1. 海を飛ぶ夢
「自殺」というと、「何とかして止めたい」とか、減らして行かねば」と考える人が多いと思う。でもそれはあくまで「自殺」とは無関係な立場の人の考え方であって、本気で自殺を考えている人からすれば、「死んだ方が楽なのに、どうしてこれ以上苦しい方へ引き留めようとするのか」と言う意見の人がほとんどだろう。この映画は、形はちがえど、そのように「死」に対してどちらかといえば肯定的な考えをもつ人の意見寄りにつくられたものであると思う。理解できない人は理解できないんだろうな。でも一つだけ言えるのは、主人公は元から「死にたい」という強い願望があったわけじゃなく、ただ「生」に対する執着心がなかったと言うこと。だから家族や社会とのずれがあったのだと思う。難しいテーマだけど、深く考えさせられました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-14 23:22:29) |
2. うしろの正面だあれ
私も小学校の頃授業で見て、とても勉強になった記憶があります。ほたるの墓ほど悲惨ではなく、主人公も彼女の家庭も全く普通。ですが、その普通さを通して、反戦への思いがひしひしと伝わってくる映画です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-08 21:42:38) |
3. ウェディング・プランナー
のめりこまないでちゃんと映画の世界と現実を切り離して考えられる人、コメディを見たい人なら見てもいいかもしれないけれど、はっきり言っておすすめできません。こんな恋愛をして幸せになれるわけない。プランナーの掟を破ったことで、本編のあとのメアリーと周りの人との関係はぎくしゃくするだろうし、恋人とも長くは続かないと思います。でも単に見てるには面白かったので、5点献上。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-01 21:58:47) |
4. ヴィタール
《ネタバレ》 っしゃ、一番乗り!!この監督の映画は始めてみましたが、とても深い作品だと思いました。最初に何回も煙の出てる煙突が出てくるシーンがあるんですけど、おそらくこれはさいごに凌子さんが火葬されると言うことを暗示しているんじゃないかと思います。残念なのは、浅野さん以外の出演者の演技が余りにも下手なこと。もっとプロを選べばいいのにと思ってしまいました。主題歌は、coccoがこの作品の台本を読んだ後に、この曲ならばと推薦したものらしいですが、本当にぴったりでした。 5点(2004-12-13 01:33:12) |
5. 海辺の家
よかったんだけど、いまいち心に響かない。不必要な場面が多かった気がするからかな・・・ 7点(2004-12-13 01:10:51) |
6. 海の上のピアニスト
おもしろかったけれど、今ひとつドラマ性に欠けてました。残念。 7点(2004-06-27 19:18:25) |
7. ヴァージン・スーサイズ
何が言いたいのかよく分からなかった。10代の心の葛藤を描いたのかもしれないが、それだとなぜ自殺に至ったかの動機があまりに薄すぎる気が。そのあたりは自分で考えてということなんでしょうか。語りの男の子も、姉妹をあこがれの対象としてとらえて、それだけで終わっている感じ。キルスティンはこの頃からかわいかったんですね。 4点(2004-06-24 22:39:44) |