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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1465
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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1.  美しき小さな浜辺 《ネタバレ》 
フランス人って、雨が降っても滅多に傘を差さない国民っていうのは知ってました。降っても霧雨で、濡れてもすぐ乾くから?というのが理由とかなんとか。さてさてこの映画は、全編を通じて霧雨どころか土砂降りに近いような雨模様。それでも主人公たるJ・フィリップ氏は傘を一切差さない。意地?でも全身濡れそぼりながら、小さな浜辺や納屋やらホテルの周辺をひたすら歩き回る。「傘を差す」という行為は男子たる沽券か美学に係わると思っての事なのか、どうなのか。我がニッポン国でも「男の日傘」がこの夏からぐっとポピュラーになった現在、おフランスの傘事情にも、この時代から多少変化はあったんでしょうか?鑑賞中、映画の胆である主人公の過去についての謎ミステリー要素そっちのけで、「フランス人と雨傘」に関することばかり考えておりました。レビュー数1500本弱にして、ジェラール・フィリップ主演映画、初めての鑑賞。思ってたよりもずっと痩身繊細な役者さんでした。「女を抱く」より「女に抱かれる」方がキャラクター的に似合う印象。そういう意味では、同時期にアメリカで活躍したモンゴメリー・クリフトにも通じるような。
[DVD(字幕)] 7点(2024-07-28 21:44:37)
2.  浮草
大映専属だった山本富士子に「彼岸花」(10点)へ出演してもらった返礼として、翌年小津監督が大映に赴き撮った唯一の作品及び唯一の自作リメイク。妖艶になる、あと一歩手前時期の若尾文子がなんとも可愛らしい。いや、京マチ子にせよ野添ひとみにせよ、女優陣みんなそれぞれにいい。大映現代劇特有の、あのねっとりしたカラーが小津監督タッチによって若干浄化されたようなイメージ。小津監督の他社作品「小早川家の秋」(宝塚映画)「宗方姉妹」(新東宝)を観ると、松竹作品全般に感じられる、窮屈な「縛り」みたいなものから、ほんの束の間解放されたかのような自由な空気感を感じます。もちろんその「縛り」が21世紀になっても評価が全く衰えない小津作品の真骨頂だとは思いますが、この作品とか観ちゃうと、息抜き的に他社でこしらえた作品をもっと観たかったなあとも思います。流石に東映とは合わなかっただろうけど。
[DVD(字幕)] 7点(2023-08-26 07:53:34)
3.  ウェディング・バンケット 《ネタバレ》 
うん!ホントに良く出来た映画ですね~、これは。僕は、同監督「ブロークバック・マウンテン」(9点)も高評価していますが、それ以上にこれは良く出来た作品だと思います。まず同じアジア圏の主人公だけあって、より感情移入がしやすかった。人が人を思いやる為についた「優しい嘘」、その嘘をどんどん積み重ねていくたんびに、それぞれの心理の綾が複雑に絡みあって、やがて互いに互いを認め合い心地よいラストシーンへと収束していく・・・。個々のキャラクターも成長も巧みに描かれているし、それぞれの職業も巧く本筋に絡むように設定されて、優れた脚本のお手本のような映画だと思います。最初画面に出てきた時「いかにもゲイ」っぽかったサイモン君、優しすぎでしょ。一見、無機質無感情な主人公が彼に惹かれた理由も何となくわかる。バンケットレストランの支配人さんと主人公の親父さんとの何気ないやり取りとか、サイモン君と親父さんが河を眺めながら語り合うシーンとか、この監督の、一瞬だけ「韻」を踏むような一呼吸入れる演出もいいです。まるで本編に何度か出て来る、部屋に飾った掛け軸の楷書の文字みたいでした。親父さんが実は英語が理解できてたっていうのは読めてましたけど。でもこういうシチュエーションでのカミングアウトって、ゲイにとっては理想形じゃないですか?
