1. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 前作が好きなら見ても損したとは思わないはず。やはり、過去作のジョーカーに負けない別の狂気を演じきったヒース・レジャーが作品の評価点を上げたといっても過言ではない。脇役やBGMも前作と同様に存在感抜群で、これで盛り上がらないわけがない。これで終焉かと思わせるシーンが何度かあるが、そこから二転三転するシナリオも意外性があり良かったと思う。今作のレイチェルはケイティ・ホームズから入れ替わりとなったが、ハムナプトラの3作目での「こんなのエヴリンじゃねぇ」という違和感はあまりない。 スパイダーマンにしろこれにしろ、どうして最近のハリウッド映画ヒロイン像の特徴は、二股思想を持ったりするビッチなのかが理解に苦しむ。その尻軽具合はもはや、戦国時代に活躍した足軽鉄砲隊も真っ青である。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 19:50:55) |
2. 第9地区
《ネタバレ》 エイリアン・ネイションなど非人類との反乱や共存をテーマにした映画はあったが、この映画の味付けはちょっと違う。差別問題への皮肉や投影が込められている。かつてアパルトヘイト制度があった南アフリカが舞台だったり、タイトルの第○地区という呼び名も南アフリカを調べてみると非常に意味深い。 主人公ヴィカスも当初は異星人達を差別する側だったが、クリストファーの痛みを知っていくことで情が湧き、最終的な目的が自己保身から自己犠牲に変わる。差別問題がテーマのひとつであり単純な勧善懲悪で語ることができないため、安易なハッピーエンドに持っていかず余韻を残したシナリオも優秀だった。そして要所で流れる哀愁の漂うBGMがさらに盛り上げる。ヴィカス役:シャールト・コプリーがほとんどアドリブで演じたという迫真の演技は見事、これはぜひ英語音声で一度は見るべき。とにかくSF / アクション / 社会風刺 / コメディ要素など色んなエッセンスを取り入れた欲張りな映画だと思った。 [DVD(字幕)] 10点(2011-05-07 22:35:50) |
3. タイムマシン(2002)
《ネタバレ》 ちょっとした長時間大作。でも当初の恋人を救うといった主人公の目的が、いつの間にやらなくなってしまったという感じ。しかもラストの方は「何だ?何だ?地球滅亡か?」みたいな舞台になります。死ぬ運命にある恋人を救うことが出来ないという、パラレルワールドの概念を無視した序盤は映画に引き込まれた。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-07-19 16:14:24) |
4. ターミネーター4
《ネタバレ》 T3の個人的評価が悪かったため補正がかかったのか、本作はそこまで酷いとは思いませんでした。ただスカイネット側のでっかい変形フライングメカを見たときは「これディセプティコン側のトランスフォーマー?」とか思いましたけどね。シナリオや展開に関しては、Tシリーズが好きなら見ても損はないといえる映画。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 16:06:34) |
5. ターミネーター3
《ネタバレ》 う~~~むう~~~む。最低とまでは言わなくても、CGとクリスタナ・ローケンの迫力で誤魔化してるって感じかなぁ。あとクレア・デーンズの老けっぷりが、アカデミー賞メイクアップ部門をとれそうな気がした。昔の可愛らしいクレアはどこに・・・? [DVD(字幕)] 4点(2010-07-19 16:04:12) |