしまった。 [地上波(吹替)] 7点(2014-09-13 18:43:24) |
4. 続・猿の惑星
《ネタバレ》 ああ、地球なくなっちゃった。一気にストーリー進めちゃったなあ。今後続編がどんどんでてくると分かっていたのなら、いきなり終末にすることはせずにじっくりストーリー膨らませたんだろうけどね。で、しょぼい結末。核兵器を神と崇める、ここには風刺はあったんだろうけど、社会風刺をしたいばかりに無理やり核に結び付けちゃったのでトンデモ結末にしちゃった。ミュータントも全く強引だし。時代だったのかなあ。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-09 12:29:45) |
5. ソルト
《ネタバレ》 カッコいいねえ、アンジー!彼女の歯をむき出しにする格闘シーンの絵のファンなんです。ちょっと、長年の訓練やマインドコントロールの割に、あっさり改心しちゃうとこが物足りないけど。事務配転希望とかのフリはあったけど。アンジーのためのアンジー頼みの映画かなと思ったけど設定とかもよいし結構緊迫感だしてた。でもシュワちゃん主演の映画と同じ匂いがしたなあ。最後、川にざぶんもボーン風。 [DVD(吹替)] 6点(2011-10-10 14:05:43) |
6. ソーシャル・ネットワーク
フェイスブック万歳の作品かと思ったけど、意外と人間模様濃くて面白かった。ショーンパーカーの軽薄な人格演技が面白さに添える。主演の融通効かなそうな演技も良かったねえ。なんかフェイスブックに親しみ感じちゃった。なんとか兄弟が起業していたとしたら、ちょっとむかつくかあぁだし、たぶん成功は無理だったと思ったけどね。のっけからデヴィトフィンチャーらしい絵作り、飽きさせないテンポの良い流れ。完結とは言えない余韻のある作り。良い作品でした。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-10-06 18:15:01)(良:1票) |
7. ソウ ザ・ファイナル 3D
《ネタバレ》 もはやゲームの意義がなくなって、ただの残酷な殺人描写グロ描写のためになってる。ゴードン先生ネタはあらかさまな伏線が張ってあったんで、ネタにさえならず。自分にあるソウに対する決着つけたくて観賞したけど、改めて観ることもなかったかな。今となって思い返すとジグソウ自体には思想もあって、映画史に残る良いキャラクターだったけど、あとの人たちはグダグダ感は禁じ得ない。 傑作の1が存在して、あとはもはやアナザーストーリー。面白そうなネタ回をお好みに観賞を。2,3だけで十分とは思うけど。このシリーズ90分でまとめてくれているのは、制作者の身の程わきまえた態度。 [DVD(吹替)] 5点(2011-05-14 12:44:28) |
8. ゾディアック(2007)
《ネタバレ》 日本人としてゾディアック事件に対する思い入れが無いためにさほど感慨が湧かないなあ。日本人における3億円事件みたいな位置づけなのかな。アメリカにとっては。デヴィットフィンチャーらしい映像もサスペンスに対して十分好ましいし、終盤も緊迫感もある。が少し尺が長い。実話をベースのために筆跡などの同じネタが繰り返されてるし、ちょっとややこしいし、結末もエンターテイメントとしては盛り上げにかけることは否めない。演者の演技は良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2011-05-02 18:18:56) |
9. その土曜日、7時58分
《ネタバレ》 どつぼにズルズルはまっていく映画。悲劇的喜劇的な結末ありそうだなあと思ったらあっさり終わった。大きなサプライズとか伏線、大ネタもなくドキュメンタリーみたいに流れていく。 演者たちはさすがの好演。07年制作でありながらいい意味での古さを感じさせる。批判じゃないんだけど、よくこの邦題つけたなと。 [DVD(吹替)] 5点(2011-03-09 19:15:14)(良:1票) |
10. ソウ6
とっ始めは悪趣味すぎ。全体としては、懲らしめられて当然の奴らがやられてるんでざまあ見ろ感も有り。でも今回は一段とぬるいなあ。緊張感とかが無い。なんか前作の箱なんかの伏線回収のために、また続けることだけのために制作されてるようにも。ハングマンとか水戸黄門みたいになってきたな。 でもまあ娯楽としては失望作品ほどじゃない。最終作があるなら、こっちがビックリするくらい絡み合った糸を解くような鮮やかな締めを御願いしたいな。ジグソウの極東の国では病気をする前に云々のセリフは日本に住んでてよかったあ実感したな。 [DVD(吹替)] 5点(2010-12-22 16:01:41) |
