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Сакурай Тосиоさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 250
性別 男性
自己紹介 サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。
評価はもちろん主観です。
評価基準 各2点ずつで計10点
1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか?
2.視覚的に何かを象徴できているか?
3.プロットの構成は適切か?
4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか?
5.作品のテーマに普遍性はあるか?

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1.  海を飛ぶ夢
尊厳死という題材を扱っていながらこの映画に感じられるのはむしろ人の温かさです。神父には家族の愛情がないからと揶揄されますが、逆に多くの人間から愛情を与えられているからこそラモン(ハビエル・バルデム)は死を選ぶのです。それは追い詰められたというのともまた違う感情でしょう。なぜいつも笑顔なのか?と尋ねられたラモンは他人の助けに頼るしか生きる方法がないと涙を隠す方法を自然と覚えると答えます。彼は他者の愛情を噛みしめているからこそ無理にでも笑顔を返すのでしょう(とはいえ世間の無理解な人間に対するそれは冷笑に近いのでしょうけど)。夜になぜ他の人のように自分の人生に満足できないのかと泣き叫ぶシーンも印象的です。生きる義務とは言い直せば現状を幸福な状態として受け入れなければならないという周囲の要求のことです。現状に満足することさえできれば人は生き続けることができます。それを拒むからこそ人は死を願うのです。
[DVD(字幕)] 8点(2023-06-18 22:55:55)
2.  ヴァレリアン 千の惑星の救世主
色彩豊かな画面で繰り広げられる少年少女の冒険活劇、こんなコテコテのものを一切手を抜かず本気で作っただけでも大したものだと思います。リュック・ベッソンの仕事で一番感心したかもしれません。アバターに真っ向から勝負を挑んだような作品って他にないでしょう?ハリウッドほどの予算や技術がないからってみんな諦めちゃっている。出来不出来はひとまず置いといて各国でアバターを目指したような作品が生まれてもいいはずなんですよ。アバターと比べるとこっちはコミックの感覚をそのまま映像化したような作風を試みていると思います。まあ原作は読んだことがないので憶測でしかないんですけど、アメリカ映画や日本のコミックへの影響を通して間接的には摂取していると思いますのでなんとなくは理解できると思います。テーマは本当に人を愛するとはどういうことなのか?それもほとんど台詞で説明しちゃってるから映画の構成・演出としてはダメダメなんですけどね。でも大事なことはわかりやすく言葉でちゃんと伝える意義もあると思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-04-06 23:29:22)
3.  Winny
こういう実際の事件をベースにした社会性のある作品が作られるのはいいことですし、20代でこれを作れる松本優作監督には将来性を期待できると思います。内容は事件をよく知らない人間にもわかりやすく、社会に背を向けるのではなくポジティブなメッセージを訴えかけるものになっています。役者の演技もいいですし、台詞にユーモアもあり娯楽性もあります。しかし残念ながらいくつか不満点もあり素直に傑作とは言い難い作品です。解説のために無知な女性を配置する必要はなかったでしょう。観客の理解力をもっと信頼するべきですし、いくら2000年代が舞台とはいえこれでは2000年代から進歩していないステレオタイプな人物像しか描けていません。愛知県警のエピソードはWinnyが良い方向に使われる例として必要だったのでしょうが、金子勇側のエピソードとの関連性が弱く浮いた印象を受けてしまいます。論理的・客観的な構成で社会を描くより情緒的・主観的に個人を描く部分が目立つ日本映画の傾向はこの作品にもあてはまります。それゆえに一方を美化して肩入れし過ぎている印象を受けてしまいます。
[映画館(邦画)] 6点(2023-03-25 13:04:57)
4.  運命じゃない人
うーんかわいい小品ではあってもここまで評価が高いのは不思議というか、もう既に役割を終えてしまった映画というか。内田けんじが長年沈黙に近い状態なのは単純にもうこの路線だけで通用する時代ではないからかもしれません。近年脚本が優れていると評価された日本映画としてカメラを止めるな!のような作品と比べても華がなくてとにかく地味な印象を受けます。脚本が良いという評価にも複数の意味合いがあって、伏線回収が上手いとか台詞のセンスがいいとかそういうものだけでなく何より大事なのは人間を深く描けていることだと思います。たとえば初めはあくが強く共感できないと思っていた登場人物が物語の展開の中で段々人間味が感じられるようになっていく、そういう感動はこの映画にはないんです。小市民的世界から逸脱せずとにかく登場人物がみんな大人しく予想外の方向へ向いていくような驚きがないのがつまらないのです。ヤクザの組長すら妙に所帯染みていて…。まあその登場人物の大人しさゆえに反感を抱きにくいことこそがこの映画の人気の秘訣なのかもしれませんが。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-08-08 23:05:56)
5.  宇宙戦争(1953)
二度の大戦の白黒フィルムを映した後に色彩豊かなオープニングクレジットが始まる、ここが一番盛り上がりますね。しかしいざ本編が始まるとやっぱり時代は感じさせられる作りで、SF映画の地位も低かった時代ですからあんまり予算もかけてなさそうです。序盤から当時の平和な日常の描写を見せられるわけですが、これが今ではあまり共感できるものではなく面白くもない。戦闘が始まると面白くなるかというとこれまた人間側は基本平和主義者で敵は非情、油断していると痛い目に会うぞというメッセージなんでしょうがかえって緊張感と現実味に欠ける描写です。終盤核攻撃が通用しなかった後の避難する群衆の描写は屋外での撮影を交えているので映像にリアリティがあり悪くないです、さすがにこの辺りになると絶望感も感じられます。全体的に誰が主人公で何がテーマなのかよくわからない構成です、科学や軍事ものかと思いきやなぜか創造主賛歌に帰着します。後のSF映画への影響はわかります、アメリカ以上に日本の東宝特撮映画への影響が甚大かもしれませんね。写真が映されるだけですが東京タワーの前にエッフェル塔がへし折られていたとは思わぬ発見でした(笑)。円盤と火星人のデザインは素晴らしいです、機械と生物が一体となったような姿はとてもこの時代のセンスとは思えません。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-05-16 22:24:29)
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