1. ダンサー・イン・ザ・ダーク
この映画のテーマは「絶望と希望」で、「親子愛」はストーリーに必然をもたせるためのオマケと感じました。人間の内面世界の自由、盲目でも、限りない絶望の中でも広げる事が出来る空想の世界、それと悲惨な現実とのギャップを他人の突き放した視点で楽しむ?映画と割り切りました。絞首台のシーンでは、セルマの内面で広がっているであろう世界が映し出されず、でも、始めて空想にふける自分を皆の前でさらけ出していて..このシーンが痛々しさを演出するだけの目的以外に何か意図があったように思えるのですが(考え過ぎか?)まぁ、久々にインパクトのある映画でした。感動は出来ませんね、いやーな気分にもなりました、カメラワークも変!、でも傑作だと思います。ミュージカルのとこは満点あげてもいいかな(工場のやつが一番好き)。不愉快なカメラワークでマイナス1点。 9点(2002-01-17 17:17:18) |