11. ソウ5
《ネタバレ》 うん、これでもう縁切り。興味はあるけどこれ以上つき合わされるのもどうかなあという感じ。マニアにはこたえたれない作品になったかもしれないけど、ライトな観賞者には厳しいつくりの作品になってしまった気がする。バトルロワイヤルさせて実はというおちもどうなんだかだし。ラスト、ゲームオーバーのせりふもなくて肩透かし。でも、まあソウシリーズ、楽しめましたよ。ありがとう、は残しておきたいし、1は傑作だったと過去形での評価も残しておきたい。 [DVD(吹替)] 4点(2009-12-20 14:00:39) |
12. ソウ4
少しシンプルさが無くなってきて、製作のための製作のようにみえてきたのはマイナス。なんかこじ付け感も強いし。頭が足りないのと外国人の顔覚えが悪いんで人間関係もおさえるのが苦手なんでトリックの理解が難しいです。1からどんどん面白みが減っていくのは残念です。むしろ、謎を残したまま1で締め、外伝の形で2からを凝縮して1本でまとめて終わらせてば伝説的な素晴らしい作品になったような気がします。ここまできたんで5もいきますが。 [DVD(吹替)] 4点(2009-12-19 17:03:06) |
13. ソウ3
《ネタバレ》 とって付けたように後付でシリーズを重ねてくるんじゃなくて、用意周到にはじめから企画されたシリーズと言うことなんですね。なんか製作者の罠、まるでこっちまでジグソウの罠に嵌められているような気が。観ていても、これは伏線では?と、警戒しながら観るようにも。今回に関しては単体で開始完結では評価はできないし、面白いかどうかの判断も無理、過去作のまとめ次回作のブリッジですね。メインエピソード的にはイマイチ。むしろアマンダのSAW1での出番の方が興味深かった気がする。SAW1外伝の感も。自分の中のソウに対するテンションも落ちてきた気が。 [DVD(吹替)] 6点(2009-12-12 12:18:27) |
14. ソウ2
《ネタバレ》 謎解きはとても面白かったです。ラスト20分からの盛り上がり、あの場所にたどり着いた時の驚きとか、前作をもふくめた伏線とかもたくさん効きまくっていて感心するばかりです。ただ、前作であまりに雰囲気に慣らされていたため新鮮さには欠けたのは否めない。出来を言っているのではなく。クライマックスにたどり着くまでの演出が少し冗長なのも感じる。前作の全編通じたピンと張り詰めた空気感には及ばないのは確か。とにかく伏線ですね。今回は。 [DVD(吹替)] 7点(2009-12-11 19:08:27) |
15. ソウ
なかなかサスペンスだったけど、少し残酷な描写多くて個人的には苦手。しかし、緊張感は作品通して凄く、恐怖感あおる演出も良くて満足できる。生にこだわるテーマ性もしっかりしている。点は少し辛くしてある。7点を付けたが8点には相当している。がこれは個人の趣味。 その後レビュー118さんの感想拝見。そこで118さん紹介の「ソウ」の完全解読 http://www.kabasawa.jp/curry/saw/saw.htm のサイト拝見。そこでおのれの観賞の浅さを痛感。そして、この映画の完成度に恐れ入った。疑問は氷解、細かな伏線演出は素晴らしいと言わざるを得ない。10点作品といって良い。でもどうしてもCUBUやセブンよりは個人的には落ちると思うので相対評価プラスこれまた個人の趣味で8点に変更 [DVD(吹替)] 8点(2009-12-06 19:09:54) |
16. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 日本の法廷物としてとてもよくできていると思う。法廷物は冗長がちに なるけど緊張感が続いて時間が短く感じられたのは見事。 官側が脚色されているように思わされるのが、逆に残念。 こんな検察ないだろうと思えるけど、もしかしたら本当にリアルに演出されている のかもしれないけど。 満員電車だけは絶対に避けよう思った。日本アカデミーには十分相当してると 思う。 [地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 00:08:25) |