[DVD(字幕)] 9点(2018-11-08 22:54:13)
4.  ウォーロード/男たちの誓い 《ネタバレ》 
当初、これどうもとっつきにくい時代背景だな~と思い、映画自体ににノレるかどうかも心配だったんですが全く杞憂でした。細かい歴史関係はあまり関係なく、予想以上にアクション中心で面白かったです。金城武は幾つになっても弟キャラがホント似合いますね。ジェット・リーは「アジア版トム・クルーズ」と称えたいくらい「少林寺」以来ずっと第一線でカラダ張っている息の長いスターですよね。頼もしい限り。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-12 10:29:21)
5.  ウェイクアップ!ネッド
R&Aさんと同じく、この映画自分とは全く肌が合わなかったですね。どこが面白いのかさっぱりわからなかった。確か何年か前に早稲田の名画座で観たような記憶が。イギリスのコメディって、どこか泥臭いところが苦手というか。枯れたじいさんばあさん主演の映画って、結構好きなモノが多いんですが。あ、これはまだそこまで枯れてない方ばかりだったからイマイチだったのかな?魅力あるキャラクターの登場があればまだしも、それもなし。昨日最終日に年末ジャンボ宝くじを購入した際、ついついこの映画の事を思い出しレビューした次第。ああ・・・億万長者444人の中のひとりに一度でもなってみたい・・・(←ぜって~無理・・・)
[映画館(字幕)] 3点(2010-12-25 13:26:11)
6.  裏窓(1954)
1984年のリバイバル公開時、「愛と追憶の日々」と二本立てで鑑賞。当時観た時は鮮やかなテクニカラーの保存状態の良さにとにかく感動、ハリウッドクールビューティーの頂点、グレース・ケリーの魅惑的な美しさと、サラサラ衣擦れの音がしそうな衣装に目が眩みました。ただ何故かやたら字幕が読みずらく、洒落た台詞が満載の脚本の妙味がよく理解できず、後日日曜洋画劇場の吹き替え版にて、改めてその素晴らしさを確認した次第。ヒッチコック=グレース・ケリーコラボ三部作で作品自体の出来としてはこれが一番だと思うんですが、何度も見返したくなるのは、ここでの評価も一番低い「泥棒成金」なんですよね、なぜか自分は。ゴミゴミしたニューヨークのダウンタウンより、陽光のリビエラに惹かれてしまうのは根っからの貧乏性だからかもしれません(汗)それにしても全盛期の頃のヒッチコックって、女優のみならず男優の使い方も上手いっす!「泥棒成金」や「北北西~」の役がJ・スチュアートじゃサマにならないけど、この「動けない」ジェフ役をケイリー・グラントが演ったらヘンだもん。同様に「ダイヤルMを廻せ!」も、レイ・ミランド以外他の役者との互換性がありえない。ともあれ、これは気力充実、映像テクニックも映画作家として円熟期にさしかかった時期の秀作だと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2010-05-20 11:42:17)
7.  浮かれ三度笠
あ~、面白かった面白かった~♪♪・・・一体何だろう・・・、観た後のこの幸福感っていうのは・・・。たとえ映画史には残らない娯楽時代劇とはいえ、こういう作品は本当に貴重だと思います。最近観た新作がどれもイマイチ不発だっただけに、久しぶりに「映画的昂奮」を味わえた事で高得点を付けさせて頂きます。まず大好きなロード・ムービーで、しかもストーリーが面白く脚本もよく練られ、出演スターたちのキャラクターも魅力も頗る生かされている。確信犯的に、時代劇にはあるまじき台詞「ファニーフェイス」だの「蛍光灯」だの「バックシャン」(←後姿のみ美人って意のはず)等を、そこかしこに散りばめたりして遊び心も十分。いや~、笑った、笑った。大映って、役者さんの顔も厚みあるセットも時代劇向きなのに、チャンバラの迫力は何故か他社に負けているような気がするんですが、やっぱりこの映画でもそうでしたね。まあでも、この作品ではそれもご愛嬌という事で(笑)左幸子をこの手の姐御役で使うのも楽しいし、とにかく中村玉緒の浮かれ姫君がメチャメチャ可愛いっす!!さては「志村けんバカ殿」の「バカ姫」役優香はこのキャラをパクッたな!!←違う
[DVD(邦画)] 8点(2010-03-07 10:08:18)
8.  
