1. 雨月物語
10年以上前にDVDを借りて観たときも宮川一夫らしい映像だな、という以外何も残らなかった。 今回、甲斐荘楠音展を観て、甲斐荘楠音がアカデミー賞の衣装デザインでノミネートされていたということを知り、興味を持って再鑑賞。そうすると宮川一夫もそうだが甲斐荘楠音もいい仕事しているんだなあ、と初めて気が付かされた。 また、その気づきのおかげで、この時代の日本の俳優の所作がものすごく丁寧で美しいことにも気が付かされた。 とはいえ、やはり凡作は凡作としか感じられなかった。 私程度の感性の持ち主は、よほど色々な視点を獲得してからでないと、この映画を評することはできないのだと理解した。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-08-13 11:04:16) |
2. 麗しのサブリナ
浅いんだけど、ちゃんと恋愛にリアリティがある。こういうもんだよね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-13 16:40:29) |
3. 浮草
当時の価値観や身分感がぴんとこないので感情移入困難。この人の映画は、画はきれいなんだが、役者がものすごくへたくそに見えるのが難。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-02 12:27:45) |
4. うたかたの戀(1936)
90分にこういうものを詰め込めるんだよなあ。こういう恋愛観が、今の時代の人の心をとらえるかどうかは別だが。 [レーザーディスク(字幕)] 7点(2013-12-18 10:08:39) |
5. うず潮(1975)
案外ストーリーがあって、面白かったが、もう少し設定を生かせるんじゃないかと思った。カトリーヌ・ドヌーブの良さも、そこそこ出ていた。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-11 21:05:19) |
6. 海をみる
人物がよく描けすぎていると思う。それだけに、結末が予想できてしまうので、サスペンスとしては難がある。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 00:10:59) |
7. ウォーリー
人間じゃないからこそ、思い入れられた。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-01 12:30:50) |
8. 運命の逆転
最初はなかなか盛り上がるのだが、ストーリー上のあいまいさと、明白さが、区別つかないうちに、終わってしまって、製作者が意図せぬあいまいさの湖に沈んでしまった。こういうタイプの映画は、もう少し、説明的なほうがありがたい。それにしても、オスカーとっている演技に言うまでもないことだが、ジェレミー・アイアンズはうまいなあ。 ところで、この映画のタイトルは「富の裏側」と「運の反転」をかけているのであって、「運命の逆転」って訳すと、なにがなんだかわらかないのでは? [DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 11:13:11) |
9. 噂の女
《ネタバレ》 もう少し、「男」に、救いが欲しい。筋道が立ちすぎているのと、現代的には、タイトルと音楽が理解しがたい点が、ポイントを下げる。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-15 10:11:42) |
10. 浮雲(1955)
冨岡に感情移入してしまう自分が、ものすごくものすごく嫌になる。 [DVD(邦画)] 6点(2006-09-21 18:20:21) |
11. ヴァージン・フライト
けちはつけたくないが、感動したとも言いにくい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-23 20:21:55) |
12. ウィズ・ユー
結末をなんとかすれば、もっとなんとかなった。ケビンベーコンの演技は、決して褒められない。アイアムサムには負けているが、アイアムサムよりは優れたところも多いにもかかわらず、残念。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-12 11:23:42) |
13. 運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した<TVM>
ベストセラーの原作に忠実でいながら、うまく料理している。ただし、ドナルド・フランシス博士が実際には30代後半ににもかかわらず、20代にしか見えない俳優を起用し、同様にビル・クラウスは30代半ばにもかかわらず50歳代にしかみえない俳優を起用したのが、全くもって解せない。ガエタン・デュガが化学療法でスキンヘッドにしていたのを、ふさふさの髪にしている程度は脚色として許されると思うが…。さらに、この邦題は、何が言いたいのだろう?いつが「運命の瞬間」なの? 6点(2005-01-05 14:51:25) |
14. ヴィタール
タイトルは、ベルグソンの『エラン・ヴィタール』からとったようだが、ベルグソンを囓ったことがあると、かえって戸惑う。語感が良いから、つけただけにしか見えない。また、人体解剖という素材の掘り下げをあの程度に止めるのであれば、思わせぶりな表現はかえって陳腐である。設定にリアリティが欠けている点が散見され、低予算の中での苦労が忍ばれる(被害の最終転嫁者は、観客であるが)。柄本奈美の演技は悪くないと思いましたが。 [映画館(邦画)] 3点(2004-12-23 14:24:43) |
15. 裏窓(1954)
足を折って自宅静養していると、グレースケリーがMontrachetをもって来てくれるのがこの映画の全てである、というと言い過ぎか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-10-25 13:46:10) |
16. ウエスト・サイド物語(1961)
バースタインは嫌いな私だが、これだけは好きなのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2004-10-25 11:03:56) |
17. 海の上のピアニスト
ニューシネマパラダイス(劇場版)でやめておいて、伝説の監督になれば良かったのに。 4点(2004-10-24 18:10:26) |
18. 海と毒薬
もっと人間の内面を描いた方が、訴えるものが大きかったと思う。この映画だと、単に「社会派」とか「反戦映画」と評価するしかない。原作が切り込めなかった部分に切り込む気迫は感じられない。◆奥田瑛二は、遠藤周作=熊井三部作のいずれにも出ていますが、少なくとも、これは下手です。自分が演ずる人間の内面理解に至ってないんじゃないかと拝察します。田村高廣がうまいですね。なぜ、岡田真澄をあんな役で使ったのだろうか、映画が台無しになっている。 5点(2004-02-12 10:27:32) |