1. 雨月物語
10年以上前にDVDを借りて観たときも宮川一夫らしい映像だな、という以外何も残らなかった。 今回、甲斐荘楠音展を観て、甲斐荘楠音がアカデミー賞の衣装デザインでノミネートされていたということを知り、興味を持って再鑑賞。そうすると宮川一夫もそうだが甲斐荘楠音もいい仕事しているんだなあ、と初めて気が付かされた。 また、その気づきのおかげで、この時代の日本の俳優の所作がものすごく丁寧で美しいことにも気が付かされた。 とはいえ、やはり凡作は凡作としか感じられなかった。 私程度の感性の持ち主は、よほど色々な視点を獲得してからでないと、この映画を評することはできないのだと理解した。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-10-12 20:13:57) |