長い間レビューしようかしまいか迷っていたんですが、思ったまま正直に書きます。この映画、今はなき浅草東宝のオールナイト「山本嘉次郎監督特集」にて、「綴方教室」(8点)「ハワイ・マレー沖海戦」(4点)等と計四本立てで鑑賞しました。私はとりわけ評価の高いこの作品を一番楽しみにしていました。主演した高峰秀子のエッセイ等を読むと、まだ監督デビュー前の黒澤明が演出したシーンも多かったとの由、それも含め期待して。ところがところが・・・東宝という会社はフィルムの管理が極めて杜撰な会社らしく、(成瀬巳喜男監督の遺作「乱れ雲」しかり)私が観た版は、ところどころブツ切りになっていて、常に小雨が画面にぱらついているような劣悪な状態でした。そもそもが東北地方のオハナシ、だだでさえ方言が多く、そういう状態では台詞も聞き取り辛くて、結局訳がわからないうちに映画は終わっていました。かの有名な童謡「めんこい仔馬」も流れなかったような気がします。なんだか狐につままれたような気分で、まだ暗い時間早朝の映画館を出ました。計四本観たうち、これが一番保存状態が悪かったです。戦前の日本映画って戦災等でフィルムすら残っていない名作が多い中、現物を観られただけもめっけもんと考えなければいけないのかもしれませんが・・・。もしDVDが出た際、クリアな画像で鑑賞して評価は改めてしたいと思ってます。映画会社のフィルム管理に抗議の意を込め、一旦はこの点数で。
[映画館(邦画)] 2点(2009-01-11 10:46:38)
9.  うた魂♪ 《ネタバレ》 
ガレッジセールのゴリを高校生役にキャスティングするという暴挙?に出た以上、(←しかも回想シーンでちゃっかり中学生役までやってる!)超ぶっとんだ展開にならなくちゃマズイ映画でしょうこれは。演出が意外に真っ当で、画面がイマイチ弾まないのはどういうわけか?本編中流れる数々の愛唱歌と、キャストの魅力に支えられた一篇。薬師丸ひろ子の何十年かぶりに聞いた、変わらぬ澄んだ歌声には思わず郷愁さえも憶えてしまう始末。大ファンだった頃のココロの古傷がやたらとチクチクうずきまくりです。クライマックスの合唱コンクールで地元一般高校生たちが出てくるけど、実際はああいう地味な子たちの集団なんだろうな~合唱部所属部員なんて(←偏見)・・・と、途中急に夢から醒めて冷静になってみたりなんかする。夏帆みたいなコがいるガッコなら通ってみたかった・・・。彼女は「天然コケッコー」から順調に伸びているようで期待度大。この種のジャンルでは、もう何番目か忘れてしまうほどの「煎じ残し」だけど、素直な作りなので許します。音楽が持つ力っていうのはやっぱりすごいよね。
[試写会(邦画)] 6点(2008-03-10 11:30:46)
10.  牛泥棒 《ネタバレ》 
後にヘンリー・フォンダ自らが製作にあたった、「十二人の怒れる男」の前哨戦みたいな社会派西部劇。タイトル「牛泥棒~七人の黙れる男」。アカデミー作品賞候補になるほどの秀作という世評にもかかわらず、何故か未公開だったいう事で食指をそそられた作品。調べてみたらこの年の作品賞受賞作はあの「カサブランカ」。作品の内容そのものよりも、終戦後これが輸入されなかった裏事情の方に自分は興味を惹かれますね。ろくでもない愚作や珍作は幾らでも公開されていたのに。あくまで推理の範囲内ですが、アメリカ人が誇りとしている多数決優先議会制民主主義にも誤りもあるんだって事を、占領下当時の日本人には伏せておきかたかったんじゃないでしょうかねえ・・・?最後まで観た限りではそんな気がしてなりません。ドンバチ勇壮なウエスタンを期待する人には肩透かし。ラスト、首吊り処刑されたダナ・アンドリュースの手紙を読み上げるフォンダの目を帽子のツバで見えなくしてるのは、彼の滲んだ涙を隠す為のウェルマン監督の粋な演出とお見受けしましたが。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-25 13:57:45)(良:1票)
11.  ウェイトレス おいしい人生のつくりかた 《ネタバレ》 
