1. ウィスキー
この3人の役者の演技に脱帽!特に女優の細かい表情がいい! 動かないカメラで同じカット割で平坦な日常を見せるもころが凄くいい。 特に二つ目のスィッチを押したところで階段を上っていく、というところまで 毎日が同じタイミング、ってのが、若い監督なのによくこういう演出ができるなあ。 偽装結婚のはずが次第に愛が芽生えてハッピーエンド!ってな感じの ハリウッド的なノリを一切排除しているのが心憎い。リアルでいい映画です。 [映画館(字幕)] 8点(2005-05-15 18:04:08) |
2. 海猫
《ネタバレ》 俺はいやだよ・・・。こんな不可解な行動ばかりとって感情移入できない 登場人物ばかりの映画を見つづけるのは。俺はいやだよ。 薫の弟なんか特に気持ち悪くてむかつく。なんなの、あいつ。 身投げしたときは普通車から飛び出してくるだろう、あんな車の中で クラクションならしてる場合じゃねえって、騒音おばさんかっての。 大体冒頭の婚約破棄からしてなんだか唐突で理不尽だし。失語症 になった意味はあったのか、とか全てが理解できん。佐藤浩市だけ なんだかまあ典型的だけど理解可能かな。 せめてもっとエロで楽しませてくれれば救われるのだが。がっかり。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-05-15 17:46:23) |
3. ヴィレッジ(2004)
一般的にいうシャマランのイメージは”こけおどし”または”どんでん返し”とかなんだけど、実は非常にオーソドックスというか伝統的な構図やら色彩やらを非常に重要視している監督だなあ。映画らしい映画を撮れる監督だと思う。今回もある意味予告編からすると”肩透かし”を食らった人もいるかもしれないし、得意のどんでん返しも”猿の惑星”やらで語り尽くされた、定番でもある。しかしながらそういった先入観を取り払って見れば非常にストレートなラブストーリーであるし、構図、色彩にこだわった演出もいよいよ風格が出てきた。これまでの作品がとりあえず冷蔵庫にあった素材(過去のB級映画ネタ)で一流の腕でちょいと料理してみました、という腕ならし的な映画であったならば、これからは本腰いれるぜ、的な予感もさせる作品に仕上がっていたように思う。”シックスセンス”、”アンブレイカブル”は色彩にこだわり、”サイン”はひたすら構図にこだわり、今回は構図プラス色彩と来た。次回はその腕を一流の素材で思う存分発揮してほしいものだ。 8点(2004-09-23 22:33:45) |
4. ウェイキング・ライフ
あの”恋人までの距離”の二人が出ているのはうれしかったな。唐突にいろんな人生観や夢、意識について話す人が次々に出てきてなんだか混乱するけど、少しずつルールみたいなものも見せてくれてリズムがわかると乗れる。アニメにすると登場人物の動作ひとつひとつがとても面白く感じるのに気づいた。新鮮。 8点(2004-01-19 23:23:59) |
5. 運命の女(2002)
エイドリアン・ラインの妄想ズリネタを見事に映像化。またはフランス書院の小説をハリウッドで作るとこうなる。実にこの監督らしい映画ね。ねちっこい描写とダイアン・レインのエロさが見もの。しかし、自分ではエッチな下着とか靴とか新調して不倫相手には家にあったあんなしょぼいものプレゼントして。なんか買ってやれよ。 6点(2004-01-05 23:38:43) |
6. ウォーターボーイズ
”フル・モンティ”みたいな映画だが、遠く及ばず。頭に火がついた、とか、イルカを人工呼吸だー、とかそんなギャグで笑えるかっつーの。そういう笑えないエピソード羅列に我慢に我慢を重ねてようやくラストのシンクロの演技で楽しませてくれる、という映画だなあ。前半の人物紹介からセンスが無い。ラストがダメでも冒頭がいい映画の方が僕は好き。 4点(2002-09-04 00:05:48) |