2. タクシードライバー(1976)
アメリカン・ニュー・シネマに近い感覚で観ました。勿論ラストを除いてですけど。正直ラストはがっかりしてしまいました。そうか、またタクシードライバーに戻るのか・・・。もちろんそこには成長したトラヴィスの姿を観ることが出来るわけだけど、「あれ、刑務所はもうでてきたの?」っていう疑問が残る。人生に目標がなかった男が狂気に陥り一つの使命感に燃えて立ち上がるというストーリーは共感を覚えるけど、ちょっとヒロイックに描きすぎている気がする。社会に受け入れられないから良いのであって、社会はそういう人を罰する姿勢は崩してはダメでしょう。別にモラリストではないですけどね、僕は。しかし演技力は脱帽もので、銃撃戦のシーンは引き込まれて観てしまいました。 6点(2001-09-10 01:25:32) |