ヒロインの旦那が車で彼女を迎えにくる時に、クラクションをやたらシツコクガンガン鳴らすんです。「ああ、こういう事する男ってやだよな~」って思った。おそらくヒロインが旦那に嫌悪感を持つ理由のいわば象徴にしたかったようなフシがあるけど、ハテ?あの旦那はデリカシーに著しく欠けてはいるが、そんなに悪い奴なんだろうか?という疑問も湧いてくる。考えてた内容と違って、単なるありきたりなダブル不倫物語になってしまっていたので、その点はちょっと失望。あのイケメン産婦人科医は、片田舎での退屈しのぎにたまたま往診に来たそのうち一番美人なヒロインと遊びたかっただけなんじゃないかと思ったりもしたし。双方にもいまひとつ恋愛に真剣さというか一途さが足りないような気がしました。女性からの目線で観ると評価がまた違ってくるのかな?監督、脚本も務めた女優さん亡くなられたんですね・・・。ちょいとファニー・フェイスで抜けている感じが巧く出ていたのでこれからという時に残念です。
[映画館(字幕)] 5点(2008-01-19 10:53:22)
12.  乳母車
学生時代のほんの一時期、石坂洋次郎の小説にかなりハマッてた時期があり、長編短編問わず有名どころはほとんど制覇しました。石坂文学に登場するヒロイン像にはある一定の傾向があり、基本的に「たおやかで優しいけれど強い自我を持った女性」。昨今、こんな女性を演じられる女優なんて、なかなかいないだろうなって思ってた矢先、たまたまテレビ放映されていたこの作品をぼんやり見ていたら、イメージ通りの女優さんが生き生きとヒロインを演じているではないですか。誰だ、誰だ、この女優さんは?・・・・芦川いづみ!!!ビジュアルといい声といい、正に自分がずっと思い描いていた石坂文学のヒロインそのもの。相手役の、颯爽とした若き日の裕次郎氏も、かなりイイ線いっているとはいえ、やはり芦川いづみには敵わない。原作はホントに短いオハナシですが、イメージをうまく膨らませ文芸映画としても裕次郎ファン御用達スター映画としても、モノクロで地味ながら手堅い作品に仕上げているのは、戦前からの名匠田坂監督の節度ある演出によるもの。日活製作の石坂原作ものは、中期から吉永小百合&浜田光夫純愛コンビの専売特許になってしまった感があるけれど、本当はリメイク「若い人」も「光る海」も芦川主演で観たかった。特に「若い人」江波恵子役は当時の健康優良児的な吉永サンではなんだか座りが悪く、芦川いづみにこそぴったりくる役どころだっただけに残念です。
[地上波(邦画)] 7点(2007-09-01 15:19:14)(良:1票)
13.  美しい夏キリシマ
黒木監督晩年の終戦映画三部作の評価、私見では「紙屋悦子」→「キリシマ」→「父と暮せば」の順です。他の二作品が舞台演劇的な演出なのに対し、この「キリシマ」のみロケーションを最大限に生かした、空間的広がりを持った作品になってます。多感な少年期に終戦を迎えた少年を、柄本ジュニア君が上手く演じてました。やっぱりカエルの子はカエルなんでしょうか?脇を固める役者陣も充実。ラスト行進する占領軍に向かって、「殺せ!殺せ!」と走り続ける横移動の長い長いシーンが、この映画のクライマックス。これら上記の良心的佳作が、都内岩波ホールたった一館のみでの単館ロードショーになってしまうっていうのは、やっぱり今の日本映画興行界の問題点のひとつだと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2007-07-27 11:37:53)
14.  ウィンター・ソング 《ネタバレ》 
僕はこういう大甘ラブストーリーには思いっきり点が甘いです。でもこの映画中身を見るまでは、よもや半ミュージカル形式だとは思ってもみなかったんですけどWう~ん、これはストーリーより、メロドラマの名手、ピーター・チャン監督のツボを心得た流麗な語り口こそを愉しむ映画だと思います。ストーリー中心に観ちゃうと、主役お二人の十年愛のいきさつがあまりに説明不足で、たいして面白くもないので失望するかも。しかも現在進行形の恋物語もさほど切羽つまってない様子でまどろっこしい。まああくまで起承転結のはっきりした形式美に乗っ取った、新橋演舞場で上演してる定番の出し物を絢爛豪華な映像美で楽しませて頂いたって印象です。そういうのを最初から狙ってたとすれば、ストーリーの脆弱さも納得出来ます。金城武のファン層は、すっかり韓流スターに移ってしまったんですかねえ?あんまりこの映画話題にもなってないし・・・。もちろん秀作「ラヴソング」には遠く及ばないものの、何か抗し難い魅力がある佳品だと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-01 14:19:37)
15.  ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
