Menu
 > レビュワー
 > delft-Q さんの口コミ一覧
delft-Qさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 122
性別 男性
自己紹介 自分の感性は、きわめて平凡だと自分でもわかっています。ただ、ほんとうはよくわかっていないのに、「わかった!」「よかった!」というのだけはしないつもりです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
いま日本の社会は、中抜きで格差が拡大しつつある。かつては「一億総中流」といわれたが、「中流」が急速に減少し、「下層」が増大しつつあるという。そうした状況から、この映画は約30年前のアメリカ社会を描いていながらも、私には近未来の日本を暗示するものとして映った。    正義を求める行動に出ているつもりのトラビスの姿は、第三者的には狂気をはらんだものといわざるを得ない(もしかしたら、オウム真理教の連中の内面も、こうしたものであったのか)。それは、暗殺を企図しながらも、麻薬や売春を憎悪する、一見、矛盾する思考ではあるが、トラビスのなかでは筋が通っている。その歪曲を生み出す都市生活の閉塞と孤独。人ごととは言い切れないものが残って不気味に感じてしまう。    ベツィが属する「階層」とトラビスが属する「階層」の差は、ヒューマンな部分では惹かれ合うものがある二人であっても、両者のあいだに埋めようのない溝を見せ付ける。ラストシーン、ベツィが誘ってもトラビスはもう応じないように描いたところに、救いようのない社会の病巣が浮き彫りにされ、やるせないエンディングだった。    いろいろなテーゼを含んでいて、まるで鉄を飲み込んだような見応えがあった。ずっと記憶に残る映画となる気がする、ということで9点也です。
9点(2004-09-19 00:38:41)(良:1票)
2.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 
ヘンな見方かもしれないが、本作でもっとも印象に残ったのは、ボンドが助けを求めてきた敵の愛人、モード・アダムスを殴ったシーンだった。英国紳士を自負し、その伝統と精神を重んじているはずのムーアボンドが、わりと躊躇なく、また、さほどの必然性もなく女性をねじり上げ、ぶん殴ったのには驚いた。DVDの特典映像を見ると、ロジャー・ムーア本人も「このシーンは好きではない」と語っていた。ボンドがこんなふうに女性に暴力を働いたのは、ほかに例がないのではないか?   ロジャー・ムーアは、どう見てもアクションが上手とは思えず、どうしてボンド役に起用されたのかと、いつも不思議に思ってしまう。彼の走り方は、いわゆる“女走り”で(女性のみなさま、スイマセン)、百戦錬磨のスパイのそれとはどうしても思えない。もっともそうであっても、キザでジョーク好きなジェントルマンボンドというカラーを確立したのだから、そういうパーソナリティもありなのだろうとは思うが、それだけに簡単に女性に暴力をふるったところがしっくりこない思いが残った。
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-10 13:34:05)
3.  007/ムーンレイカー 《ネタバレ》 
ハチャメチャすぎて、クオリティが維持できていません。どうも007シリーズは、宇宙とは相性が悪いようで、「ダイヤモンドは永遠に」でも、やはり同様のクオリティ低下が感じられましたから、スタッフはそれを学んでいないということかもしれません(笑)。   フィクションの作品ですから、基本的にどんなストーリーでもかまわないわけですが、かといって、あまりにも現実離れし荒唐無稽な話になっては、もうどっちらけてしまいます。フィクションでも“リアルさ”は不可欠、いや、フィクションだからこそリアルでなければ見れなくなってしまいます。「バックトゥザ・フューチャー」などもディティールに力を注いでいるからこそ、見る側は受け入れ、楽しめるというものです。残念ながら本作では、宇宙が出てきてから、その基本が欠落してました。   ボンドガールの女性博士も印象に残りません。結局、本作ではジョーズの存在が一番効いていたように思いました。が、そのジョーズも簡単に改心しすぎで。
[DVD(字幕)] 4点(2008-06-10 13:05:13)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS