1. ターク182
《ネタバレ》 このテレビ向け邦題からして深刻な政治モノなのかと思いきや、思い切りコメディタッチでズッコケさせてくれます。一般人が権力者を巧妙な手段でおちょくってみせるというありがちな設定ですが、話の筋がこれ一本なので、ストーリーが進むにつれ、いいかげん飽きてきます。妙に耳触りの悪い音楽もオープニングから最後までガチガチに効いていてつまらなさを一層盛りたててくれます。それでもラストの橋のシーンだけは、ちょっといい感じというかジーンときましたね。これがなければ確実に0点をつけていたところです。 [地上波(字幕)] 3点(2009-06-06 22:38:06) |
2. ダブル・トラブル
どうしてもミュージカルじゃなくてプレスリーのPVになってしまいますねえ・・・プレスリーの歌がメインで映画のほうは付け足しという感じです。まあそれもしょうがないと言えばそれまでですが・・・そもそも何故ベルギーなんだろう?ブリュッセルに住んでるはずのジリアンの叔母さんが完全スルーされてるのはなぜ?唯一、ギタリストのジョージーって奴がバナナマンの日村にそっくりていうとこだけが笑えるくらいで、あとはほとんどダメダメでした。よほどのプレスリーファンでないと無理っス。 [地上波(字幕)] 3点(2008-09-03 22:43:06) |
3. 誕生日はもう来ない
ラストのどんでん返しは狙い過ぎて外したって感じですねえ(笑)。あと主役級の生徒が10人いるんだけど、いかにも多過ぎ。何故10人なのか意味分かりません。こういう設定、嫌いじゃないだけにちょっと残念だなあ。なんなんだろなーこのビミューな感じは・・・。 [地上波(字幕)] 4点(2008-08-14 23:09:10) |
4. タワー・オブ・タイタンズ(TVM)
とにかくエンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしい!ある時は、リムスキー=コルサコフの「シエラザード」のように情熱的で激しく、そしてある時は、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」のように崇高なまでに美しく流れるメロディ…。さすが映画音楽の巨匠、感服しました!そしてさらに映画の方はというと、…えーと、…えーと、何だっけ?ああ、そうそう、若貴もビックリの長~い兄弟喧嘩ってことだね。スケールがやたらデカい割には、喧嘩の原因が…チッ!それにしてもモリコーネ、よくこんな仕事引き受けたなあ。どんなにショボい作品でも、一旦引き受けた以上手は抜かない、そのプロ根性にまたしても感服させられたのでした。 [DVD(字幕)] 4点(2007-07-24 22:02:44) |
5. 魂を救え!
決して面白くなくはないのだが、見終わった後に妙なもやもや感が残る。自分のスーツケースに見知らぬ人の首が入っていることが分かった時のマチアスの行動に、まずもやもや…。パーティーって…普通行く?次に、ブライシャーから見ればマチアスは、フランス外務省や情報部門に顔が広いという点で格好の「使者」であるという論理に、もやもや…。何、この超後出しジャンケンの論理。牽強付会も甚だしい。さらに、タレントのカイヤに似た不細工女とのロマンス話とか、何か本筋と関係あるのかなと思わせておいて実は関係がなかった、というパターンに、またしてももやもや…。時間が長いのはそのせいか。どこかを直せば凄い面白い作品になりそうなんだけど、具体的にどこを直せばいいのか、よく分からず、やっぱりもやもや…。かくして真相は霧の彼方へ消えたのであった…。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-26 22:06:32) |
6. 第五福竜丸
《ネタバレ》 何年か前、第五福竜丸の展示館へ行ったことがある(確か新木場あたりだったと思う)。あの時は、問題意識もなく、ただ朽ち果てた船を見ただけで終わってしまったが、この映画を見ることにより、具体的にどのようなことが起こったのかを知ることができた。死の灰を全身に浴びながらの船上作業のシーン。みんな半袖姿、魚にもどんどん降りかかっている。中には死の灰と知らずなめている人も!完全に被曝している。映画とはいえ正視できない。病院はおろか診療室の中にまでどかどか入ってくるマスコミ。被害者なのにほとんど犯罪者扱い。完全に人権無視。あの当時はこんな取材が普通に認められていたんですね。被害者に一言の謝罪もせず、ただじろじろ被害者を見回すだけの米国人医師団。被害者をほとんどモルモット扱い。久保山さんの葬儀での米国代理大使の弔辞は、悪い冗談にしか聞こえなかった。言ってることとやってることが全然違う。 [DVD(邦画)] 9点(2007-01-21 16:58:56)(良:1票) |