うんうん、これは至極まっとうな仕上がりの伝記映画だと思いますね。好きなシーン、結構有りました。特に刑務所ライブの後、深夜の移動バスの中で寝惚けたジューンにしつっこいくらいに迫りまくるプロポーズシーンが良かったです。ホアキンのトボけた味がうまく生かされてました。多分脚本上の問題だと思うけど、ソリが合わない父親はともかく、主人公が成長してから母親が時たま画面に現れるだけの「ただいるだけのひと」になってしまって、何の性格も与えられていない人物なのが観ていて自分には不可解でした。これは彼のバンドのメンバーについても同じ事が言えるんですが・・・。一番身近にいた人物だけに、もう少し描きこんでもらいたかったかなあ。特に友情なんかも育まれないままただ時が流れていった風にも見えるし。ジョニーみたいな人物と組むなら大なり小なりの軋轢はあったはずだと思うんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2006-07-14 13:21:52)(良:2票)
16.  美しき運命の傷痕 《ネタバレ》 
三姉妹ものというから、てっきりアメリカの「電話で抱きしめて」や「ロンリーハート」日本だと「阿修羅のごとく」みたいな、かしまし女たちの大騒動的お話かと思ったら全然違いました。だって彼女たちが合流して初めて話し合うシーンなんて、ラストのたった10分だけなんですよ、これには意表を衝かれました。ストーリーの鍵となる、オープニングシーンの少女はこの三姉妹のうちの一体誰だったのか?っていう興味を終盤まで引っ張ってくれますが、彼女たちが抱えてる事情そのものはごくありきたり。その単純さをさも意味ありげな重々しい描き方でまとめた、いかにもフランス映画らしい作品。あとひとつ言わせて頂けば、日本語タイトルも大袈裟過ぎやしませんか?長女役エマニュエル・ベアールは相変わらずの童顔なので、大人顔の次女役女優とどっちが長女でどっちが次女なのか、最後まで自分には解かりずらかったです。でもこの手の映画は、女性の方に評価をお任せしたいのが本音W。
[映画館(字幕)] 6点(2006-04-09 10:45:19)
17.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
「マトリックス」というよりは「リベリオン」の世界観に近い映画ですね。自分は後者の方をより高く評価してる人間なので結構楽しめました。殆ど全編出ずっぱり、丸刈り姿まで堂々と披露したナタリー・ポートマンの魅力に支えられた作品だと思います。アラを探せば腑に落ちない点は多々あるんですが(あの監獄は彼女を本心を確認するためだけにわざわざ造ったのか?とか)この種ジャンルの映画オンチの自分には常にその手の疑問符はつきまとうので、麗しのポートマンに免じて総て大目に見ます。でも内容に比してタイトルが原題通りっていうのは酷いです。「ヴェンデッタ」なんて英単語、出る単にも載ってなかったし。日本人で即座に意味を把握出来る人がどれだけいるんでしょうか?わざわざ観客の興味を遠ざけているようにしか思えないんだけどなあ・・・。
[試写会(字幕)] 7点(2006-04-02 11:20:53)
18.  ウォーターボーイズ
○井のコマーシャルとかでスカシまくってる今の玉木宏を見るたびに、こっちのアフロ佐藤君路線に早く戻ってこい!と思ってしまうのは自分だけでしょうか?
[映画館(字幕)] 7点(2006-03-31 16:46:27)(良:1票)
19.  姑獲鳥の夏 《ネタバレ》 
芳山和子(原田知世)「遊びましょっ♪」深町一夫「(棒読みで)芳山くんッ!ウチの温室でそんなコトして遊んじゃ駄目だよ、あああっ、そんなあっ!」・・・芳山君に温室であんな事やそんな事させちゃったらダメ!!
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-02 10:10:37)
20.  宇宙戦争(2005)
何も知らず他の監督作品と思って観たら多分6点は付けたと思います。でもこれが「E・T」や「未知との遭遇」を撮った監督と同一人物なのかって思ってしまったが最後、何か釈然としないものを感じてしまい、画面で繰り広げられる阿鼻叫喚シーンを冷めた想いで観続ける事しか出来ませんでした。 
[映画館(字幕)] 4点(2005-07-15 12:58:32)(良:1票)
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