1. ダンサー・イン・ザ・ダーク
まあ、感想なんて人それぞれだから多様なものがあっていいと思うけど。セルマというのは矛盾しながらも純粋な愛を貫くわけ。まあ、現実的には必ずそれを妨げる障壁があるわけだけど。手持ちカメラは思いっきりブレまくり、構図も狂ってるし、編集は時間の進行を無視しているのだけど、それはセルマの意識的な世界と重ねているわけ。ミュージカルが観念的なのもそういうこと。この映画はハリウッドがすきな人は嫌いだろうし、ゴダールを見て分かる人間にはわかる。パルムドールだけど、カンヌなんてたいした映画でてないから。はっきりいってカンヌのレベルじゃ、グランプリとれて当たり前。 9点(2001-07-20 23:33:40) |