2. ソーシャル・ネットワーク
アメリカという国には、常識を覆すアイディアを持つ者と、それを受け入れるおおらかさがある。いったん新しいものとして受け入れられてしまえば、どこまででも飛んで行ける。 このパワーを持つ者、日本に居たら常識とか規則が重しになって、長くは飛べないだろう。飛び立つことさえできないかもしれない。 この映画の主人公も大学でいくつかの規則違反をする。しかしそれをとがめない校長の判断で彼は、彼個人の人格はともかく、世界を変えた人間になった。 日本だったらどうだろう。融通の利かない官僚的な機構によってこの種の若者はきっと必要のない挫折を味わうだろう。 時たま聞く国会答弁に私はうんざりしている。揚げ足取りの連続に聞こえるからだ。 雑多のことは置いておいて、結果を考えず一歩前にジャンプしてみる。この小さな飛躍が日本から世界へ飛び立つきっかけになるのかもしれない。 [映画館(字幕)] 9点(2011-03-08 11:49:46) |